【市長】
 皆さん、こんにちは。本日は、大変お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
 ご存じのとおり、昨日、2名の新型コロナウイルスの感染が大津市で確認され、お子様が通っておられる小学校が2週間に渡り休校されることとなりました。
 全国で徐々に感染が拡大している中で、甲賀市におきましても、新しい生活様式を守っていただくなど、市民への啓発をしっかりと行っていきたいと考えております。
 これまでの自粛により影響の出ております市民の皆様の生活、地域の経済、子供たちの学習、自治会等の活動につきましては、新たな局面を迎えているところです。
 本市の新型コロナウイルス感染症対策をご審議いただきました6月定例市議会は、慎重な議論の結果、ご承認いただき、先月24日に閉会しました。
 その翌日の25日から30日の間には、市内のすべての地域の区長様や自治振興会会長の皆様方と、新型コロナウイルス感染症に関する意見交換会を10回にわたり実施し、地域の皆様からのご意見をお聞かせいただきました。
 やはり、敬老会や運動会、また子どもの見守りや健康づくりなど、地域行事をどのように運営していけば良いか、たいへん苦慮されており、市からはガイドラインを示させていただくなど、いただいたご意見にしっかり対応していくことをお伝えさせていただきました。
 それでは、新型コロナウイルス関係の主な取り組みの進捗状況についてご報告させていただきます。
 まず、特別定額給付金につきましては、6月30日現在で、受付件数が35,155件で全体の96.62%の申請を受理しました。振込処理件数は34,911件で、95.95%の振込処理が完了しております。
 この進捗状況を受け、特別定額給付金の庁内の体制を、6月29日より縮小しましたが、コールセンターや相談窓口につきましては、今後も継続することとしております。
 次に、0歳から15歳までの子育て世帯へ市独自の1万円の上乗せ給付は、公務員以外の方につきましては、6月29日に振込を完了しております。金額にして、市独自分として1億1112万円となります。
 また、16歳から18歳のお子様がいらっしゃる世帯への支給につきましては、7月1日に申請書を発送しました。今後、申請を受付し、随時振込を行ってまいります。
 次に、5月の臨時議会で承認いただきました4つ経済対策の6月末時点の進捗状況について報告します。
 まず、生活に困窮されている個人事業主に最大5万円の支援金を支給する「個人事業主臨時支援金」につきましては、申請件数は92件で、金額は合計460万円となっております。
 次に、店舗の賃貸料などを最大で20万円を支援します「固定費臨時支援金」につきましては、申請件数は139件で、金額は合計19,561,802円となっております。
 次に、県の休業要請を受け、協力された事業所に一律5万円の支援をします「感染拡大防止臨時支援金」につきましては、6月26日で受付が終了し、申請件数は519件で、金額は合計2,595万円となっております。
 次に、テイクアウトやデリバリーなど「新たな業態による事業継続支援」につきましては、申請件数が1件で、金額は合計44,091円となっておりますが、今後、申請が増えていく見込みでございます。
 次に、先の6月定例会でご承認いただきました案件です。
 市内の約2,800の事業所に10万円を一律に支給します「新たな日常に向けた地域経済活性化支援金交付事業」につきましては、昨日の7月1日より、受付を開始しました。受付場所は、商工会会員様は、商工会、非会員様は市役所となっております。
 また、地域経済を回復するために、市内全世帯に1世帯当たり5千円のクーポン券を配布する「地域経済応援クーポン券配布事業」につきましては、7月1日から、クーポンが利用できる店舗の募集を開始しております。
 クーポンの利用開始は8月1日を予定しており、現在クーポン券の印刷等の準備を行っております。
 その他、避難所での感染防止のためのパーテーションなどの資材の備蓄、また児童生徒へのタブレット貸与、医療機関・介護施設・児童クラブへの支援、産業用地拡張検討調査、事業者向けの無料相談の実施など、議会でご承認いただいた事業については、すみやかに着手してまいります。
 また、これまでの支援策をとりまとめた冊子の作成に取り掛かっております。
 支援策はホームページ等で紹介しておりますが、インターネットをご利用されていない市民の方もおられることから冊子を作成するものです。
 内容は、市の制度に加え、国の制度も掲載し、全12ページの構成とし、市内全戸に行きわたるよう、ポスティングにより、7月7日頃から、約37,000部の配布を開始する予定です。
 多くの方に制度を知っていただき、お困りの方には、積極的にご利用いただきたいと思います。
 それでは、本日最後の情報です。
 ようやく新たなスカーレット展「テレビドラマの世界~スカーレットの舞台甲賀市信楽~」のオープンの準備が整いました。
 スカーレットで甲賀を盛り上げる推進協議会さんや信楽高原鐵道さんが中心となり、旧信楽伝統産業会館にて、7月10日(金曜日)からオープンとなります。
 また、オープンに先立ち、明日7月3日には、スカーレットでジョージ富士川役を演じられた西川貴教さんにお越しいただけることになりました。限られた時間ではありますが、まちづくりをテーマに対談させていただく予定です。
 信楽はもちろん市内全域が元気になるように、西川さんのお力を貸していただけるのではと期待しております。
 スカーレット展では、スタジオで使用されていた穴窯やかわはら工房などのセットや小道具を展示しており、ジョージ富士川の作品もご覧いただけます。
 なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、来場の対象を段階的に拡大することとし、7月中は、まずは市内・県内の皆様を対象とし、状況を見ながら全国へと範囲を広げたいと考えております。
 私からの説明は以上でございますが。本日はこの後、2件の包括協定の調印式もございますので、併せて取材いただきますよう、よろしくお願い申しあげます。
 
○質疑応答
《記者》
 スカーレット展がようやく始まりますが、市長の思いはどうでしょうか。
【市長】
 スカーレットの放送終了と同時に、スカーレット展の中断も余儀なくされました。信楽を訪れた方が、さらに忍者、東海道などに周遊していただいていた矢先のことでした。6月19日から全国的な往来の自粛が緩和されたこと、滋賀県の警戒レベルも現在は一番低いレベルであるということ、全国的にも県内でも、観光の動きが再開されていることから、今回7月10日にオープンする運びとなりました。ただ、地元では他地域からの訪問が増えることについて、もう少し心配されていることもあり、感染症対策は十分に講じたうえで、来館いただく方の地域も限定しております。このような中で一歩を踏み出していただけるのは大変ありがたいと思っております。
 またオープンするにあたり、西川貴教さんに来ていただき、情報発信していただけるのは大変心強いと思っております。
 従来の形は難しいですが、新しい形で地域の観光を盛り上げていけたらと思います。
《記者》
 先日、滋賀県の病院協会が新型コロナウイルスの影響により医療収益が減少したことを受け、病院経営への支援について県知事に要望されました。公立甲賀病院については、今後どのように支えていこうと考えられているのでしょうか。
【市長】
 独立行政法人化をしたこともあり、柔軟に対応していただいておりますが、新型コロナウイルスの感染者を受け入れている病院ほど厳しい状況となっております。最近になって外来も増えてきているようですが、公立甲賀病院も大きなダメージを受けております。甲賀市、湖南市の2市が支えあっていきますが、財政負担は大きいため、国県にはこれまでも行ってきましたが、これからも財政支援を求めていきます。

以上