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〇あいさつ・情報提供
【市長】
 皆さん、こんにちは。お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
 朝夕、涼しくなり過ごしやすい季節となってまいりました。
 先月の会見で情報提供のありました「信楽まちなか芸術祭」や「岡本太郎と信楽展」をはじめ、本市が特にこれから力を入れていこうとしております芸術に触れあうことができる秋になってまいりました。
 できましたら台風などの自然災害を心配することが無い秋となることを願っております。
 先月22日に閉会しました9月定例市議会では、提出いたしました決算案件、人事案件、補正予算案件などの重要案件につきまして、すべて原案どおりご承認、ご決定をいただくことができました。
 今後、補正予算で計上しましたコロナ禍における医療・介護・福祉事業者の人材確保への支援や、地域経済の好循環創出に向けた小売事業者の皆様方への支援につきまして、速やかな事業の執行を図ってまいります。
 さらに、11月に予定されている臨時議会、12月の定例会に向け、経済対策や市民の健康に向けた施策について、庁内で協議を行っているところです。
さて、ご承知のとおり9月30日をもちまして緊急事態宣言が解除されました。約2か月間に、本市においては、一時は新規感染者が20人を超える日もありましたが、多くの皆様のご協力のもと、現在は大幅に減少しております。改めて感謝申しあげます。子どもたちの思い出づくり、また高齢者の皆様方の健康づくり、そして経済活動等、影響が出てくるのはこれからと考えており、注視しながら対策を講じていきます。
 9月29日に対策本部会議を開催し、警戒レベルを4から2へ引き下げ、10月1日以降、原則休館・休止としておりました公共施設等については、感染対策を行いながら再開しました。
 また、小中学校の行事や部活動につきましても、県の方針に従い再開することとしました。
 しかしながら、これからの季節はインフルエンザについても流行時期を迎えます。引き続き、感染対策の徹底を図ってまいりたいと思います。
 今月10日が告示、17日が投開票となっております市議会議員選挙につきましても、有権者の皆様に安心して投票していただけるよう、選挙管理委員会で3密の防止や消毒の徹底をはじめとする感染症拡大防止対策マニュアルを作成され、準備を進めていただいております。
 なお、本市のワクチン接種につきましては、現在、12歳以上の対象者で、1回目が約75%、2回目が約65%の接種となっております。
 先月9月22日には厚生労働省から3回目の接種についての通達があり、準備を進めております。2回目の接種は11月に終えることから、8か月後となります来年の7月頃までは、ワクチン接種について市民の皆様にご協力をいただかなければならない状況となると考えております。
 それでは、本日提供させていただく3つの案件について説明させていただきます。まず1点目は「マイナンバーカード申請における職員出張サポート」についてです。
 コロナ禍でのワクチンパスポートについてもマイナンバーの活用を検討されております。デジタル庁が9月1日に発足し、マイナンバー制度もデジタル庁に所管替えされました。マイナンバーカードの普及は、これからの日本のデジタル化を大きく左右する重要な要素となると考えております。
 9月1日時点での全国の交付率は37.6%、滋賀県は41.7%、甲賀市は39.6%となっており、本市は全国平均を上回っておりますものの、県内では19市町の内、11番目となっております。
 そうした中で、本市では、マイナンバーカードの普及をさらに進めるため、市職員が企業や地域に出張させていただき、交付申請の支援を行い、市民の方が気軽に申請できる出張サポートサービスを開始することとしました。
 おおむね5人以上の申請希望者であれば、事業所や区・自治会・自治振興会、またサークル等でも結構ですので、職員が出張し、申請のサポートをいたします。是非多くの皆様にご利用、ご活用いただければと思います。
 次に2点目の「バリアフリーマップの完成」についてであります。こちらは、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に展開しております共生社会ホストタウン事業の一環となっております。
 マップを作成するにあたり、まずは「バリアフリーまち歩き点検」として、7月14日には信楽地域、7月17日には水口地域の点検を行いました。まち歩き点検には、障がいのある方や関係者の方とともに、市の道路管理者をはじめとする関係職員や近畿運輸局からもご同行いただきました。
 今回は限られたエリアではありますが、今後さらに地域を拡大するなど充実させ、障がいのある方が安心して外出でき、社会生活や観光を楽しんでいただけるよう、心のバリアフリーの推進とあわせて、共生社会の実現に努めてまいりたいと考えております。
 次に3点目の「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会メモリアル展の開催」についてです。
 先ほど、オリンピックのライフル射撃競技に出場された山田聡子選手にお越しいただいたところですが、東京2020オリンピック・パラリンピックに出場されました甲賀市ゆかりの選手の皆様、またホストタウンとして交流してまいりましたシンガポールの選手の皆様の活躍、そして聖火リレー関連アイテムをあわせて、メモリアル展をあいこうか市民ホールで開催します。
 オリンピック聖火リレー関連では、写真に加えて、トーチやランナーユニホームを展示します。また、パラリンピック聖火リレー関連では、飯道寺での採火式の様子や、採火ランタンを展示します。
 本市ゆかりの選手のパネル展では、オリンピックライフル射撃の山田聡子選手、パラリンピックトライアスロンの宇田秀生選手、マラソンの藤井由美子選手の活躍シーンを展示します。是非多くの皆様に、あの時の感動を思い出していただき、日々の生活の活力につなげていただくことを願っております。
 開催期間は、10月13日(水曜日)から10月24日(日曜日)までとなっております。
 詳細については、この後、担当から説明させていただきます。
 また、会見後半では、NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」で音楽をご担当された冬野ユミさんから12月8日にあいこうか市民ホールで開催される「スカーレットコンサート」、またコロナで延期となっておりました「甲賀流忍者検定の開催」についても情報提供いただきます。是非、取り上げていただきますようお願い申しあげます。

○各担当より情報提供
(1) マイナンバーカード申請における職員出張サポートについて
(2) バリアフリーマップの完成について(共生社会ホストタウン事業)
(3) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会メモリアル展の開催について

○質疑応答
《記者》
 マイナンバーカードの職員出張サポートはいつからスタートされるのでしょうか。また、県内で同様の取り組みはあるのでしょうか。
【担当】
 本日からのスタートとなります。また県内では、大津市、野洲市、長浜市、東近江市、草津市、米原市が行っていると聞いております。
《記者》
 マイナンバーカードにつきまして、国ではいつまでに普及を進めることとされているのでしょうか。
【担当】
 令和4年度末までに、ほぼ全国民にマイナンバーカードを交付するという重点計画となっております。
《記者》
 甲賀市での普及率は39.6%ということですが、目標数値などはありますでしょうか。
【担当】
 具体的な数値は持っておりませんが、厳しい状況ですが、全ての市民への交付を目指して、1%でも伸ばしていくよう取り組んでいきます。
《記者》
 3回目のワクチン接種の準備状況などについて教えていただけますでしょうか。
【市長】
 早期接種している医療従事者は、12月くらいから3回目の接種をはじめ、先ほど申しあげましたとおり、2回目の接種を11月末に終えられる方がいらっしゃいますことから、来年の7月頃までの半年以上の期間で3回目の接種を進めることになると考えております。
 ただ、集団接種会場となっております体育館等を1年以上に渡り使用していきますと、市民の皆様の健康づくりや、観光へも影響してまいりますことから、集団接種の期間の設定や、個別接種の拡大について、現在協議を進めているところであります。
 対象者が約7万人となり、医師会とこれまでの反省点、改善点を整理し、より効率的な接種の運営に努めていきたいと考えております。3回目は8か月経過された方からとなりますので、1回目の予約の時のような混乱は比較的少なく、スムーズに進むのではないかと考えておりますが、ワクチンパスポートの対応については混乱が生じるのではないかと思い整理しているところです。
《記者》
 9月28日に、国からモデルナ製のワクチンの使用について検討するよう通知があったと思いますが、甲賀市には影響がありますでしょうか。
【市長】
 基本的には、甲賀市が行う接種ではファイザー製を使用することとしております。また事業所や県が実施される集団接種についてはモデルナ製となっておりますが、今のところ甲賀市での混乱は起きておりません。
 しかし、県のワクチンの配分には見直しを求めたいと考えております。理由としましては、県の集団接種会場等でモデルナ製を接種された方の居住地には偏りがあり、その居住地で余ってくるファイザー製のワクチンを進んでいない市町へ回すなどの調整をしていただきたいと考えております。
《記者》
 市議会選挙についてお聞きします。前回は31人が立候補されましたが、今回は26人が立候補される見込みとなっております。候補者が少なくなった要因等はどのようにお考えでしょうか。
【市長】
 少なくなった要因はわかりませんが、前回、前々回の市議会選挙では、地域推薦のない方も数人出馬されておりましたが、今回はそのような方々の出馬が少ないように見受けます。コロナの経済状況等の影響が、選挙にチャレンジしにくい環境となっているのかどうかは不明ですが、今回は地域の推薦や、引退される議員の後継など、ある程度の票が固まる方が出馬されている中で、ハードルが高いと感じられたのかもしれません。はっきりとした原因はわかりません。
                                                  以上