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市長就任あいさつ


 皆さん、おはようございます。このような機会をいただきありがとうございます。
 今朝は、職員の皆さんをはじめ、多くの方々にお迎えいただきました。それぞれに私の市政運営に期待や不安をもっていただいていることと思います。特に報道機関の皆様には、これから市民皆さんの声を市役所へ届けていただくコミュニケーションという大きな役割を期待しております。
 私も、開かれた市政と透明性のある甲賀市をということで、選挙戦を戦わせていただきましたので、できるだけ皆様に情報を開示しながら、市民の皆さんに声を届けいただきたいと考えています。ぜひ、これからもご支援とご協力、いろんな意味でもチェックをいただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

市長と市政記者クラブとの質疑応答

(記者)
 空席となっている副市長と教育長については。
(市長)
 11月10日の臨時議会に提案させていただきます。私の公約をしっかりと果たしていくため、最善の人事をさせていただくという意味で現在作業を進めています。

(記者)
 市長の椅子に座ってみた率直な感想は。
(市長)
 身の引き締まる思いはもちろんですが、「さあ働くぞ」という感じです。歩みを止めることは、市民皆さんの生活に直結しますので、「まだ行ける、まだ行ける」という思いで、どんなにしんどくても前へ前へという覚悟で仕事を進めていきたいと思います。ただ、合併から12年間の経緯もあり、私がそれを全て分かっている訳ではないので、まずは職員をはじめ議会の皆さんと話をしながら着実に進めたいと思っています。

(記者)
 当選から今日までの約2週間はどのように過ごされたか。
(市長)
 市の諸課題、補正予算に関わる案件などの説明も受けながら、選挙でお世話になった方々へご挨拶をさせていただいたり、これからの私の決意を伝えさせていただいたりと、あっという間の2週間でした。

(記者)
 初登庁の時、玄関で今の甲賀市は課題が山積しているとおっしゃっていたが、何に取り組んでいきたいか。
(市長)
 選挙期間中も申しあげていましたが、甲賀市は子どもの減少が他市町に比べて激しい、そして子育て世代を含む若者が、この地域を子育ての現場として選ばずに他の地域に移り住んでいるケースが見られます。
 また、現役世代が減ることで高齢世代への負担が大きくなり、集落機能が低下しているということもあります。
 それを打開していくために、特に子育て・教育分野に力を入れていくことが市民皆さんとの約束でもありました。そこを元気にし、集落機能の低下や高齢世代の負担を軽減することが私のまちづくり政策の大きな軸でありますので、真っ先に取り組んでいきます。もちろん私一人ではできませんので職員の協力を得て、働き甲斐のある職場づくりを前に進めたいと思います。

(記者)
 それを踏まえた上で、4年で結果を出すという高いハードルを掲げられたが、決意は。
(市長)
 難しい課題もありますが、この時代、4年スパンで進めなければ時代の流れについていけません。スピード感を持って進めるべきは進めていきます。これまでの政治・行政はリスク管理という意味で最初に物事を考えて動かしていたという特徴があると思いますが、まずやってみて走りながら改善していくことが必要だと思います。そう考えると4年は決して短くないと思っています。

(記者)
 教育・子育てナンバーワンの都市に、ということも4年間で結果を出すのか。
(市長)
 もちろんです。他市町と比べて環境的にも制度的にも遅れていた部分がありますので、この4年間で結果を出していきたいと思っています。

(記者)
 観光について、忍者を具体的にどうPRしていくか。
(市長)
 長年、海外に住んでいたこともあり、諸外国の忍者に対する興味関心は非常に高いです。ただ、忍者というツールを市内で発信していても、観光という新しい産業を生み出すのは難しいと思います。広域連携を視野に入れ、日本の玄関口である名古屋、大阪、東京と連携しながら、忍者を生かして、この地域に人・もの・お金を集めてくることが大切な戦略になってきます。大都市と連携しながら、忍者ブランドを積極的に売り出していきたいと思います。

(記者)
 市長が海外で感じていた、外国の人が感じている忍者の魅力は。
(市長)
 パフォーマンスを好んでおられます。人間離れした動きや術にあこがれていらっしゃるという印象です。

(記者)
 月1回の定例会見をお願いしたい。できれば、議会全員協議会の翌日で。
(市長)
 冒頭申しあげましたとおり、報道機関の皆さんの市政チェックや日頃地域で聴いていただいている市民の声、こちらが発信したい内容など、コミュニケーションの機会は大切だと思っていますので、しっかり検討したいと思います。

(記者)
 公式に谷畑湖南市長と面談する予定は。
(市長)
 挨拶回りには行きますが深い話はできないと思いますので、改めて早い日程で話し合いの場を持ちたいと思っています。

(記者)
 市民の発想力を取り入れたいとのことであるが、具体的にどのように。
(市長)
 選挙中にもタウンミーティングを50回以上開催し、意見交換を重ねてきましたが、子育て世代、自治会、自治振興会、消防など、地域の人々はアイデアにあふれています。財政的に厳しいことも分かった上で、自分たちに果たせる役割があるということでしたので、そうしたアイデアを形にしていくことが地域の底力にもつながると思います。
 まずは、私が地域を歩きます。タウンミーティングもさせていただきたいが、時間が合わなかったり、子育て世代には出にくい時間もあったりすると思うので、とにかく地域を歩いて、いろいろなところで市民の皆さんに顔の見える市長でありたいと思います。

(記者)
 幹部職員におっしゃっていた市民の生活現場に出て悩みや夢など、市民の思いを聴いてきてほしい、ということか。
(市長)
 そうです。市民の皆さんの喜怒哀楽、本音を職員も臆することなくどんどん聴いてほしいと思います。市民の皆さんから声をかけられても、なかなかお応えできないので、距離をおいてしまいがちな風潮が日本の政治全体にあります。そこは一歩踏み込み、どんなことでもまずは声を聴くことを忘れずに、市役所全体の運営に取り組んでいきたいと思います。

(記者)
 働きやすい職場という話をされていたがどのようなことをしていきたいか。
(市長)
 市役所の若い職員や幹部職員にもアイデアはあると思います。市長が先頭に立って市役所を引っ張るイメージではなく、職員が走っていくのをフォローし、結果に対する責任は市長がとる、それくらい職員には積極的に前に行ってもらいたいので、市長室もフルオープンにして、お昼も一緒に食べたりするなどしてコミュニケーションをとり、意見を自分の方針の糧にしたいと思います。

(記者)
 市長のカラーであるブルーにいわれは。
(市長)
 若さと清潔感をイメージできる色だと思いブルーを選びました。

(記者)
 今日一日のスケジュールは
(市長)
 この後は挨拶まわりをする予定です。