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【市長あいさつ】
 皆さんこんにちは。記者の皆様には、年度はじめにお集まりいただきありがとうございます。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
いよいよ平成30年度が本格的に始まりました。朝から、新たな組織体制でスタートさせるため、人事を発令する辞令を交付いたしました。心気一転して、市民の皆様の負託に応えるべく取り組んでまいる所存でありますのでよろしくお願い申しあげます。
 さて、平成30年度は、ご承知いただいておりますとおり、昨年度に策定いたしました「第2次甲賀市総合計画」オール甲賀で未来につなぐ!~あい甲賀 いつもの暮らしに「しあわせ」を感じるまち~の本格予算として、372億円の一般会計と特別会計・企業会計を併せて678億円でスタートをしました。
 計画の実現に向け、昨年度から申しあげております3つのテーマ「子育て・教育」、「地域経済」、「福祉・介護」を基軸に、10のプロジェクトの着実な推進を図るとともに、持続可能な行財政基盤の構築、また、市長部局を8部40課11室73係から、8部36課13室69係に変更し、より機能的かつ効果的な組織の改編を行ったところです。
 総合政策部、とりわけ、記者の皆さんと密接に連携させていただく部署として、昨年度まで別々でありました秘書課と広報課につきましては、連携を強化し、広聴活動や情報発信などを行うため、統合させ、秘書広報課といたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
 また、広報課で所管しておりました「シティセールス」の業務を政策推進課に移管しました。総務部では、内部管理部門の合理化を図るため、公有財産管理課と契約検査課を統合し、課名を管財課としました。
 こども政策部においては、保育園、幼稚園施設の整備を推進するため、保育幼稚園課の中に、保幼施設整備室を設置しました。
 産業経済部では、地域特性や産業集積等を生かした独自の産業展開を図るため、商工労政課に新産業振興係を設置するとともに、日本遺産や歴史的遺産を活用した観光施策を展開するため、観光企画推進課の中に地域資源振興係を設置しました。
 また、農業農村施策を一体的に推進するため、農村整備課を農業振興課に編入するとともに、森林整備と野生動物施策を一体的に推進するため、林業振興課に獣害対策課を編入しました。
次に、市民の皆様をはじめとして大変多くの方々にご迷惑をおかけいたしました、昨年執行の「衆議院議員総選挙」の開票事務不適正処理に関しましては、失墜した市民皆様の信頼回復に向けて、市民の皆様への情報公開はもちろん、いろんな意味で市民の皆様からのチェックがしっかりと働いていく、そんな職場づくりにまい進していきたいとか考えております。私が先頭に立って、これまで行ってきた職員研修や人材育成、コンプライアンス体制の抜本的な見直しを行い、徹底した職員の意識改革に取り組む覚悟でございますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
 それでは、本日資料提供させていただく内容でありますが、まず最初に、3月26日からアールブリュット作品をラッピングした自動販売機を甲賀市役所北側駐輪場近くの敷地に設置しました。  皆さんもご存じのことと思いますが、アールブリュット作品は、世界的にも注目されております。今回設置いたしました自動販売機は、市内でギャラリーを設置されている「やまなみ工房」さんのアーティスト作品をラッピングしたものであります。
 売り上げの一部が、障がい者就労支援施設の利用者の給料に還元されることになりますので、是非とも多くの皆さんにPRまたご利用いただきますようお願いいたします。
 次に、昨年4月に、日本遺産に認定いただきました「信楽焼」を含む「六古窯」の公式ホームページ開設に伴います「ティザーサイト」の公開についてであります。
 これは、六古窯で連携いたしております自治体の皆様と協力をしながら、ホームページを開設し、当市の地場産業である「信楽焼」についても発信し、地域経済の発展に取り組んでいくものであります。それに先駆けて、ティザーサイトの公開を開始しています。より多くの方々に知っていただきたいと思いますので、ぜひ記者の皆様にも覗いていただきますようお願いします。
 そして同じく日本遺産に認定いただきました「忍者」については、お隣の伊賀市の方々と連携し、立ち上げました「忍びの里 伊賀甲賀忍者協議会」で実施しております事業の成果についてであります。
 昨年度、といっても先月末にようやく整いましたもので、ホームページ「日本遺産 忍びの里伊賀・甲賀」の開設、そして日本語、英語、子ども向けの3種類の観光パンフレットの作成ならびに、観光案内版の設置、更には、観光ガイド育成のためのガイドマニュアル作成について、皆様にお知らせしたいと思います。
少しずつではありますが、着実に甲賀市も観光に来ていただく方々を受入れる体制が整ってきました。
 詳細については、この後、担当からご説明申しあげますので、各社におかれましては、是非とも取り上げていただき、まちづくりの推進にご指導賜ればと思いますので、よろしくお願いいたします。
私からは以上であります。
情報提供】
◎アールブリュット作品をラッピングした自動販売機の設置について(障がい福祉課)
◎六古窯日本遺産活用協議会公式ホームページ・ティザーサイト公開について(商工労政課)
◎忍びの里伊賀甲賀忍者協議会(日本遺産「忍者」)の平成29年度事業成果について(観光企画推進課)

【市長と市政記者クラブとの質疑応答】
(記者)先ほどのあいさつの中で、昨年の衆議院選挙の開票問題について言及されましたが、市として4人が書類送検されたのは把握されたのでしょうか。
(市長)正式に警察からは聞いていません。

(記者)正式でないところで聞いているということですか。
(市長)報道を通じて承知しているだけで、捜査機関から情報の提供があったわけではありません。

(記者)市として4人が書類送検されたということを把握しようとしているのですか。
(担当)していません。

(記者)把握されない理由はあるのですか。  
(市長)捜査機関の手続きですので、順次、起訴なり進んでいくと思いますので、あえて問い合わせをするものではないと思っています。 

(記者)4人については、今後どうなっていくのですか。
(市長)起訴されて司直の判断があり、市として処分をすることになると考えています。

(記者)現在、4人はどういう状態ですか。
(担当)3人は自宅待機、1人は休暇であり、変わっていません。

(記者)1人というのは当時の総務課長補佐ですか。
(担当)そうです。

(記者)4人は懲戒処分を受けているということはないのですか。
(市長)ありません。

(記者)市による再発防止の調査などの進捗状況について教えていただきたいのですが、聞き取りなどはされているのでしょうか。 
(市長)選挙管理委員会主導で、まずは再発防止に対する第三者委員会が動いています。もうひとつは当時何があったのかの調査について、4人はもちろん、その現場にいた職員を対象に調査していただいている状態であり、それが終われば選挙管理委員会に、そして選挙管理委員会から私に報告があると思います。

(記者)その報告書は公開されますか。
(市長)もちろん市民の皆さんにしっかり公開していきます。

(記者)公開するのはいつ頃になりそうですか。
(市長)4月中には報告としてあがってくると思います。第三者委員会としては再発防止に対してどういうすべを講じていくのかは県知事選挙までに中間報告をいただくと思いますし、それ以降も会議を重ねていただくと思っています。

(記者)再発防止という観点では、県知事選挙の準備が始まる前にある程度の成果が求められると思いますが、甲賀市が県知事選挙の準備に取り掛かるのは何月頃からですか。
(担当)県知事選挙の取り組みについては、すでに県から通知がきており、5月に担当者会議があると聞いています。それに向けて4月上旬から発注業務等が発生します。

(記者)現時点で再発防止策はある程度固まっていて、それに向けた準備を進められるという理解でよろしいでしょうか。 
(担当)先日の再発防止委員会でも取り上げました、選挙管理委員会として早急にやるべきこと、できることについては、取り組みを進めています。次回の再発防止委員会は4月16日13時30分からですので、その場で報告できるように頑張っていきたいと考えています。

(記者)信頼回復に向けて情報公開をしていくとおっしゃいましたが、内部調査の報告書の他に、情報公開の手段は考えておられますか。
(市長)ホームページ等を通じて公開していくということです。

(記者)それは第三者委員会の内容もでしょうか。 
(市長)第三者委員会については今も公開していますし、引き続き公開していきます。本日午後の部長会でも議題にあがってくると思いますが、選挙以外でも、より市民の皆さんに市の体制がチェックしていただけるような方法も構築していき、システム的に市民の皆さんの信頼回復につながる方策もいくつか進めていきたいと思っています。

(記者)選挙管理委員会への質問になるかもしれませんが、先ほどの報告書というのは4月16日の第三者委員会で報告する予定ですか。
(市長)現在、聞き取りの最中でもありますので、最終的にどういった形で調査報告書を提出するかは協議中です。遅くとも4月16日にできるよう進めていきたいと考えています。

(記者)遅くともということはそれより早く公開される可能性もあるのですか。
(担当)スケジュールがタイトですので、遅くともそこには間に合わせるように準備します。 

(記者)報告書では、投票箱が行方不明になった経緯なども聞き取りされているのですか。
(担当)聞き取りの内容については、弁護士に全てを委ねていますので、最終的に報告書があがった段階でしか私どもも把握できないということになります。

(記者)弁護士というのは、市の顧問弁護士ですか。第三者委員会のメンバーの弁護士ですか。
(担当)調査報告書がまとまるまでは、差し支えがありますので差し控えたいと思います。3人の弁護士による聞き取りをしています。

(記者)3人が顧問弁護士かどうかも教えていただけないのですか。
(担当)現在聞き取り進行中ですので、それも差し控えたいと思います。
以上