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〇あいさつ・情報提供
【市長】
 大変お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。
 10月は、甲賀市議会選挙の二日後には、衆議院議員総選挙が始まり、選挙一色のひと月となりました。
 市議会選挙では、定数の24名の内、9名の方が新たに議員として当選されました。11月9日に臨時議会、そして12月には定例会がございます。コロナの影響で先の見通しが立たない中ではありますが、これまで以上に先見性の高い政策形成を行い、市議会では新人の議員もいらっしゃいますので、これまでの経緯や経過も含めて、ひとつひとつ丁寧に説明をしながら、建設的で活発な議論を経て、執行部と議会が一丸となって、このコロナ禍の難局を乗り越えて行きたいと考えております。
 衆議院議員選挙におきましては、小寺候補が小選挙区で、また比例では徳永候補が当選されました。
 すでに国では、大型の補正予算の編成に入っていると聞いております。現場重視のできるだけ使いやすい予算となることを願っております。これからも連携を取りながら甲賀市の諸課題の解決に向けて、まい進をしていく覚悟であります。
 さて、9月30日に緊急事態宣言が解除されてから約1か月が経過しました。徐々に市民の皆様による活動も再開をしていただいております。本日の会見後半でも、久しぶりに多くの情報提供をしていただきますことは、本当に嬉しく感じております。
 ワクチン接種が進んできたこともあり、気の緩みを心配しておりましたが、現在のところ感染者数も下げ止まっており、感染対策の意識はまだ高く保たれているのではないかと感じております。
 しかしながら、国内での感染者の減少の要因ははっきりとわかっておりません。海外では増加している国もあり、ワクチン接種の感染予防効果も徐々に薄れてくるということです。
 これからの季節は、ウイルスにとっては環境が良くなりますので、エアロゾル感染などにも注意するなど、引き続き感染症対策に努めてまいります。
 それでは本日は、11月9日に開会されます令和3年 第6回甲賀市議会臨時会の提出議案について、概要を説明させていただきます。
 提出議案につきましては、報告が2件、人事が1件、補正予算が1件です。この内の補正予算につきましては、お手元の資料の「議案第88号 令和3年度甲賀市一般会計補正予算(第7号)の概要」をご覧ください。
 今回の補正は、2億3,310万円を追加し、予算総額を420億2,684万円とするものです。
 歳出におきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を受けている低所得の子育て世帯に対し「くらし応援特別給付金」を支給する事業をはじめ、3回目のワクチン接種に関する経費について、これまでの接種に伴う経費との予算調整により必要経費を追加したものです。また、市内の中小企業や個人事業主の皆様の事業継続を支援するための経費を追加するものです。
 選挙後最初の臨時議会で補正予算を提出することは、これまであまり例のないことですが、年末年始を迎えるにあたり、経済的に厳しい方に安心して過ごしていただけるように、12月補正ではなく、前倒しをして11月の臨時会での補正予算で承認をいただきたいと考えております。
 子育て世帯くらし応援特別給付金事業では、ひとり親世帯の令和3年度の児童扶養手当支給対象者等、また児童手当または特別児童扶養手当を受けている方で、住民税均等割が非課税の方を対象に、1世帯あたり5万円に、児童1人あたり1万円を加算した額を支給するものです。
 申請は不要で、議会で可決いただきましたら12月に振込を予定しております。対象世帯は、1,050件、児童数は1,730人で、事務費と合わせて7千万円の補正額となっております。
 次に、新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種につきましては、2回目を終えた全ての人が対象となりますので、本市では、これまでと同様、集団接種会場での接種を基本として接種体制を整えていきたいと考えております。
 2回接種完了からおおよそ8か月以上の間隔が必要とされておりますので、集団接種会場での接種開始の時期は、早ければ、年明けの2月頃を予定しております。
 年度をまたいでの接種となりますので、切れ目なく接種を行うため、繰越明許費の設定と、必要となる接種会場の運営、予約受付や会場設営などの体制確保、接種会場へのバスの運行、予防接種の業務委託などにかかる経費を計上させていただきました。
 接種会場、開始時期、予約方法など詳細については、現在、調整を進めておりますので、今後、決まり次第、市民の皆様にお知らせしてまいります。
 なお、本市のワクチン接種につきましては、10月31日現在の12歳以上対象者で、1回目が84.2%、2回目が75.2%の接種となっており、11月末には希望者への2回接種を完了できる見込みとなっております。
 次に、地域経済好循環創出事業についてです。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態措置等により、深刻な影響を受けられました市内の中小企業等の皆様の事業継続を支援するため、滋賀県事業継続支援金を受給された市内に本店のある中小企業等及び甲賀市に住民登録のある個人事業主の方を対象に、1期あたり10万円、最大で20万円の支援金を給付するものです。
 700事業者を見込んでおり、事業費は1億4千万円となります。
 補正予算につきましての説明は以上ですが、詳細につきましては、この後の質疑でお答えしたいと思います。
 また、本日の会見後半では、本市の観光の3大コンテンツであります、「忍者」、「信楽焼」、「東海道」のすべての分野から情報提供いただきます。市政情報とあわせて取り上げていただきますようお願い申しあげます。
 私からの説明は以上です。よろしくお願いします。

○質疑応答
《記者》
 衆議院選挙の結果については、どのよう見られているでしょうか。
【市長】
 甲賀市は、これまでの4年間は小寺議員と、新名神をはじめ、杣川、大戸川、野洲川上流域の整備計画について連携を取りながら進めてきました。その他の事業も小寺議員を通じて進めてきたこともあり、全面的に応援しました。当選されひと安心です。これからも継続して甲賀市の未来を左右する大型プロジェクトについては、しっかりと連携を取りながら進めていきたいと考えております。
 徳永候補につきましては、比例で当選されましたが、この第4区の国会議員が2名となったことについては、これまで以上に国に対して影響力のある地域となったと感じております。
 徳永候補は近畿の代表ではありますが、やはり地元である滋賀4区の現場の状況をしっかりと見ていただきたいと思いますので、一度、甲賀市役所にお越しいただき、甲賀市全体がコロナ禍で受けている影響に対して、国でどのような対応を取っていただけるのかなど、意見交換ができればと考えております。
 また、近畿圏では維新の会が、比例で大幅に得票を伸ばしたということは、吉村知事の大阪での取組みが評価されたと見ております。
《記者》
 今回、小寺候補の選挙カー上での演説もされており、珍しいことと思いますがいかがでしょうか。
【市長】
 今回の選挙では、これまで甲賀市に足を運んでいただいていない徳永候補では難しいと判断し、小寺候補を全面的に応援しました。
《記者》
 市議会選挙では、西村議員がトップ当選でした。一方、共産党の得票が少なかったと思います。新人議員も増えましたが、市議会選挙の結果をどのよう見られているでしょうか。
【市長】
 西村議員が多くの票を獲得されたのは、きめ細かく活動され、また勉強もされていることが評価され、特に若い世代からの支持が得られたと考えております。また、地元の寺庄地域は人口増加エリアでありますことから、新しい住民の方からも大きな付託を受け、議員になられたと思います。
 信楽地域では6人もの候補者がいらっしゃいましたが、その中でも2千近い票を獲得されていることはすごいことと感じております。
《記者》
 岩永市長は、以前は維新の会に所属されておりました。今回の衆議院選挙では滋賀3区から維新の会から出馬されておりましたが、関係はあったのでしょうか。
【市長】
 一度もお会いしたこともありませんが、びわ湖放送の討論会は拝見しました。今回の選挙で県内の維新の動きに関わっておりません。市長に立候補する半年前に維新の会を離党しておりますが、大阪ではこれから万博などの大きな動きがありますので、甲賀市のメリットにつながることがあれば、これまで持っている人脈を活かしていきたいと考えております。
《記者》
 今後、維新の関係で関わることはありますでしょうか。
【市長】
 今のところ予定はございません。
《記者》
 滋賀4区は接戦になったと思いますが、どのように感じられておられますか。
【市長】
 前回の選挙の結果からすると、小寺候補は厳しいと見られている中で、善戦されたと思っております。
《記者》
 新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種は、どのように進めていかれるのでしょうか。
【市長】
 2回目の接種を終えてから8か月を経過した方からとなりますので、まずは3月から接種をしている医療従事者から、年内の12月から開始する予定です。5月から接種を開始しました65歳以上の方につきましては、来年2月頃から開始する予定です。
 また、集団接種会場につきましては、これまで市内3カ所の公共施設を使用しておりましたが、長期間に渡ることから、市民活動にも大きな影響が出ますので、今のところ水口会場につきましては、これまでどおり公共施設を会場としますが、できる限り医療機関で集団接種ができないか調整をしているところです。会場は変更となるかもしれませんが、拠点を設けながら、個別接種の協力もいただき、多くの場所で接種できる体制を整えていきたいと考えております。
                                                 以上