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【市長あいさつ】
 おはようございます。いつもお世話になりありがとうございます。
 昨日、あいの土山マラソンが開催され、多数のランナーに土山そして甲賀路をお楽しみいただき、無事に終了したと報告を受けています。
 そして、櫟野寺本尊の33年に一度の特別公開でありますが、10月27日(土曜日)に来場者1万人を突破し、報道にも取り上げていただいています。1万人目としてご参拝いただいたのは、東大阪市からお越しいただいた男性でしたが、一昨年秋に東京国立博物館で開催された特別展に来場された方が、改めて地元でも十一面観世音菩薩を見たいということで多くの方が櫟野寺を訪れていただいているとのことです。地元の皆様や観光協会の皆様方を中心に、連日にわたり大きなご支援をいただいていることにお礼申しあげます。
 次に、本年8月に本市との都市関係の確立に向けた意向書を締結しました張家界市のある中国の湖南省へ、滋賀県知事と既に湖南省の市と友好提携を結んでいる県内3市(東近江市・栗東市・彦根市)とともに、今月11日から16日まで訪問する予定です。今回の訪問では、今年の8月に締結した意向書にもとづき、本市と張家界市の経済・観光分野を中心とした連携協定を締結することとしており、11月12日に湖南省の長沙市で開催される滋賀県と湖南省の友好提携35周年記念式典の場で、調印を行う予定です。訪問中には張家界市を表敬訪問し、本市の魅力をトップセールスで発信したいと考えています。張家界市は世界遺産を抱える市であり、年間7500万人の観光客を集客される観光都市です。意見交換を含めて本市の観光施策に役に立てるような協定にしていきたいと思います。
 それでは、本日提供させていただく内容について、市からは2件の情報提供となります。
 1点目は、「甲賀流忍法 くらしのリハビリノート」についてです。このノートは、第2次総合計画で3本柱になっている一つ「健康長寿のまち」をめざすにあたって作成したものです。本年度に入り、実証的に市民に利用いただく中で、「生活の幅の広がり」が向上する等の効果が確認できましたので、今回、情報を提供させていただきます。このノートは、「県内初」の取組みですので、記者の皆様方にもご理解を深めていただければと思います。
 次に、ブロック塀等撤去事業補助制度の創設についてです。この制度に係る予算は、先の9月議会で補正予算として200万円を認めていただいたので、その後、制度設計を行い、先週の11月1日から受付を開始しています。本年6月に発生した大阪北部を震源とする地震では、道路に面した小学校プールのブロック塀が倒れ、小学生がその下敷きとなり亡くなるという、痛ましい事故が起こったことを受けて、本市において、このような事故を起こさないために、市民が自ら実施される危険なブロック塀等の撤去を支援することで、地震発生時の人的被害を防止することを第一に、避難経路の確保も含めて、今後の防災のまちづくりにつなげたいと考えています。
 他には、あいの土山ピアノコンクールについて、また、毎年恒例の信楽高原鐵道の干支切符の販売、そして忍者百人衆ということで、伊賀市長とともに東京を訪れ、休止状態でありました市長同士の対決も観光協会を中心に考えていただいていますので、東京でもにぎやかに、伊賀・甲賀を発信したいと思います。私からは以上です。

【情報提供】
 ◎あいの土山ピアノコンクール実行委員会発足  (あいの土山ピアノコンクール実行委員会)
 ◎信楽高原鐵道 干支切符の販売&サンタ列車の運行       (信楽高原鐵道株式会社)
 ◎忍者百人衆その五 伊賀/甲賀の気配を探れウォーキング       (甲賀市観光協会)

【市長と市政記者クラブとの質疑応答】
(記者)くらしのリハビリノートについて、高齢者などに配布するにあたり、資格はありますか。若い人でもよいのですか。試行期間で調査された詳しい内容を教えてください。
(担当)配布の範囲は限定していませんので、どなたでも結構です。試行内容は、水口医療介護センターで開催している健康づくり教室の参加者である19人の高齢者に実際にノートを使ってもらい、生活空間の広がりを見るLSA(Life Space Assessment)というテストを行いました。調査項目があり、120点満点で計算するものですが、ノート使用前の点数は平均89.7点であったのが、使用後は91.1点と向上しました。同じく水口医療介護センターで行っている通所リハビリテーション利用者にもノートを配布し、LSAを見ましたところ、58.5点から63.3点になり、いずれも一定の効果があったものと判断しました。

(記者)試行の期間はどれくらいで、いつ行われたのですか。
(担当)いずれも3カ月間で、健康づくり教室は平成27・28年度、通所リハビリテーションは平成30年度です。

(記者)年齢と男女の人数について教えてください。
(担当)健康づくり教室参加者は70歳から80歳代が多く、男性4人、女性15人の計19人です。通所リハビリテーション利用者は65歳から80歳代くらいで、男性2人、女性9人の計11人です。

(記者)今回と同じリハビリノートで実証されたのですか。
(担当)お配りしているノートとは別の試行用のノートです。実証を行い少し修正した箇所はありますが、ほとんど変わっていません。

(記者)今年度の通所リハビリテーションで効果が認められたため今年度から発行したのですか。27・28年度で配布することは決まっていたのですか。
(担当)当初から配布する予定はありましたが、使ってみてどうなのかということもありますので試行し、結果が得られたので、今年度配布を開始したものです。

(記者)「生活空間が広がる」とは具体的にどのようなことですか。
(担当)LSAのテストでは、例えば寝たきりの方であれば、生活空間は寝室の中だけですが、それが広がると家の中、庭、町内、さらに町外など生活の空間が広がっていきます。点数が高いほど町外への外出の機会が増えていくことになります。

(記者)活動範囲が広がるということですか。
(担当)はい。活動範囲を見るということです。

以上