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 みなさん、おはようございます。
 本日ここに、平成29年第2回甲賀市議会定例会が開会されるに当たり、提案いたします議案の諸案件のご審議を願うに先立ち、一言ご挨拶を申し上げます。

 今年は近年稀にみる大雪の年となりました。1月16日からの、非常に強い寒波の影響により、市内各所において積雪がありました。特に、土山の一部地域においては、数十年ぶりとも言われる程の大雪となりました。

 高齢者世帯などの皆さまからは、自力で雪かきが充分できず、通院やデイサービスの利用ができないとのご連絡をいただき、命に関わる問題でもあるとの理由から、職員を部局横断的に40人規模で派遣し、除雪作業のお手伝いをさせていただきました。

 市社会福祉協議会におかれましても、ボランティアの派遣をいただき、また、日赤奉仕団の皆さまには、炊き出しにご出役いただきました。

 その他にも、多くの皆さまにご協力をいただきましたこと、心から御礼申しあげる次第であります。

 災害発生時などには特に、自助・共助・公助の必要性が強く言われております。しかし、家族構成や勤務状況などの変化により、自助・共助の力が充分に果たせない要因もたくさんあり、公助の力というものを頼りにされる市民の方々も多くおられます。

 目の前に困っておられる方に手を差し伸べる。

 この基本をしっかり行うために、行政が備えを怠ってはならないことを、今回の大雪で改めて強く認識をいたしました。

 そして、明日から3日間、田村神社では厄除け大祭が執り行われます。
 また、明後日18日は、二十四節気のひとつ雨水であります。雪も雨に変わり、積もった雪や張った氷も解けだし水に変わる頃との意味です。季節の移ろいは一歩ずつ春へと向かっております。

 就任から4か月を迎え、この間、市長室をオープンにし、来庁くださる市民の皆さまをはじめ、職員の皆さんからのアイデアヒアリング、また、できるだけ市内の催しに出かけ、現場の生の声をお聞かせいただき、課題を共有しながら、私の目指す「オール甲賀」で新しい時代を切り開かせていただきたい旨のお願いをしてまいりました。

 今後も、初心を忘れることなく、常に市民の皆さまにとって声の届く存在として、地域をできるだけ細かく歩かせていただき、声をいただきたく活動に邁進をさせていただきたいと思います。

 さて、本日、提案いたしますのは、報告案件1件、新年度予算案件11件、条例制定案件1件、条例一部改正案件14件、補正予算案件3件、人事案件1件、その他案件4件の合計35案件でございます。

 本庁舎のこの議場では最後の定例会となります。これまで数多くの議会の皆さまと執行部が高い志をもって、二元代表制のもと、様々な議論を交わしてこられた大変尊い歴史が積み重なった議場において、先人の皆さまへの感謝とそして敬意を忘れず、思いを込めて提案をさせていただきますので、どうかよろしくご審議のうえ、ご賛同賜りますようお願いを申しあげまして、開会のご挨拶とさせていただきます。
 
 どうぞよろしくお願い申しあげます。

 平成29年2月16日