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令和6年11月1日 市長記者会見

〇あいさつ・情報提供

【市長】

 改めまして、令和6年11月定例記者会見に大変お忙しいところお集まりをいただきありがとうございます。

 この度、10月20日告示の甲賀市市長選挙の結果、無投票という形ではございましたが、昨日から3期目の市政運営に当たらせていただいております。

 このたびの選挙では、20分野58の政策集を作成し、市民の皆様方とのお約束をいたしております。

 私たちを取り巻く環境、本当に日々大きく変化をし、新たな時代を先読みした施策も必要になってまいりますし、今後4年間は、第2次甲賀市総合計画の締めくくりの4年として、また、市制施行20周年を迎えた、甲賀市の次の20年に向けた、大変大切な1歩を踏み出す時期でございます。

 甲賀市スタイルをいつもの暮らしに幸せを感じるまちへとつなげ、新しい豊かさを市民の皆様方にしっかりと実感いただける、そんな市政運営に邁進していく覚悟でございますので、引き続きのご指導、ご提案等を賜りますようお願いを申し上げます。

 それではお手元に配布いたしておりますとおり、情報提供をいたします。

 まず1点目は、甲賀スポーツフェスタの開催になります。

 2025年に開催する、いよいよ来年となりましたが、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」の開催機運を盛り上げていこうと、市民にスポーツへの関心、親しみを持ってもらうことを目的に、11月16日、水口スポーツの森において開催を予定いたしております。

 有森裕子さんに陸上競技やストラックアウト、フライングディスク、ボッチャなどの競技体験ブース、そしてまたキッチンカーなども用意をいたしておりますのでぜひこちらの方も、大変にぎやかなイベントとなりそうですので、取材の方いただければと思います。

 本日提供させていただく案件について、まず「こうか木育フェスタin鹿深夢の森」についてです。

 子どもから大人までを対象として、木にふれあう機会を提供し、改めて木材への親しみや木の文化への理解を深め、暮らしに木を取り入れるなど、今後の木材利用の促進につなげるために、『木育イベント』を開催することといたしております。

 次に「プラッと貴生川」であります。

 昨年に引き続きまして、貴生川駅周辺でこの社会実験を実施いたします。

 魅力あるまちづくりのために官民連携の手法により、まちづくり、貴生川駅周辺の整備事業を進めているところでございますが、「子育て世代」「若手社会人」「学生」をターゲットに市場性や社会性について、検証することを今回目的といたしております。

 以上2件につきましては、後ほど担当から詳しくご説明を申し上げます。

 また会見後半では、「近江の茶めぐり「御煎印」販売」について情報提供いただきますので、ぜひ積極的に取り上げていただきますようお願いを申し上げ、ごあいさつと情報提供とさせていただきます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

〇各担当より情報提供

 (1) こうか木育フェスタin鹿深夢の森(市制施行20周年記念)

 (2)  プラッと貴生川 貴生川駅周辺で社会実験をします!

 

○質疑応答

≪記者≫

 今回、3選で当選されて、施策として取り組んでいきたいところ、具体的なところ、また優先度の高いもの、お考えになってるところ、もう一度お聞かせいただけますか。

【市長】

 政策集としては20分野58項目のお約束を市民の皆さんとさせていただきましたので、1つ1つ着実に事業推進をしていきたいと考えておりますが、選挙戦で出馬、出陣式の時のみ市民の皆さんの前でお話する機会がありませんでしたが、その時に申し上げたのが、1点目はやっぱり共生社会をしっかりとつくっていくということと、あと2点目は施設の合理化を将来負担がかからないようにしっかりと進めていきたいということ、そして未来への投資、次の20年の甲賀市をつくる上で、名神名阪連絡道路、プラッと貴生川を先ほどご紹介いただきましたけど、貴生川駅周辺の整備等、4年間でしっかり形ができるものではありませんが、しっかり軌道に乗せて、次の20年につなげていきたい、未来への投資にも力を入れていきたいと思いますし、最後の4点目が市役所力の強化というのを挙げさせていただきました。

 これは今市役所の組織っていうのはどちらかというと国県の組織に準じて、組織がつくられているわけですけど、やはり人口減少化の中で、市民の皆さんの課題が多様化している。

 そうした社会背景にあって、やはり現場から練り上げた組織づくりをしっかりとしていきたいと思っていますし、それに伴って、市職員皆さんの人づくりを特に注力していくという意味で市役所力の強化、この4点については特に力を入れて、今後4年間、市政運営に取り組んでいきたいという思いです。

≪記者≫

 今の話ありました施設の合理化ということで伺います。

 5町合併していますので、同じような施設が結構あるというのもあります。

 合併の目的としておそらくそういうところを合理化して、行政運営をしてるということがあろうかと思います。

 一方で、この20年、なかなか進まなかった、小学校もしかりです。

 他の公共施設も進まなかったということがあります。

 特にどういったところを合理化していきたいと市長が考えてるのか、そこをお話いただければ。

【市長】

 計画を今審議会等で練っていただいているということもありますので、今の段階で私の方から具体的なことは申し上げられる時期ではないんですが、小中学校の再編、また幼稚園保育園の再編、今年までの計画で10年間がありましたが、途中コロナ禍もあったということもあるんですが、地域住民の皆さん方としっかりと合意形成ができてないままに、10年間が過ぎてしまっているという反省点もございまして、その計画通り進めなかったということを踏まえれば、今後小学校の再編と、あとさらなる幼保の再編に伴う施設の合理化はもう待ったなしで進めていくことになろうかと思います。

 それとハード整備も合併特例事業債を活用させていただいて、特にこの8年間積極的に必要な改修や建て替えは行いましたので、これからはそれに伴って、周辺の施設を統合化していくような流れになってこようというふうに思っています。

 いずれにいたしましても、このままの施設を今後維持していくとなると、かなり財政的に逼迫するという長期の財政計画が出ておりますので、未来に負担を先延ばししないというような意味では、公民館、コミュニティセンターも含めて、これからその計画に沿った施設の合理化、統廃合というのを積極的に進める4年間になろうというふうに思います。

≪記者≫

 3番目に言った未来への投資、特に貴生川駅周辺整備なんですけれども、確かに乗降客が多いし、線路は3つ走っているのかな。

 一方で駅前はちょっと寂しい感じはありますよみたいじゃないかなというふうに思っています。

 この辺が非常に開けているという言い方でいいのか、もう5年ほど書かれていますが、かなりポテンシャルを活かし切れてないと感じています。

 そういうことがあって社会実験2年目に突入するかと思うんですけれども、今後、ずっと社会実験ばかりしているわけにもいかないでしょうし、どういう形で整備、あるいは構想、計画を練っていくのか、教えてください。

【市長】

 貴生川駅周辺、本当にポテンシャルを活かせていないというご指摘はその通りでありまして、草津や守山、人口増加エリアの波及効果がどんどん近江八幡や能登川の方に行ってしまっているという状況を、何とかこの草津線沿線にもそういった効果が得られるように、そのためにはやっぱり鉄道の大きな結節点である貴生川駅周辺をしっかりにぎわいづくり、暮らしやすさを目的に整備をしていかなければならないというのは市長就任当初から、議会、市民の皆様方にもご理解をいただきながら進めているところです。

 一気にすべてを進められるわけではありませんので、今の駅から杣川までエリアを何工区かに分けて整備をしていくことになろうと思いますが、一番早く工程をつけていくのが、貴生川コミュニティセンターがかなり老朽化をしておりまして、サロン等利用率の高い場所ではあるんですけど、エレベーターもないという状況でなかなかその活用が高齢者の皆様方にもご不便だというお声をいただいておりますので、そこの建て替えを含めて、駅利用者の皆さん方の居場所づくりであるとか、また交流ということを目的に、まず第一段階はそのコミュニティセンターの建て替えと同時に駅周辺のにぎわいづくりの第一歩を踏み出したいなと思います。

 

以上