甲賀市市民憲章

わたしたちは「みんながつくる住みよさと活気あふれる甲賀市」を目指して、この憲章を定めます。

あふれる愛(あい)に    あなたも仲間(なかま)
いろどる山河(さんが)と  生(い)きいき文化(ぶんか)
こぼれる笑顔(えがお)に  応(こた)える安心(あんしん)
うみだす活力(かつりょく) 受(う)けつぐ伝統(でんとう)
かがやく未来(みらい)に  鹿(か)深(ふか)の夢(ゆめ)を

市民憲章逐条解説

甲賀市の将来像として、みんながつくる「住みよさと活気あふれるまち」が定着している。まちづくりの基本となるこの考え方を大切にしフレーズを憲章前文に織り込むこととした。

みんながつくる(協働)と、「住みよさと活気あふれるまち」(まちづくりの希望)はともに重要な観点であることから、全体を「」で括ることで両方を強調することとした。また、「まち」を「甲賀市」に置き換えることで、甲賀市としての一体性を表現している。

あふれる愛に あなたも仲間
「“愛”この言葉が人生の重荷や苦痛のすべてから私達を解放してくれる」ソフォクレス
愛はいとおしく、かけがえないと思う心。自分は勿論、家族愛、隣人愛、人間愛や郷土愛、そして愛国心などと大きく広がり、人類に平和と幸福をもたらすもの。
市民としての自覚を持ち、国籍・年齢・性別・職業・思想信条などを超えて「あなたも仲間ですよ」と呼びかけ、愛に満ちあふれ人権が尊重される心温かな甲賀市をみんなで築いていきたい。
いろどる山河と 生きいき文化
水清らかな河川と肥沃な大地、四季折々の表情を見せる田園風景や緑深い山々、そして温暖な気候に育まれながら、先人達が遺してくれた数多い 神社仏閣、名所旧跡、祭礼、街道、甲賀流忍術、芸能、芸術や豊かな食の営み、その他有形無形の独自な価値あるものなど。まさに甲賀市全体が「天井のない博物館」のようである。これらの自然・文化遺産を守り活かしつつ、新しい文化を生み育てていきたい。
こぼれる笑顔に 応える安心
甲賀市に対する「おもい」を聴いた市民アンケートの結果、小学生の約20%から、安心・安全・やさしさ・思いやり・バリアフリーそして笑顔という回答が寄せられた。心身の健康、福祉の充実はもとより、安心・安全でかけがえのない命の大切さを実感できることが、幸せで快適な暮らしにつながる。 みんなが笑顔で暮らせるよう、わたしたち一人ひとりがこの「おもい」に応えていかなければならない。
うみだす活カ 受けつぐ伝統
かつて、甲賀武士自らが作り出した自治制度である甲賀郡中惣や同名中惣、農民の確かな叫びであった天保義民の精神、生活の中から生み出され 培われてきた道具や生き方、そして信楽焼や朝宮・土山の茶園、甲賀の薬業など古い歴史と技術を伝承する地場産業。時代を経て脈々と受けつがれてきたこれらの伝統と、時代に即して新しく生み出されてきた考え方、制度や技術、産業などには逞しい力を覚える。これからも「不易流行」、甲賀市の活気の源として、しっかりと受けつぎ、いっそう発展させていきたい。
かがやく未来に鹿深の夢を
かつては都がおかれ、今、首都機能移転候補地ともいわれるこの地は、日本の真ん中という地の利。これらのことを心にもって、失われつつある 美しく豊かな原風景を守り、営々として培われてきた逞しい営みの数々を後世に伝えていくことが、わたしたちの課題であり、使命であると思う。6世紀末に描かれた鹿深臣のユートピアの夢は今も生きつづけている。わたしたちが目指す「みんながつくる住みよさと活気あふれる甲賀市」は、オンリーワンの“まほろば”でありたい。また、将来を託す子ども達への思いを「かがやく未来」に重ね合わせ、健やかな成長と、愛や夢にあふれた末永い幸せを願うものである。