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 令和元年7月9日 市長定例会見
【市長】
 皆さんこんにちは。
 参議院選挙も中盤戦になり、いろいろな方がそれぞれの想いを持ち、この甲賀市にも来られております。
 7月1日に閉会しました6月定例議会では、すべての議案が可決されました。今後、それぞれの議案や幅広くいただきました一般質問、ご意見、ご提案に、誠心誠意、取り組んでいく所存でございます。
 そして、事前に情報提供しておりますが、内閣府の地方創生人材支援制度により、総務省より、7月1日から大橋理事が甲賀市の仲間に加わっていただきました。大橋理事には、特に国の骨太の方針、またG20でも安倍総理から大阪トラックという名称で発信されましたICT分野において担当いただき、積極的に国、県と連携をしながら、前に進めていただきたいと考えております。
 甲賀市にとりましては、国からの派遣は初めてのことであります。たいへん心強く感じており、昨今、市だけでは、福祉分野、教育分野などの様々な課題解決ができない中、国ともしっかり連携しながら、市民の皆様方の幸福につなげていけるようがんばってまいります。
 そして、今年は記録的に遅い梅雨入りとなりました。この「記録的」という言葉は、これから秋にかけ、たいへん多く飛び交うことになろうかと思います。
 いつ、どこに、どのような雨雲が発生し、局地的大雨をもたらすのか本当にわからない状況です。
 先週の九州地方を中心とした大雨でも、誠に残念ながら尊い命が奪われております。このような自然の猛威に対して、人間の無力さを痛感するわけですが、我々行政は、これに立ち止まることなく、過去を反省し、見直し、そしてまた改善をしながら、進化をして取り組んでいく姿勢が大事であり、「防災力の向上」については、改めて地域市民の皆様にご理解をいただきながら、まずは自分の命は自分で守る自助、そして共助、公助を活かしながら、ひとつでも多くの安全と安心を確保していけるように努めてまいります。
 また、5段階の警戒レベルの運用も新たに開始されております。甲賀市においても、適切に運用し、大雨だけでなく、暑さにもしっかりと配慮しながら、市政運営をしてまいります。
 私の選挙での公約のひとつでもありました、市内のすべての小中学校にエアコンの設置をするというお約束については、先月の6月末に完了しました。
 多くの皆様にご理解をいただき、なんとかやり遂げることができました。よりよい教育環境づくりは今後もしっかりと進めていく覚悟でございます。
 それでは、本日提供させていただく2件の内容について紹介します。
 先ず1点目は、広島平和記念事業についてであります。
 この事業は、県内では本市だけが取り組んでいる伝統的な事業でございます。
 今年は、市内の19の小学校から、28人の小学6年生の児童が、8月6日に開催される広島平和記念式典に参列します。
 現地では、平和の尊さ、平和を守ることの大変さを「肌」と「心」で学んでいただきたいと思っております。
 そして2点目は、滋賀県立琵琶湖文化館と甲賀市土山歴史民俗資料館の連携企画展「歴代天皇と近江展」の開催についてであります。
 これは、今年度、県内3地域で開催される企画展の第1回目となる事業となります。甲賀市は、「紫香楽宮」や「斎王群行」など、天皇家との関わりもたいへん深い歴史がございます。
 市内外を問わず、多くのお客様に改めて甲賀市の歴史を知っていただきたいと考えております。
 また、今年は元号が令和へと改元された記念すべき年でもあります。関心度も高いと思いますので、是非とも多くの方にお越しいただきたいと思います。
 それでは、このあと、今述べました2点の詳細につきまして、担当の方から説明しますので、各社におかれては、是非ともお取り上げていただきますようお願いを申しあげ、私からの情報提供とさせていただきます。よろしくお願いします。

【情報提供】
◎広島平和記念事業について
◎滋賀県立琵琶湖文化館・甲賀市土山歴史民俗資料館連携企画展「歴代天皇と近江展」開催について

【質疑応答】
《記者》
 広島平和記念事業の出発式の取材は可能でしょうか。
【担当】
 可能です。
《記者》
 広島平和記念事業はいつからされているのでしょうか。
【担当】
 合併後は毎年実施し、今回で15回目となります。この事業は、合併前の旧水口町が平成3年度に始め、それから毎年実施していたものです。
《記者》
 平和記念事業をはじめた経緯は。
【担当】
 国内外から多くの方が集まる平和記念式典会場へ行き、総理大臣等の生の声を聞き、肌で感じることで、平和について学んでもらいたいという想いから実施しております。
《記者》
 県内では、甲賀市だけだが、全国からの参加状況は。
【担当】
 具体的な数字は把握しておりませんが、多くの小中学生が参加されています。中学生に比べ小学生は少ないように感じています。
《記者》
 たいへん良い取り組みと考えるが、なぜ他の自治体は参加されないと考えるか。会場のキャパシティの問題もあるのでしょうか。
【担当】
 他の自治体では、例えば修学旅行で広島に行かれるなど、違う形で勉強されているのではないでしょうか。甲賀市内でも一部の小学校で広島へ修学旅行に行っております。
 会場は、甲賀市の場所が決められているものではなく、朝早くに行って場所を確保しております。
《記者》
 旧水口町が始めたときは、県内の他市町村も参加されていたのでしょうか。
【担当】
 把握しておりません。
《記者》
 66人の応募があり、28人の参加となっているが、選定はどのようにしているのでしょうか。
【担当】
 抽選となっております。
《記者》
「歴代天皇と近江展」の問い合わせ先や資料提供依頼は、県か市どちらになるでしょうか。
【担当】
 県にお問合せください。

《記者》
 大津市で園児の事故がありましたが、道路の危険箇所についての安全点検や対策をとられたことはあるでしょうか。
【市長】
 多くの場所を点検しております。市道については市ですが、県道は県が、国道については国が、それぞれ実施しております。対策については、ガードレールの設置や、交差点改良を進めております。

以 上