■新型コロナウイルス感染症の後遺症(罹患後症状)とは
新型コロナウイルス感染症にかかった後、感染症がなくなったにもかかわらず、療養中にみられた症状が続いたり、新たに症状が出現したりするなど、後遺症として様々な症状がみられる場合があります。
後遺症に関する症状の実態については、様々な研究がなされていますが、未だ不明点が多く、それぞれの症状と新型コロナウイルス感染症との因果関係は十分には分かっていません。
世界保健機関(WHO)は、このような症状を“post COVID-19 condition”と称しており、「新型コロナウイルス感染症診療の手引き(別冊)罹患後症状のマネジメント」では“罹患後症状”と言われています。
参照:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き別冊罹患後症状のマネジメント(第3.0版)
■後遺症の主な症状
●全身症状
倦怠感、関節痛、筋肉痛
●呼吸器症状
咳、喀痰、息切れ、胸痛
●精神・神経症状
記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ
●その他の症状
嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛
■医療機関の受診について
罹患後症状の治療は対症療法(それぞれの症状に応じた治療)が中心となります。長引く症状があり、医療機関を受診される場合は、まずはかかりつけ医などにご相談ください。
かかりつけ医がない場合は、以下の滋賀県ホームページに掲載されています「滋賀県 新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の診療を行っている医療機関一覧」を受診をご検討するうえでの参考として、ご参照ください。
滋賀県ホームページ:新型コロナウイルス感染症の後遺症(罹患後症状)について