令和6年8月1日 市長記者会見
〇あいさつ・情報提供
【市長】
改めまして皆さんこんにちは。
お忙しいところお集まりいただきありがとうございます。
7月につきましては、市内の祭りを中心とした多くのイベントを取材いただきありがとうございました。
今月も杣川の夏祭りなどのイベントも予定されておりますので、ぜひ取材をいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
それではお手元に配付いたしております資料について、少し私の方から情報提供をさせていただきます。
まずは、語り継ぐ平和への思い、広島平和記念事業報告会と被爆体験伝承講和会についてであります。
市では毎年甲賀市戦没者追悼式を行っておりますが、この式典に合わせ、広島市から伝承者をお呼びし、被爆体験などについてお話をしていただいております。
さらに今年度は、広島市の平和記念式典に出席した小学生による作文発表も行いますので、戦争の悲惨さ、また平和の尊さを考えるきっかけにしていただければと思います。
次に、今と未来の働き方を考える座談会についてであります。
女性の起業支援事業といたしまして、時給を効率よく上げる方法、そして将来やりたい仕事に就きながら、収入も安定させる働き方を一緒に考える座談会を開催いたします。
子育てをしながら時給を上げる働き方を実現された、または実現に向けて取り組まれている女性にリアルな体験や思いを語っていただく予定をいたしておりますので、少しでも不安を感じておられる方にはぜひ、ご参加いただければと思っております。
次に市民ワークショップ「みんなで築こう水口岡山城の未来」についてであります。
平成29年2月9日に国史跡に指定されました水口岡山城跡が、地域のシンボルとして長く愛されるために、城跡の将来像について、地域住民の皆様と一緒に考えるワークショップを開催いたします。
こちらにつきましても、1人でも多くの方々にご参加をいただき、今後の水口岡山城跡の活用について、一緒に考えていただける場となることを期待いたしております。
それでは本日、提供させていただきます案件につきまして、図書館まつり2024開催&甲賀市郷土資料室「忍」のオープンについてであります。
甲賀市誕生とともに20年間歩んできた甲賀市図書館の魅力発信の機会とし、あわせて忍者に関する資料を中心に、甲賀市5町の特色ある郷土資料を集めた甲賀市郷土資料室「忍」を開室し、郷土研究に資する場所として開放をしていく予定であります。
図書館まつりでは、様々な企画を用意し、多くの方々にご来場いただきたいと考えておりますので、詳細につきましては後程、担当の方からご説明を申し上げます。
記者会見の後半では、学校大改修2024 MAINICHICRAFT~毎日を笑顔にするクラフト~、そして、信楽町宮町「抜穂祭」の開催について、情報提供をさせていただきますので、皆様方にはぜひお取上げいただくようお願いを申し上げましてごあいさつと情報提供といたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇各担当より情報提供
(1) 図書館まつり2024開催&甲賀市郷土資料室「忍」オープンについて
○質疑応答
≪記者≫
郷土資料室なんですけれども、どの程度の忍者の資料が入ってくるのか。要するにその忍者の資料ってかなり古い資料もあるかと思うんですけれども、そういったことも含めてなのか。あと数がどの程度なのか教えてください。
【担当】
先ほどもお話しました通り甲賀市の図書館5館が所蔵している忍者関係の資料を集めた資料室を予定していますので、今のところそういった出版された資料を集めた資料室となっています。
数に関しましては、今、誠意集めていますので、ちょっと全体の数としては把握できていません。
また内覧会の際にはご報告できると思います。
≪記者≫
郷土資料館自体はもともと部屋としてはあるんでしょうか。あるいは新たに設けられてということなのか少し教えてください。
【担当】
甲南図書交流館が開館された当時から部屋としては地域資料室という名前でありました。
その開館当時は地域資料室と、その前に広いオープンスペースがあるんですが、そこに本棚を並べて、まちを知るコーナーという形でオープンして、皆さんに利用していただいていました。
ただ残念なことにそこに貴重書を並べておりまして、たくさん無断の持ち出しが頻発しましたところで、貴重書もその地域資料室に保存し、それ以来保管庫として利用していました。
そうした保管庫として、まちを知るコーナーに置いていた本を移動させたときから、いずれはここも利用者の方にオープンするスペースとしてもう一度使いたいという構想はあったんですが、一旦そういう形で、以前利用していただいたものを閉室していた部屋なのでもともとある部屋です。
≪記者≫
語り継ぐ平和への思いの事業ですが、何年度からですかというのと、平和記念式典などに参加をするというのは広島のみなのでしょうか。
児童とあるのですべて小学生だと思うんですが、何人今年は行かれましたでしょうか。
【担当】
語り継ぐ平和への伝承講話会につきましては、昨年度から開催をしており、今年度2回目の開催という形になります。
広島の平和記念事業なんですけれども、基本的に被爆地は広島と長崎とあるんですけれども、旧町時代から広島だけに行っていたということになります。
人数につきましては、市内の小学校現状21校ありますけれども、そちらの小学校6年生の方に声をかけ、応募があったのが14校です。定員今回15名としていますので、今回参加した方は市内14校で15名になります。
≪記者≫
水口岡山城の未来という企画ですけれど、以前城跡のところに膨らましたようなものをやられていたような記憶があるんですけれど、ああいうものはもう登場しないんでしょうか。何か見てわかるようなことをされるということは。
【担当】
今回の市民ワークショップにつきましては、現在教育委員会で進めております、この史跡水口岡山城跡の保存活用計画の策定に関連して、市民の皆様の将来像についてのご意見をお伺いするという形のワークショップになります。今おっしゃっていただいたバルーンを膨らませるイベントにつきましては、一般社団法人の水口岡山城の会さんが主催で、毎年4月に開催されているものですので、それとは別の行事になります。
≪記者≫
昨日ちょうど7月31日が四万十川で児童2人が亡くなった水難事故から17年ということで、安全誓いの日に定められていたと思います。
これから夏本番ということで、7月31日の受けとめと今後の水難事故に関することでお話いただけたらと思います。
【市長】
甲賀市の教育委員会が取り返しのつかない事故を四万十川で起こし、小学生2人が亡くなられたということを受けて、条例に定めてこの安全誓いの日を7月31日に定めています。
もちろんのことでありますが、再発防止を徹底的に全職員が再度各事業について見直していく。
そして、また市民の皆さんの安全を大前提にした事業を実施していくということを全職員と誓い合いました。
BBCさんが美馬さんの取材をされて、私も拝見いたしましたが、本当に心が張り裂ける思いで、今後の市政運営で安全を大前提にし、市民の皆さんが安心してご参加いただける体制づくりを改めて構築をしなければならないという大変強い思いを持った昨日でした。
≪記者≫
甲賀消防の最後の処分がこの間出ました。思ったほどではなかったということがありますが、かなり長いこと、この問題を引っ張ったなというのがあります。
発覚というか、最初の一報が届いたのが、ネットデータが去年の5月31日だったから、去年の6月1日の新聞からということだと思いますが、大体1年ちょっとかかりました。
そういう中で所感があればというのが1つと、今後、甲賀消防をどういうふうに運営していくのか。
本来管理者に聞くべきですけれども副管理者としても思うところがあれば伺えればと思います。
【市長】
ハラスメント事案ということで、本当に長い月日が経ったという感想でありまして、本当にハラスメント難しいですよね。
人によって受けとめ方も違いますし、当時の社会情勢がどうだったのか、消防という市民の皆さんの生命と財産を守る最前線で活動いただいているある意味特殊な組織の中で起こった事案でもありましたので、本当にこのハラスメントを改めてどう評価していくのかというのは難しいと今なお思っています。
ただ、やはり職員の離職であったり、働きがいというところについては、どこの組織でもしっかりと改善を日々していくのが当然でありますので、そういった中で、今回第三者委員会等から、報道の皆様方からもそうでしたけど、いろんなご意見をちょうだいし、これは多分消防本部の新しい消防長も記者会見でお答えさせていただいていると思いますが、人材育成計画をしっかりと作っていくということや、職員の委員会の機能強化とか、あとはハラスメントの相談窓口の充実、職員研修、キャリアリターン採用の制度化を今後、積極的に進めていきたいという報告も受けておりますので、甲賀市としてもそういった取り組み支援をしていきたいと思います。
ただ、今回のことだけではありませんが、やっぱり組織としていかに自浄作用を活かしていくのかということは、本当に私たち市もそうですけれど、何かあったら第三者、第三者というような世の中の風潮もありますが、やっぱりその前に自分たちの力で問題を解決していくという自浄作用を、もっともっと高められるようにしていくことが大切だなと今は思っています。
≪記者≫
今回の処分じゃなくて最初の処分の3月のときに、管理職2人が処分されました。
そのうちの消防長ですけれども、いろんな理由で結構厳しい処分でしたが、今回の問題の背景の中にその消防長に忖度するという組織風土があったと、第三者委員会でも指摘されたかと思います。
理由の1つに考えているんですけれども、前消防長はかなり長いこと、消防長をしていたというのがあります。
5年というのは本当に長くて、首長でさえ選挙で選ばれて4年間ということを考えるとかなり長すぎるかなということがあります。
5年前から前の消防長が消防長になったときに、管理者として決裁したのは岩永市長だったのではないかと思うんですけれども。
そのあといろいろあって体制変わったんですが、もう少しやりようがあったのではなかろうか。3年勤めたら、行政組合の事務局長にするとかっていうことも考えることもあったと思うんですけれども、そういった話は出なかったでしょうか。
【市長】
当時5年前ですけど、私が最終的には任命をする立場でした。
やはり消防、行政についてもかなり勉強していらっしゃる方で、現場も十分に経験を積まれていた方ということで大いに期待をいたしておりました。
それが結果的にこういった形で、現場を離れることになったというのは、今おっしゃる通り、もしかすると、年月の中で、少し傲慢になってしまったところもあったのかもしれませんし、そのあたりについては、期間の長さを、何か制度的に規約で縛るっていうことは、今のところ、生田管理者とは話し合いはしておりませんが、やはり長く同じポジションにいすぎると、どうしてもそういった視野が狭くなったりとか、初心を貫けなかったりというようなことが出てくるかもしれませんので、そういったところはどういった環境を作るのかというのはこの正副管理者の一定役割だと思いますので、1度、協議もする価値が十分あると思います。
以上
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