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【市長あいさつ】
 お集まりいただきありがとうございます。今日は私から簡単に5点についてご案内し、その後フリートークを交えて担当から説明をします。その他、10月に開催するイベントについてPRさせていただきますので、広く市民の皆さんにご案内いただければと思います。

 市内では米の収穫も終わりに近づいてきているところで、作柄は良かった昨年に比べると少し低くなりますが、ほぼ平年並みに推移していると聞き及んでいます。

 さきの台風18号では、全国各地で大きな被害が出ており、被災された皆様には心よりお見舞い申しあげます。本市では、この台風の影響により小学校運動会の延期が相次ぎ、一部、停電や倒木も確認されましたが、大きな被害は報告されておらず、安堵しているところです。今後も、関係機関と連携しながら、対応には万全の体制で臨んでいきます。

 いよいよ本年度も折り返しとなる10月を迎えます。私も市長に就任して11ヶ月が経過しました。就任後、議会でも報告していますとおり、まずは市民の皆様の「生の声」を聞いていこうということで、市内で開催していただいている各種の大会やイベントに出向いたほか、市長座談会も定期的に取り組んできているところであり、平成30年度予算編成に向け、市民の皆様の声を形にしていく作業にとりかかっていきたいと考えています。

 さて、本市では、10月1日より、子育て世代の応援に向け、子育て世帯の負担軽減のための医療費の無料化について、これまで「小学3年生」までであったものを、所得制限を設けず「小学6年生」まで拡大します。
 また、10月2日から「ふるさと納税」を、全面的にリニューアルします。今回のリニューアルは、過度な競争環境に巻き込まれることなく、本市の魅力を全国に発信し、「甲賀市」のファンを1人でも多く増やしていくことを目的に行うものです。特に、返礼品では、市内53の事業所の皆様にご賛同いただき、本市の特産品や観光体験プランなど199品目を用意しています。地場産品の多い地域ですので、甲賀の魅力を前面的に出していきながら、観光誘客による地域経済の活性化にもつなげていきたいと考えています。

 次に、10月から市内を走るコミュニティバスの路線を再編します。今回の再編のポイントとしましては、信楽地域の一部で運行していた予約型で利用のしやすい乗り合いタクシー「コミタク」のエリアを拡大することです。公共交通の充実による住み良いまちづくりを進めるものであり、これまで、病院や大型店舗、スーパー等に直接行けないというお話がある中で、拠点を設けて行っていただける工夫を取り入れます。また予約型を導入することで、人が乗っていないバスが走るという状況を回避しながら合理性・効率性も求めるものです。

 さらには、市内で唯一、鉄道のない土山地域においても、直接JR南草津駅に行けるバスをテスト的に運行します。土山地域の皆さんは、距離のある貴生川駅まで子どを送迎することに不便さを感じておられますので、まずは、通学にかかる保護者の負担を減らすためのバスの運行に努めていきたいと思っています。

 続きまして、10月7日と8日に、信楽にある国史跡・紫香楽宮跡において、市民の皆さんと協働で実施する市民協働事業として、イルミネーションイベント「都あかり」を開催します。かつてこの地に都があったことをPRするもので、今回は朱雀門がイルミネーションで立体的に再現されます。年々来場者も増えていると聞いていますので、甲賀市の誇りある観光資源を活かしていきたいと思います。

 また、9月19日にプレスリリースしましたが、紫香楽宮跡関連遺跡の東山遺跡の試掘で新たな遺構が出土しました。今後の調査を待たないと分からない部分もありますが、全国的に注目される遺構であることに期待を寄せています。

 最後に、都市農村交流事業「『忍者の里こうか』で田舎体験」と題して、都市部の中学、高校生の教育旅行を対象に、市内で民泊を体験していただいている事業では、この10月から11月にかけて神奈川県、広島県から受け入れる予定です。甲賀市の自然や文化、それに何よりも人々の温かさ、忍者、信楽焼、お茶の里ならではの体験をしていただけるように努めたいと思います。

 本年度の下半期も、しっかりと各施策の推進に努めたいと考えていますので、引き続き、お力添えをお願いして冒頭のご挨拶とします。

【情報提供】
◎小学6年生までの全児童の医療費無料化について(保険年金課)
◎ふるさと納税リニューアルについて(政策推進課)
◎コミュニティバス路線再編について(公共交通推進課)
◎紫香楽宮都あかりについて(紫香楽宮観光振興プロジェクト実行委員会、観光企画推進課)
◎都市農村交流事業「忍者の里こうかで田舎体験」について(農業振興課)



【市長と市政記者クラブとの質疑応答】
(記者)医療費無料化は市内だけですか。県外の場合は。
(担当)県外の病院でも利用いただけますが、県外の場合は償還払いとなりますので、領収書を持参いただければ、後日支払うという方法をとります。

(記者)資料によると、県内では、中高生までという広い範囲で無料化している自治体がありますが、県内の市で3番目の実施というのはどういうことですか。
(担当)小学6年生までを対象として、所得制限がない完全無料化としては、県内の市で3番目ということです。

(記者)医療費の無料化に対する今年度の予算額は。
(担当)10月から2月診療分までで2,331万8000円です。

(記者)ふるさと納税は、今までポータルサイトは使っていなかったのですか。
(担当)使っていません。併せて、これまで返礼品は1,000円程度のお茶とお礼状だけでした。

(記者)甲賀市ということで忍者はわかるのですが、お墓の掃除はめずらしいですね。
(担当)市外に出ている人や空き家も増えていますので、空き家の掃除も含めて商品としてそろえました。

(記者)ふるさと納税の目標額はいくらくらいですか。 返礼品の割合は3割以下でという国の指導もありますが。
(担当)今年度予算ベースで、10月から3月末までで1億円をめざしています。返礼品は、事業者に3割以下で設定してもらっています。

(記者)ポイントというと実費負担のサービス購入のイメージがありますが。
(担当)ポイント制を採ったのは、2年間にまたがってふるさと納税をしていただく方もありますので、ポイントを貯めていただいて商品を選んでいただくという方式をとりました。


(記者)お墓の掃除は何ポイントですか。それで市から業者に支払うのはどれくらいの金額ですか。
(担当)年1回の掃除で12,000円の寄付、12,000ポイントが必要となります。年2回の掃除では24,000円の寄付、24,000ポイントが必要となります。支払い金額は、サービスの内容は3割ですが、手数料、寄付者とのやりとり、書類送付料を含め、4割となります。

(記者)甲賀農業協同組合では、今までもお墓掃除はされていたのですか。 湖南市でも10月からお墓掃除を始められますが、県内で甲賀市と湖南市が初めてということですか。
(担当)他市町の確認は取れていません。事業者からの提案があれば、新しい商品を加えていくことになります。

(記者)総選挙について市長に質問します。ご自身は国政をご経験されたということで復帰のお考えはありますか。
(市長)全くありません。

(記者)新たに設立される政党を含め、このような政治の状況をどのようにご覧になっていますか。
(市長)衆議院選挙は政権の選択選挙であり、マニフェスト、政策を論じ合うことです。与党も明確に、消費税の使い道、憲法改正、外交安全保障、子育て・教育の分野などについて政策を示してこられると思いますので、野党も時間がない中ですが、争点になるような対立軸を明確に示されるべきだと思います。新たに設立される政党は、しっかりした政策集団である政党になられるんだろうと思いますし、ならないと辛いですね。

(記者)滋賀4区は4人の方が出る見通しですが、市長はどなたか応援されるのですか。
(市長)特にありません。もちろん、市の発展のために国政で代弁者として発言いただかなくてはなりませんし、そういった意味で、依頼があれば、頑張っていただきたいと申し上げるかもしれませんが、特定の候補者を重点的に応援することはないと思います。

(記者)選挙の構図や見立てはありますか。
(市長)野党のスタンスが明確になっていないので、まだわかりません。

 

以上