東日本大震災では、「千年に一度」と言われる大津波が三陸海岸を中心とする港町に甚大な被害をもたらしましたが、一方で、古くから先人の言い伝えに基づき防災教育に取り組んでこられた地域では、教えをしっかり守り行動され多くの命が助かっています。

本市においても、改めて、過去の大災害の歴史に目を向け、地域の方々から当時の話を伺うことにより、災害の特性や防災に関する知恵を学び、今後の防災・減災対策に活かしていきたいとの思いから、信楽の多羅尾老人クラブ壽会の皆さんにご協力をいただき3月4日(月)多羅尾老人憩の家において、『昔の災害を語り合う事業』を開催しました。

昭和28年 多羅尾水害

昭和28年8月14日夜から15日朝まで甲賀市信楽町多羅尾を中心として、信楽町南東の山間部では300mmを超える豪雨となり、多羅尾村(当時)では15日明け方、河川が急速に増水し、随所に「山津波」が起こり、立木もろとも岩石土砂が崩壊し、家屋田畑を埋没あるいは濁流が押し流し、道路は寸断、谷間はそのまま大川となって、避難の余裕すらなく、一瞬のうちに死者44名、全半壊流失戸数が全村の3割という甚大な被害をもたらしました。

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