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【市長】
 皆さんこんにちは。報道各社の皆様には、定例記者会見にお集まりいただきありがとうございます。
 昨日、9月の市議会定例会は、閉会となりました。上程させていただきました議案、全てにつきまして、慎重かつ熱心にご審議いただきました結果、承認、可決をいただいたところです。
 一般質問につきましても、多様な視点からのご質問やご意見をいただくことができました。今後の市政運営に少しでも反映できるよう努めていきたいと考えております。
 また、10月から消費税の税率変更、そして幼児教育、保育の無償化が始まっております。いずれも市民の皆様方に密着した制度が大きく変更となっており、市の各部署には、混乱ができるだけ生じないよう、市民の皆様方が気軽にご相談いただけるような体制でしっかりと臨むよう指示を出したところでございます。
 また、千葉県を中心とした台風15号の被災地では、今もなお大変な苦労をされているところです。心よりお見舞いを申しあげます。
 この台風では、大規模な停電が発生しました。2,30年前は、地震や風水害が起こらない平時でも、停電はよくあったと私も記憶しております。近年では停電がありましても、復旧は早くなったと感じておりますが、このような感覚が、行政の対応を鈍らせたのではないかと思われますことから、これを教訓とし、改めて災害対策における危機管理に努めてまいりたいと考えております。
 そして、今週から放送が始まりました「スカーレット」に関します様々な情報発信をはじめ、先日の9月29日には、信楽地域市民センターの開所式と信楽高原鐵道のラッピング列車出発式に、たいへん多くの報道の方々に取材いただきましたこと感謝申しあげます。
 甲賀市が平成16年10月1日に誕生し、今年の10月1日で、ちょうど15年という節目のタイミングを迎えたところでもございます。
 既に伝統産業である陶器への注目が集まっていること、また、信楽高原鐵道のラッピング列車も運行を開始されたことなど、市内のみならず、県内で様々なご協力をいただきながら、取り組みがされているところであり、地方が活気づくきっかけとなるよう心から願っております。
 今後も、各種イベント等をきめ細かく発信させていただきますので、よろしくお願いします。
 それでは、本日提供させていただく内容につきましては、3件でございます。
 まず1点目につきましては、くすり学習館企画展「山伏の祈りとくすり」の開催についてであります。
 甲賀市は配置売薬や製薬業がたいへん多くございます。そのルーツが山伏であるということがわかる資料を、写真やパネルで紹介いたします。
 「山伏」や「くすり」は甲賀忍者のルーツでもあるといわれており、空想の忍者ではなく、本当の忍者の姿を知るという視点でもたいへん興味深い甲賀市ならではの取組みと考えております。
 2点目は、公衆無線LAN整備事業の完了の報告であります。
 これは、災害時の情報伝達手段の強化等を図ることを目的として、市内の避難場所を中心とした公共施設80箇所に公衆無線LANアクセスポイントを整備しました。なお、一部の施設については、総務省の補助制度を活用しております。
 そして、最後の3点目は「ふるさとSDGs~甲賀でつながる30日~」の開催についてであります。これは、当市と立命館大学とが協定を締結しており、その事業の一環となります。
 主に立命館大学の学生が、1ヶ月間、土山町の空き家に住みながら、本市の魅力を学んでいただき、その魅力を市内外に発信をしていただく取組みで、今回は「SDGs」の視点を取り入れていただくこととなっております。
 また、この事業につきましては、ふるさと納税の仕組みを使う「ガバメント・クラウドファンディング」方式により支援金を募ることとしており、県内でもたいへん珍しい取り組みとなっております。
 それでは、情報の詳細につきましては、各担当から説明させていただきます。各社におかれては、是非とも取り上げていただきますようお願いします。

【情報提供】
(1) くすり学習館企画展「山伏の祈りとくすり」の開催について
(2) 公衆無線LAN整備事業の完了について
(3) 「ふるさとSDGs~甲賀でつながる30日~」の開催について

【質疑応答】
《記者》
 「スカーレット」が今週から始まり、視聴率もなかなか好調なすべり出しでもあり、甲賀市民の皆様も楽しみにされていると思うが、今日までの5話を見た中で、市長自身が印象に残ったシーンや感想を教えていただきたい。
【市長】
 やはり地元の言葉をしっかりと使っていただいていることです。具体的には「○○やんけぇ」とか「○○さけぇ」などの独特の言い回しがあるのですが、それをしっかり勉強され、使っていただいたことが、まずもって最初にうれしかったことです。
 また、市内の風景もたくさん出てきますので、地元の方からすると、あの場所はここだと、わかりやすくていいと思いました。 
 ストーリー的なことですと、主人公の喜美子さん、今はまだ子どもの喜美子ちゃんですが、あの時代に歯を食いしばりながら、子どもなりに精一杯生きていく、前向きに生きていく、その姿に元気をもらっており、今後も楽しみです。
《記者》
 市長も、どこの風景かわかるのでしょうか。地元の方もそのようなところも楽しみにされているのでしょうか。
【市長】
 私も場所はよくわかります。ドラマに出てくる製陶所もなじみのある場所です。本日の放送の中でも、主人公の父親が走っているシーンは、よく知っているところです。普段はアスファルト舗装されているところで、撮影用に土を敷かれたと思いますが、地元の方でしたらみんなが知っている場所でした。そういったところが楽しいところです。

以上