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【市長】
 皆さんこんにちは。記者の皆様方には、日ごろから、甲賀市に関します情報発信にご協力、ご支援をいただき誠にありがとうございます。
 まずスカーレットについての話題です。
 10月下期の関西での視聴率は、ドラマ部門では2位となっており、毎日、オープニングで「滋賀県甲賀市」、また「甲賀市のみなさん」と紹介いただき、たいへん嬉しく感じております。
 そのような効果もあり、10月は台風による観光への影響もありましたものの、徐々に観光客も増加傾向にあります。具体的には、信楽伝統産業会館では、昨年度の10月の2倍強となる、約4,500人のお客様にご来館いただきました。
 この機会を捉え、信楽焼の魅力をより多くの皆様に発信するため、これまで信楽伝統産業会館では木曜日を休館日としておりましが、今月から木曜日も開館することといたしました。記者の皆様にも情報の発信に是非ご協力いただきたくお願い申しあげます。
 また、昨夜9時からの(テレビ)報道で、「400年前の洋剣の謎」と題して「水口レイピア」が紹介されました。地元でもたいへん盛り上がっております。国内でも非常に貴重で価値のあるものということです。これを機に地域振興となるよう、市としましても、全国への発信、また、さらに磨きをかけていきたいと考えております。
 台風19号、台風21号は、東日本に甚大な被害をもたらしました。今も多くの方が、避難生活をされながら、流れ込んだ土砂の撤去作業などを続けられております。心からお見舞い申しあげます。
 甲賀市からも被災地にボランティアに参加をしていただいている方もいらっしゃるとうかがっており、心強く思っているところですが、昨日、東京で治水の全国大会に参加した際に、被災地の状況等をお伺いしておりますと、まだまだ支援が不足しているという状況にあるということです。
 引き続き甲賀市としましても、全国市長会、また近畿市長会を通じて、必要な支援をしていきたいと考えております。
 様々な課題が浮き彫りとなっている昨今の大規模災害ですが、特に、災害廃棄物の処理が課題となっております。これは以前からの課題であり、国も地方自治体に災害廃棄物の処理計画を策定するよう指導されておりますが、計画どおりにいかないケースも多いようです。
 本市では、現在、一般廃棄物処理基本計画と併せて、災害廃棄物の処理計画も策定を行っているところです。どのようなケースに対しても対応できる柔軟な計画が求められていることを痛感しております。
 早いもので、10月30日で、私が市長に就任し3年が経過しました。山積する課題をひとつでも解決できるよう努めているところでございます。
 11月9日には市制施行15周年の表彰式を、あいこうか市民ホールで挙行させていただきます。これまで本市のあらゆる分野において、ご貢献いただいた方々へ感謝の意を表するとともに、多くの市民の皆様にご参加いただき、本市の15周年を祝いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

≪本日の案件紹介≫
 それでは、本日は7件の情報提供をさせていただきます。
 最初の4件の事業につきましては、同日に同じ会場で開催させていただくことで、相乗効果を図ろうとするものとなっております。
 1点目は、「"おとう飯(はん)"始めよう」キャンペーンについてであります。
 これは、男女共同参画事業の一環で、男性の料理への参画を応援するキャンペーンとなり、当日は私も参加させていただき、野菜ソムリエの藤岡先生とおやつを作らせていただく予定をしております。
 2点目は「女性のチャレンジショップ2019」の開催であります。
 これは、起業したい、または起業して間もない女性の方々に、2日間にわたり、チャレンジショップの場を提供させていただくものです。フード、アクセサリー、雑貨など、2日間で29ブースの出店をいただくこととなっております。
 3点目は「木育キャラバンin甲賀」の開催についてであります。
 これは、東京おもちゃ美術館が全国展開されているもので、インストラクターによる積み木遊びや工作など、子どもたちが木製のおもちゃで遊ぶことで、木の持つ温もりなどを体感し、豊かな感性を育てることを目的としております。
 4点目は「子育て応援フェスタ2019」の開催についてです。
 甲賀市における子育て支援活動の第一人者であります鹿田さんを中心とした実行委員会の皆様で実施していただくもので、医師の講演の他、親子で楽しめるコンサートやヨガなどの体験ができます。
 先に申しあげました3つの事業と共に開催することで、幅広い分野から、この子育てを「地域全体で」、「オール甲賀で」盛り上げていこうとする大切なイベントとなっております。
 次に、5点目の「ワーク・ライフ・バランス推進事業 最終事業報告会・イクボス宣言式」の開催でございます。
 市内の事業者様から、ワーク・ライフ・バランスの取組みの成果を報告していただくとともに、新たにイクボス宣言をされる事業所の皆様方の宣言式を行うことで、さらなるワーク・ライフ・バランスの推進に繋げていく取組みになっております。
 次に、6点目と7点目の「甲賀流戦国歴史講演」と「水口岡山城歴史フォーラム」の開催についてであります。
 これは、戦国時代の城跡をテーマとした全4回の連続歴史講座です。第1回目が、「水口岡山城歴史フォーラム」となっており、三重大学と京都大学から講師をお招きし、国の史跡であります水口岡山城と城下町をテーマとして、本市のお隣であります伊賀市と亀山市との比較を通じてその魅力に迫る内容となっております。
 それでは、個々の情報の詳細については、担当者から説明させていただきますので、是非とも取り上げていただくようお願いしまして、ご挨拶に代えさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

【情報提供】
(1) 「"おとう飯"始めよう」キャンペーンについて
(2) 「女性のチャレンジショップ2019」の開催について
(3) 「木育キャラバンin甲賀」の開催について
(4) 「子育て応援フェスタ2019」の開催について
(5) 「ワーク・ライフ・バランス推進事業 事業最終報告会・イクボス宣言式」
の開催について
(6) 「甲賀流戦国歴史講演」の開催について
(7) 「水口岡山城歴史フォーラム」の開催について

【質疑応答】
《記者》
スカーレットも放送開始から1ヶ月が過ぎ、舞台もまた信楽に移りますが、観光面などへの反響はいかがでしょうか。
【市長】
 反響は徐々に形に現れてきております。10月は台風シーズンで観光客入込数にも影響がありましたが、信楽伝統産業会館では、昨年度の10月と比べ2倍強のお客様がお越しくださいました。約4,500人のお客様です。
 平日でも、多くのお客様が陶芸体験に来られています。また、今年で最後となった先日のたぬきの腹鼓大会では、例年以上に多くのお客様が来られていました。
 視聴率は関西圏のドラマ部門で2位ということもあり、たいへん多くの方にご覧いただいており、市外からもたくさん応援の声をいただいております。
 この経済効果が、甲賀市全体に波及していくように、さらにがんばっていきたいと考えております。
《記者》
 当初、懸念されていた渋滞についてはいかがでしょうか。
【市長】
 心配しておりました陶器まつりが、台風により中止になったこともありますが、今のところ交通の混雑も無く、比較的快適に観光していただいております。
《記者》
 これまでのスカーレットの内容をご覧になって、今後さらに市の魅力を発信していくうえでの施策などはあるのでしょうか。
【市長】
 当初から「一過性とならないこと」と、「市内全域に効果を波及すること」のふたつを重要な目標としており、放送が終わっても、持続的に甲賀市に来ていただけるファンを獲得できるよう、情報発信をしていきたいと考えております。
                                                                                                                                    以上