【市長】
 皆さん、こんにちは。本日は、大変お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。また日頃、皆様方には甲賀市にかかる様々な情報を発信していただいていることにつきましても、厚くお礼を申しあげます。
 日に日に朝夕の冷え込みが増してまいりました。心配しておりました台風の接近が、今年は少ないことは喜ばしいところですが、コロナ禍における新しい防災体制については改善をしていく必要があり、本市におきましては11月15日に防災訓練を実施する予定です。訓練内容につきましては、調整中ですので、決定しましたら情報提供させていただきます。
 さて、本日は市長2期目となる最初の定例会見となります。
 朝から、議員の皆様や職員の皆様にお出迎えいただき、2期目の初登庁をさせていただきました。
 職員には、コロナ禍において市民の皆様の安全をしっかりと守っていくこと、さらにはアフターコロナを見据えたまちづくりに向けて、創造力を働かせ、果敢にチャレンジしていくことについてお願いをさせていただきました。
 今回の選挙では、20分野135項目のマニフェストを掲げました。このコロナ禍においては、市民の皆様に説明をさせていただく機会は、無投票ということもあり、十分にありませんでしたので、まずは、このお約束をしっかりとお伝えすることから、この2期目をスタートしていきたいと考えております。
 これまでの4年間は、市民の皆様方との対話、会話をさせていただき市政に取り組んできました。地域行事へ積極的に参加させていただく他、各種団体の皆様方とのタウンミーティングや座談会の開催に力を入れてまいりました。
 特に重点としておりました「子育て・教育」、「地域経済」、「福祉・介護」の分野におきましては、一定の成果に結びつけることができました。
 そのような中、日本遺産の認定やスカーレットの放映、さらには全国植樹祭の主会場決定など、全国に甲賀市を発信する大きな機会に恵まれたことは、大きな追い風となりました。
 ところが、新型コロナウイルス感染症により、これまでに経験のない、また予想もできない事態となり、市政運営にも大きな影響が生じました。
 今後につきましては、いただいた大きなチャンスを活かす事業を再度展開するとともに、「公共施設の適正配置」、「幼保・小中学校の再編を含めた教育環境の改善」、「インフラを活かした土地活用」、「自治振興会等を中心とした支えあいのまちづくり」、「防災力の強化」、「公共交通の利便性向上」、「観光振興」などの様々な山積する課題に真正面から向き合い、解決に向けて取り組みを進めることに加え、アフターコロナと言われる時代の大きな転換期を迎えることを見据え、市民の皆様と共にマニュフェストにも記載しました「新しい豊かさ」を追求しながら、心身ともに健康で豊かな人生を送ることができるまちづくりを進めてまいります。
 これからの4年間は、初心に帰り、引き続き市政運営に全力で取り組んでいく覚悟でございますので、皆様方からも、引き続き様々な観点からご支援いただければと思います。
 それでは、本日は、11月9日に開会されます甲賀市議会臨時会に上程させていただく案件について説明させていただきます。
 補正予算が1件、人事案件が3件となっておりますが、補正予算の中から2点説明させていただきます。
 まず、1点目は、令和3年の甲賀市での成人式において、新型コロナウイルス感染防止対策を講じるため、複数会場での分散開催するための経費でございます。
 予算額は100万円でございますが、主に式典映像の配信や、会場間の双方向交流のためのオンライン映像配信業務の委託料となっております。
 次に2点目は、新型コロナウイルス感染症の臨時経済対策として、伝統的工芸品であります信楽焼の販売促進を目的に、県内の宿泊事業者が、おもてなしに使用されるために信楽焼を購入される費用に対し補助するものでございます。
 宿泊事業者が、滋賀県の「近江の地場産品購入によるおもてなし向上事業費補助金」を受けられる際には、4分の1の自己負担が必要となりますが、その自己負担額のさらに2分の1を甲賀市が補助することで、宿泊事業者が信楽焼を購入する場合は、8分の1の負担となるものです。予算額としましては、664万円となります。
 私からの説明は以上ですが、本日は、その他案件についても各種団体の皆様方からの情報提供がございますので、各社におかれましては、是非とも取り上げていただくようお願いします。

○質疑応答
《記者》
 成人式は、いつ開催されるのでしょうか。また、分散会場とはどちらの会場でしょうか。
【担当】
 成人式は1月10日に開催予定です。また会場は、基本的には各中学校区で分けることになっております。詳細は調整中ですが、従来はあいこうか市民ホールにおいて一堂に会して行っていたものを、密を回避するため分散をすることとなっております。
 例えば、土山ですと「あいの土山文化ホール」、甲南ですと「甲南情報交流センター」と、各地域にありますホールでの開催となります。旧町は5町ですが、中学校区は6つありますので、5か所または6か所での開催となる見込みです。
《記者》
 先月に、近畿経済産業局が取り組む地域ブランドの事業に、信楽焼が認定されたことについて、どのように受け止められているでしょうか。
【市長】
 来る大阪万博に向け、しっかりと地域のブランド化を目指す取り組みで、府県単位で1か所の認定と聞いており、滋賀県では信楽焼が認定されました。
 海外への発信や、ブランド化することで、持続可能な産業としていこうとすることについては、地元関係団体の皆様も大変喜んでいらっしゃいます。
 コロナで中断を余儀なくされていましたスカーレット関連の観光振興面にも、新たに影響を与えてくれるものと思っております。
 国が積極的に関与し、地場産業に磨きをかけていただくことについては、大変ありがたいお話ですので、地域上げて信楽焼の振興、また全市的な観光に繋がるように活かしていきたいと考えております。
《記者》
 市長から見た、今の信楽焼のブランドの立ち位置(状況)は、どのようにお考えでしょうか。
【市長】
 コロナ禍にあっては、芸術が心の豊かさにつながっていくものと考えており、2期目のまちづくりに焼き物を活用していくことを掲げております。
 信楽焼だけに限らず、地場産業は大きな過渡期であると思っております。戦略的にも頭打ちのようなところがありますが、そこを打破していけるよう、今回の認定を活かしていきたいと思います。
《記者》
 市長としては、信楽焼が今後どうなってほしいとお考えでしょうか。
【市長】
 信楽焼とは何なのか、歴史や経緯、これまで先人の皆様が培って来られた技術、道具など、信楽焼の魅力を多角的に発信していくことが大切と考えております。
 また、信楽焼は「挑戦」と「改善」の歴史を歩んできた産業であることも、PRしていくことも必要と考えます。
 特に、最近は女性作家の皆様から、新しい風を吹き込んでいただいておりますが、温故知新の精神で、古きをしっかりと知り、アピールしながら、新しい信楽焼の形を求めていければと思います。
《記者》
 先日、小中学校、保育園、幼稚園の再編計画において、油日地域から現状のまま残すという報告書が提出され、少なくとも旧甲賀町地区は、市の計画通りには進めることは難しい局面になったと思いますが、今後の計画の見直しなどについてどのようにお考えでしょうか。
【市長】
 再編計画に示されておりますように、まずは、協議会を各地域で立ち上げていただき、一定の方向性について議論をいただくこととなっております。今年度中には、市内全ての地域で終了する予定です。
 その中で、継続という答えが多数示されているということは、真摯に受け止めなければならないと考えております。
 子供たちの教育や、市のこれからの状況も含めて、総合的にもう一度しっかりとこの再編計画を見直していくことが大切と思っておりますので、今後、この再編計画の進め方についても、再度、議会の皆様とも協議を重ねながら、あるべき方向性を見出していきたいと考えております。
《記者》
 急いで進めるお考えではないということでしょうか。
【市長】
 そうですが、施設の老朽化具合に地域差がありますので、改修等を考えるうえでは、一定急いで結論を出していかなければならない地域もあります。また児童が極端に減って、修学旅行に一人で行くような学校も、スピード感を持って取り組むべき地域と考えます。他は、中長期的に考える地域として、再編計画の見直しを進めていきたいと考えております。
《記者》
 再編計画を拝見しましたが、数字で示されているところはドライな印象、また地域から見れば強引な印象を受けました。他の公共施設と比べ、小学校は地域の核となる施設でもありますので、今後、どのように市民の理解を得ていこうとお考えでしょうか。
【市長】
 地域の皆様の想いに、いかに寄り添うかが大切と考えます。計画では、数字的に学校が減ることしか示せておりませんでしたが、その後の利活用や、その後の通学手段も含めパッケージ化し、ネガティブな要素だけでなく、希望のある議論をしていかなければならないと考えております。
《記者》
 11月15日にオウムの抗議集会が行われますが、市としての具体的な考えはありますでしょうか。
【市長】
 これまでの抗議集会にも参加させていただいております。今でも、地下鉄サリン事件を起こした松本死刑囚を崇拝している団体でもあり、また、公安委員会が監視をしている団体でもあります。地域住民の皆様方にとっては、不安だと思いますので、これまでどおり、抗議活動を継続していきたいと思います。
                                               以上