メニュー表示

メインメニュー

閉じる

令和5年8月3日 市長記者会見

〇あいさつ・情報提供

【市長】

 改めまして、皆さんおはようございます。

 大変お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。

 連日30度を超える大変暑い日が続いております。7月の市内の多くのイベントも取材いただいております。今月も「ござれGO-SHU!」や「杣川夏まつり」などのイベントも予定されておりますので、ぜひ積極的に取材いただければ大変ありがたいと考えております。

 近畿地方も梅雨明けから2週間が過ぎました。今年の夏も熱中症による救急搬送の件数が非常に多く、消防の方にも報告を受けておりますと、今年は昨年を上回るペースで熱中症患者が搬送されており、特に75歳以上の後期高齢者の搬送が多い状況が続いております。

 また局地的な大雨は引き続き心配されますので、最新の気象情報にも十分注意していくとともに、これから迎える本格的な台風シーズンに備え、気を緩めることなく、市民皆様の安心安全のための対応対策を今一度確認し、備えてまいりたいと考えております。

 さてご存知の通り、7月14日に文化庁から令和5年度における日本遺産の総括評価・継続審査の結果が公表をされ、本市の2つの日本遺産である「忍びの里伊賀・甲賀-リアル忍者を求めて-」と、「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきものの産地-」がともに「認定継続」いただくこととなりました。加えまして、忍者の方につきましては、他の地域のモデルとなる重点支援地域に選定いただきました。

 この選定に関しましては、忍者というポテンシャルの高い素材を有し、官民が一体となり、日本遺産を通じた地域の活性化・観光の振興を図るための環境整備に意欲的に取り組み、地域経済の好循環を生み出している点などが高く評価されたものであります。

 今後の具体的な重点取り組みとしましては、3つあります。

 1点目は、日本遺産ストーリーや忍者に関連する文化財・史跡等の地域資源の磨き上げにより、体験型コンテンツや忍びの里への来訪を動機づける広域観光周遊ルートを形成すること。

 2点目は、甲賀市と伊賀市両地域の観光のランドマークとなる忍者を核とした拠点施設整備による観光客の受入施設の充実を図ること。

 3点目は、地域住民の啓発普及を通して、日本遺産認定のまちとして、自分たちの住むまちへの誇りと愛着を育むこと、としております。

 2025年には、大阪・関西万博を見据えた大阪観光局、伊賀市と連携協定による広域連携をはじめ、甲賀市と伊賀市の観光協会で構成する忍びの里伊賀甲賀忍者協議会が軸となり、観光関係者や大学、周辺の自治体など多様な関係者と連携しながら、日本遺産を通じた取り組みによって持続可能な観光地を形成し、更なる地域の活性化を推進してまいります。

 次に本市では、戦争の悲惨さと平和の尊さ、世界平和について考える機会として、本日から市役所1階の展示スペースで「平和を願うパネル展」を開催しております。

 今年度は長崎平和推進協会様からも原爆写真パネルをお借りする予定であり、原爆の悲惨さをよりリアルに感じられる内容となっておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

 加えて、8月20日にはあいこうか市民ホールにおきまして、本市平和祈念戦没者追悼式とあわせまして、初めて広島市より被爆体験伝承者をお招きし、原爆被害や平和への思いなどをお話いただく「広島被爆体験伝承講話会」を開催いたします。

 続きまして、学習支援事業の一環として、「夏休みの学習会」を昨年度に引き続き、8月6日と20日の2日間開催いたします。

 本市における学習支援は、生活困窮家庭などの支援が必要な家庭の子どもたちが将来に夢を描き、また夢を追い続けられるよう、生きる力や規則正しい生活習慣を身につけること、居場所づくりを目的に市内各地域で実施いただいております。

 今年の夏休み学習会では、スタッフと一緒に勉強や自由研究などの夏休みの課題に取り組むもので、学習に対しての意欲が一層高まることを期待しております。

 最後になりますが、民間企業の赤ちゃん用品で有名なピジョン株式会社様、ビジネス支援会社のMoon Creative Lab Inc.(ムーン クリエイティブ ラボ インク)様と連携し、赤ちゃんの寝かしつけに苦戦する市職員のパパやママに対して、夜泣き・寝かしつけのセミナーを開催いたします。

 本市では、子育て・教育ナンバーワンのまちを目指し、子育て環境の充実を図るため、特に男性職員の育児休暇取得を後押しするものであります。

 開催は8月下旬以降を予定しておりますが、日程が決まり次第、改めてご連絡させていただきます。

 それでは、本日提供いたします2つの案件についてご説明いたします。

 最初に、「プラッと貴生川 貴生川駅周辺で社会実験をします」についてです。

 甲賀市の玄関口でありますJR貴生川駅周辺の魅力あるまちづくりのために、昨年度に引き続き、「貴生川エリアプラットフォーム」の皆さまを中心とした社会実験を実施いたします。どのような機能、空間が求められているかの検証、まちづくりの担い手の発掘、仲間をふやすことに加えまして、市の玄関口として広く市内外の方との関わりを増やし、できるだけ多くの人からご意見を伺うことを目的として進めてまいります。

 概要といたしましては、駅の待合空間のあり方を検証する「エキナカプレイス」、交流拠点のあり方を検証する「まちなかリビング」、杣川河川敷の使い方や活用効果を検証する「杣川パブリックハック」とそれぞれエリアや用途を分け、9月中旬より約50日間試してみる、というのが今回の取り組みであります。

 次に、甲賀市図書館5館共同事業「思い出の本探します」の実施についてであります。

 図書館では調べ物の手伝いをする「レファレンスサービス」を行っておりますが、このサービスを多くの方に活用いただき、図書館に更に親しみを感じていただくため、新たな取り組みとして実施するものでございます。

 例えば、「子どもの頃読んだけれどもタイトルがわからない」、「登場人物は覚えているがどの本かわからない」など、利用者の皆さま方から提供いただいたヒントをもとに、図書館の職員がお探しの本を見つけます。多くの方が思い出の本に再会いただき、さらに読書の楽しみを深めていただければと思います。

 以上、この2点の情報の詳細につきましては、後ほどそれぞれの担当から説明させていただきます。

 また、本日の会見終了後には、本市第1号となります「甲賀市広報大使」の委嘱式を行いますので、ぜひとも取材いただきますようあわせてお願い申しあげます。

 私からは以上です。よろしくお願いいたします。

 

〇各担当より情報提供

   (1) プラッと貴生川 貴生川駅周辺で社会実験をします!

 (2) 甲賀市図書館5館共同事業「思い出の本探します!」の実施について

 

○質疑応答

≪記者≫

 貴生川駅の周辺は特区構想の基本方針でまとめていると思うのですが、これを社会実験にすることで、正しくどうやってまちづくりをしていくかということを展開していくための資料にするということでしょうか。

【担当】

 はい。貴生川駅特区構想の中で、貴生川駅周辺整備事業というのがありまして、市が貴生川の将来のまちづくりを描いて考えていくというのが、この貴生川エリアプラットフォームになりますので、その事業にかかる社会実験となっています。

≪記者≫

 「思い出の本探します」について、今回の試みは初めてのことなのでしょうか。

【担当】 

 はい。レファレンスサービスというもの自体は日常的に行っていますが、イベントとして行うのは初めてです。

≪記者≫

 何かを参考にされたことはありますか。

【担当】

 ありません。今回この事業の実施にあたり、同じものをされているかわかる範囲で調べましたが、思い出というところに焦点をあてたものはあまりないのではないかと思います。

≪記者≫

 今回の期間でなくても、こういった問い合わせはできるということでよろしかったでしょうか。

【担当】

 はい。

≪記者≫

 実際、問い合わせはありますか。

【担当】

 あります。ただ、こんなことを聞いてもいいのかなと皆さん思われていますので、イベントとしてうちだすことで注目していただければと思っています。

≪記者≫

 すでに募集を始められていますが、通常の場合と、イベントの場合の比較などがわかれば教えてください。

【担当】

 今回募集を始めて、3件お問い合わせをいただいています。レファレンスといいますが、昨年度甲賀市全体で、比較的短い期間でお答えできる、クイックレファレンスとして333件ありました。また、回答までに時間を要したものは全体で58件となっております。

≪記者≫

 3件すでに問い合わせがあったということですが、比較的簡単にすべてわかりましたか、それとも結構苦労されましたか。

【担当】

 3件のうち2件はすでに回答が見つかって、利用者の方にも途中経過としてお伝えしています。比較的早く見つかりました。もう1件は現在調査中です。

≪記者≫

 どのようにして見つけるのですか。

【担当】

 図書館職員は日々本についての情報や知識を収集しています。そういった経験の中から職員間で情報共有したり、このほか例えば登場人物から調べるような参考になる資料もありますので、そういったものも参考にしながら、この本ではないかと絞っていきます。

≪記者≫

 例えば、Webでキーワードを検索したりはされないのですか。

【担当】

 最近は、検索できるサイトも提供されていますので、キーワードで調べることもあります。

≪記者≫

 問い合わせ先は土山図書館になりますか。

【担当】

 はい。ただ、休館日のこともありますので、市内のどの図書館に問い合わせいただいても結構です。

≪記者≫

 政治資金収支報告書5年未提出の件についてです。過日、説明会が行われ、お話を伺いました。市長としては完全に失念され、また2021年にそのことに気づかれたということでした。この21年に気づかれたのであれば、その際に会見し、市民の皆さんにしっかり報告して謝罪するということが大事であったと思いますが、その辺についてお伺いします。

【市長】

 取材を受けたときに、私自身その事実を知ったというのが本来のところであり、このことも含めて私の責任であったのですが、説明会の場でお詫び申しあげたのが、私にできる最速であったということであります。

≪記者≫

 ということは、それまで全く知らされてなくて、事務担当者が全部処理して提出したまま、5年違法状態であったこと、みなし解散後も出し入れしたことも市長に報告がなかったということでよろしいでしょうか。

【市長】

 そうです。その場で5年分の添付書類、収支報告書を提出し、その後すぐに同団体を立ち上げたということでしたので、そういう流れがあったことを取材いただいて私が知ったということであります。

≪記者≫

 過日の説明会で事務担当者さんが、オンラインで県選挙管理委員会とのやりとりをしていると。その結果、県選挙管理委員会からの通知がオンラインでくるのかなということで、きたけれども、みなかったというようなお話がありました。

 収支報告書をオンラインで提出しているのだと私は理解しました。ただ、今回の収支報告書を確認したのですが、オンラインの提出がないのです。書式がオンラインだと有り得ないものがあるので、県選挙管理委員会と総務省に確認しました。当然メールでの報告はできません、これも確認しています。そうだとしたら、持っていっているか郵送じゃないかと思うのですが。ということは、説明会の話が嘘だったという可能性がございます。その辺は一度確認していただきたいと思います。

【市長】

 わかりました。オンラインで提出しているということを私も記者会見で、当時の担当者が申しあげているのは記憶していますので、その辺りについては再度確認したいと思います。

≪記者≫

 続いて、質問します。1回目の市長選での話ですが、維新の資金を使っていると。これは、2016年の12月議会の時に、共産党の山岡議員さんが、一般質問されています。

 その時の答弁として、簡単に言えば、パーティー券の購入などをお願いして、その上で資金を再分配としたものだというようなことを言われました。

 ただ、パーティーに来てくれた人でお金を拠出した人というのは、やはり維新の党の政策に同調して、この政策を伸ばしていただきたいということで、甲賀市長になってほしいというお金ではないのではないか思います。本来であれば、市長選に出ていくときに、維新の会に寄付として返すお金ではなかったのかと。資金管理団体なのでできると思うのですが、その辺りはどうだったのでしょうか。

【市長】

 私の知る限りで大変申し訳ないのですが、一定、市議会議員さん、県議会議員さん、国会議員さんを含めて、政党に所属しておられた方が首長等の無所属になって、また他の立場に立候補されるときに、多分そういった手続きをとっておられる方はいません。

 それで、このパーティー券が党に対する期待だったのか、政治家 岩永裕貴に対する期待だったのか、どこまで議論を進めてもどちらが正しいということではないと思います。ただ私が議会のほうで申し上げました、助成金が原資となっている、いわゆる税金的なものは1円も入ってないということについては、私は正しいというように思っております。

≪記者≫

 維新の会との関係はないという話をよくお聞きます。一方で衆議院議員選挙時代のスタッフの方、過日の説明会に来られていた方が、今日本維新の会の総務の事務局長を務めておられます。これについて全く関係ないといえるのかというところです。

 2021年の政治資金収支報告書を見ていますと、選挙がありましたので、その際に選挙道具などをある会社に発注しています。維新の会は、事務所が大津にありますので、色々な業者があるかと思うのですが、なぜか水口の岩永氏の一族が取締役の会社に道具を発注されています。

 市長の権限ではありませんが、関係性を考えたときに、もしかすると市長がここに発注してほしいというようなことを言っていると考えられないこともないと。実はこの会社の場所は市長関連の政治団体4団体の拠点です。端的に言えば、利益相反的なことをしているというように思います。こういうことを考えたときに維新の会と関係ないと言ってしまうのはいかがなものかと思いますが、どうでしょうか。

【市長】

 民間会社ですので、その受発注について制限することは逆におかしい話だと思います。私は、広告関係においては、色々な宣材写真を蓄えているなど、準備がしっかり整っているところにより安価に出すというのが基本だというように思います。私も維新の国会議員でもありましたし、ポスターや色々なチラシも作ってきたわけでありますから、そこを利用することが一番安く、そしてまたスムーズに打ち合わせ等協議も進むという意味で使用されることは、おかしくないというように思います。

 私自身、国会議員でしたので、関係がないということをどこまで求められているかはわかりませんが、私は維新の会と喧嘩してやめたわけではありませんし、当時維新の会の皆さん方に首長選挙を頑張ってこいよと暖かく送り出してもいただきましたし、離党勧告を受けたわけでもありません。そういった中で、維新の会と関係を持つことは、悪であるかのような感覚は一切持っておりません。

 今も維新の会の皆さん、特に大阪は同じ近畿圏エリアで万博の話もありますし、情報交換させていただけるところは情報交換させていただきながら、より市政の反映につなげていけるというところもあります。

 以前から事務局担当している者が維新の会の事務局長もしているので、維新の会と関係があるという見方も一定あるのかもしれませんが、本当にこういった政治の事務ができる人材というのが、県内にも多数おられるものでもありませんし、彼は、20年ぐらいに渡り、この世界で仕事をしている人間でしたので、そういったところを何とか指導してほしいということで、維新の会の事務局長もという形になっているのであろうというように思います。

 ただ、本当にその関係性の部分については、一切すべてを立ち切っているのかというと、決してそんなこともありませんし、お互いにキブ&テイクで利用できるところはしっかり利用しながら、やらせていただいているという状況でありますが立場としてはもちろん離党しておりますので、そういった形での関係性は一切ないという話であります。

≪記者≫

 今の話でいえば、利益全般的なことがあるので、あまりよろしくないのではないかと思います。特に岩永市長の同居親族が入っているということもあります。

 もし広告関係でより安く、スムーズな協議も進めるということであれば、ご自身の2020年選挙のときにも自分のところを使用されたらよいと思うのですが、これは違うところを使われています。

【市長】

 どの選挙のときに、私の親族が務めている広告会社を使っているのがおかしいとおっしゃられているのですか。

≪記者≫

 2021年総選挙です。

【市長】

 それは私が答える話ではありませんので、維新の会になぜそこを活用したのかについて聞いていただければと思います。

≪記者≫

 わかりました。事務担当者にそういう働きかけをされたことはなかったということですね。

【市長】

 はい。

≪記者≫

 甲賀消防の件でお伺いします。第三者委員会で全職員と退職者にアンケートを実施することが決まりましたが、副管理者としてこのアンケートに期待されることを教えてもらえますか。

【市長】

 期待は特に何もないです。事実をしっかりと集約いただいて、出てきた事実に対して第三者委員会で公平公正に議論をいただきたいというように思っています。

≪記者≫

 甲賀消防で7月末にさらに退職者が4人出ましたが、このことについては異例ではないかと思うのですが、どのように考えておられますか。

【市長】

 一人一人の退職理由を私が直接聞いたわけではありませんので、特にコメントできる内容はありません。今、第三者委員会を開いているところでもありますので、私が容易に想像して発言をするような時期ではないというように思いますし、先ほども述べましたとおり、それぞれから退職理由を私自身が聞き取ったわけではありませんので、安易な発言は、今のところ控えたいというように思います。

≪記者≫

 社会福祉法人の1700万円の不法給与の取得、詐取まがいの件がありました。この中に公金が入っていますので、当然ですが、これも発表すべきではないかと。発表しなかった理由は聞きましたが、発表をやめる理由ではなかったと思います。税金は、市民のためのものですので、やはりどういう人を使っていたのかということは、しっかり市民に公表すべきで、議会にも報告しないということがおかしいのではないかと。問題があるとすれば、非公開で全員協議会という手段もあったと思います。特に予算決算の議決機関でもありますから、公金が詐取されたという可能性もあるにもかかわらず、議会にも市民にも報告していなかったということは、ほとんど隠していてもおかしくないというように思いますがどうでしょうか。

【担当】

 議会の報告につきましては、社会福祉法人のガイドラインに沿った改善勧告に従わない場合の公表になっており、一定ここで公表できないということがうたわれておりますので、それを基準に報告ということは正式に行っていないところでございます。

≪記者≫

 そのガイドラインですが、改善したら公表するなということは一言も書かれてないと思います。公表するのに、これだけの条件が揃ったら公表しましょうということで、場合によっては刑事事件になりかねない話です。その辺を考えてどうなっていたのかということですよ。これについては重く見てもらわないと、何でもかんでも事務方でやってしまうというのはおかしいと思います。どうして議会には報告しなかったのかと。詐取があったというのであれば当然報告すべきですが、どうなのですか。

【担当】

 まず税金の受けとめ方につきましては、重く受けとめていないような感じでおっしゃられていますが、しっかりこれを重く受けとめているからこそ、特別監査に入っておりますので、税金に対する思いとしては決して公表しなかったからといって、変わるものではないと考えております。

 また議会の公表につきましては、決算の段階で決算書等に記載事項がございますので、決してその部分を割愛して報告していないということにはならないと考えております。

≪記者≫

 要はこのような特殊な事案があったということで、それは普通に報告してしかるべきだと思います。議会軽視も甚だしく、はっきり言って常識から外れています。

【担当】

 議会軽視というよりは、問題の本質は取られたお金というのがしっかり返っているというところであり、運営の適正化が目的ですので、何も公表してそれを阻害することがないように、市としては指導していくことが最終目的でございます。特別監査という手法がしっかり機能して、市民の税金と補助金がしっかり返還されているという点に尽きると思います。

≪記者≫

 今後も同じようなことがあった場合、甲賀市としては一切公表しないというわけですね。

【担当】

 事件性にもよります。今回の場合は改善で勧告にしっかり従ったということもございますので、その辺については必ず公表しないということではなくて、公表することを念頭に入れて仕事をしているというのは事実でございます。

≪記者≫

 日本維新の会が滋賀3区で出路さんを公認することになりますが、その人に対する応援要請などないでしょうか。

【市長】

 ないです。

≪記者≫

 最初の話に戻りますが、政治資金収支報告書について、5年間提出しておらず、みなし解散後もお金も出していたということは間違いなく事実です。これについて責任をどのようにとられるのか、お伺いできればと思います。

【市長】

 説明でも申しあげましたが、決して意図的なものではなく、収支の流れについても不正なお金を隠そうということもありませんでしたので、その辺りについては十分ご理解をいただきたいというように思います。説明責任についてはしっかり果たしていきたいと思います。そのうえでどういった形で今回の件について自分自身の責任をとるのかということについては、検討をしている状況であります。

                                                         以上