令和6年11月20日 市長記者会見
〇あいさつ・情報提供
【市長】
それではよろしくお願いをいたします。
今日11月20日、定例記者会見ということで11月26日から始まります12月議会の内容を中心に、皆様方にご説明をさせていただきたいと思います。
早速ではありますがお手元に配布をいたしておりますとおり、情報提供を少しさせていただきます。
市制施行20周年記念特別献立の実施であります。
12月2日に甲賀市立小中学校とこども園、保育園におきまして、市制施行20周年を記念し、「近江牛」また「忍忍にんじん」など、地場産品を使用した特別献立を提供することといたしております。
貴生川小学校におきまして、取材が可能となっており、ぜひお取り上げをいただければと思いますので、冒頭、お願いを申し上げたいと思います。
それでは、12月定例会でご審議いただきます議案の説明に入らせていただきます。
まず、議案につきましては報告案件が2件と、財産取得追認案件が1件、人事案件が2件、新規条例案件が3件、条例改正案件が6件、条例廃止案件が1件、補正予算案件が6件、指定管理者指定案件が25件、その他案件が2件となっております。
私からはその概要について、配布いたしております提出議案の一覧表の資料及びメール配信させていただいております提出議案データに基づき、説明を進めさせていただきます。
まず報告案件についてですが、和解及び損害賠償の額を求める専決処分の報告が2件となっております。
次に、財産の取得追認案件につきましては、(仮称)雲井コミュニティセンター整備事業に伴います建物の取得に関するものであります。
次に、人事案件につきましては、教育委員会の委員及び農業委員会の委員の任命について、2件提案をさせていただきます。
次に、新規条例案件につきましては、室内多目的広場条例、こども家庭センター条例、文化芸術振興条例の制定が3件になっております。
まず、「甲賀市室内多目的広場条例」につきましては、組織改編による例規整備を行うことに伴いまして、施設の位置付けを明確にするために、「甲賀市こども家庭センター条例」については、すべての妊産婦、子育て世帯、子どもに対し、母子保健、児童福祉の両機能について一体的に相談支援を行う機関として、甲賀市こども家庭センターを設置するため、「甲賀市文化芸術振興条例」につきましては、文化芸術施策の基本事項を定め、総合的かつ計画的に推進をすることにより、心豊かな市民生活を送り、活力ある地域づくりに資するため、それぞれ制定するものとなっております。
次に、条例改正案件についてでありますが、「老人福祉センター条例」、「地域包括支援センターの包括的支援事業の実施に係る職員及び運営に関する基準を定める条例」、「水道の布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例」及び「都市公園条例」の一部改正のほか、「刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例」並びに「公共施設使用料(据え置き分)の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例」の6件、廃止条例案件につきましては、「福祉ホール条例を廃止する条例」の1件となっております。
次に、補正予算案件といたしましては、「令和6年度甲賀市一般会計補正予算(第4号)」になります。
「東部学校給食センターの設備改修に係る経費や実績見込みにより不足が見込まれる扶助費等を増額するほか、人事異動等によります人件費の組み替え、また災害に係る治山工事に要する経費、寄附金を財源とする備品購入費について、歳入歳出それぞれ2億1621万5000円を追加し、歳入歳出の予算を、本年度の総額につきましては、489億2043万9000円となってございます。
その他補正予算案件といたしましては、「令和6年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、「令和6年度甲賀市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、「令和6年度野洲川基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第1号)」、「令和6年度甲賀市病院事業会計補正予算(第1号)」及び「令和6年度甲賀市下水道事業会計補正予算(第1号)」を提出させていただきます。
次に、指定管理者の指定案件につきましては、「甲賀市甲南駅北口駐車場」、「水口児童クラブ」をはじめ、市内25施設の指定管理者を指定するものでございます。
次に、その他案件の2件でありますが、「市道路線の認定につき議決を求めることについて」は、甲南町野田字下浦地先の野田下浦12号線を認定することについて議決を求めるもの、「甲賀広域行政組合規約の一部変更に関する協議につき議決を求めることについて」は、組合の事務所の位置を変更するため、甲賀広域行政組合規約の一部変更に関する協議につき、構成団体に議決を求めるもの、以上2件であります。
議案につきましては48案件となっておりますので、今簡単にではございますが、それぞれ説明をさせていただいた内容となっております。
それでは議案以外の案件として、本日お手元に配布をいたしております「忍者衣装の作業員による県史跡水口城跡石垣除草作業について」説明を申し上げます。
毎年実施をいたしております水口城石垣除草作業を今回初めて忍者衣装で行うということで忍者のまち甲賀のアピールにつなげたいと考えております。
情報の総詳細につきましては後ほど担当の方から説明をいたします。
また「eスポGOMI with SASAYURI FC SHIGAについて」情報提供いただきます。ぜひお取り上げをいただきたくお願いを申し上げ、私からの説明といたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇各担当より情報提供
(1) 令和6年第5回甲賀市議会定例会 提出議案について
(2) 忍者衣装の作業員による県史跡水口城跡石垣除草作業について
○質疑応答
≪記者≫
専決処分にあった部分でお伺いしたいんですけれども、物損事故でとどまっているのかというのと、報告第20号の市側の不注意というところを説明していただけますか。
【担当】
専決事項の市道での事故についてですが、物損事故でございます。道路のくぼみにタイヤがはまったことによるタイヤ、他の部品等の損傷でございます。
2件目の報告20号につきましては、市有自動車ということで、市の公務中での事故になります。接触事故ということで、市側の100%の責任ということでの処理となっています。
≪記者≫
不注意というのは前方不注意とかそういうものなのか、著しい不注意があったというわけではないという理解でいいのか。
【担当】
具体的に申し上げますと、ちょっとバックをする際に、後方の確認が十分できていなかったということでの接触事故でございます。
≪記者≫
議案について、公共施設の使用料の見直しですけれども、詳細を確認したんですが、概ね施設の利用料が倍額、2倍になると、かなり大きいかなと思うんですけれども、こういうふうに決まった経緯を教えていただければと思います。
【担当】
公共施設使用料の見直しのことで、概要を説明させていただきます。
こちらは令和4年10月に策定しました公共施設使用料の見直しに係る基本方針に基づき、使用料の見直しを図るため、条例の一部を改正するものです。
令和4年の方針の中では、令和5年の4月に1度改正をして、激変緩和措置、1.5倍になってしまう施設については2年後の令和7年4月にもう一度値上げをし、調整をするということを定めておりました。
その方針に基づき、2回目の改定をするというものでございます。
対象施設は16施設ございまして、改正する条例は6条例となっております。
【市長】
ちょっと補足をいたしますと、私市長に就任をして以来、施設の使用料というのが、旧町域によってバラバラだったという課題がありまして、合併してその辺りの整理がまだできていなかったということを受けて、令和4年にそのあたりを統一していこうというような動きをとらせていただいたんですが、一気に倍になると負担も大きいということで、令和5年に1.5倍を超えるものについては激変緩和措置ということで猶予を見させていただいていて、順をもって今回、最終になるんですけれど、これで均一化、類似施設については使用料の均一化が図れるという段取りになっています。
≪記者≫
今のお話で内容としてはわかったんですけれども、2倍ってなると、かなりインパクトが大きいと思うんですが、その辺をどう考えていらっしゃいますか。
【担当】
金額としては、50円から200円程度の値上げとなっております。
今、市長が説明しましたように、地域によって違っていた部分での均衡を図るということですので、2年前の値上げでも大きな反響っていうのはなかったんですけれども、今回についても無理のない値上げかと考えております。
≪記者≫
今回の議案と直接的な関わりはないんですけど、繰越の補正の関係で、道の駅あいの土山整備事業が入っているんですけれども、私がこちらに着任する前の話なんで、直接記事を書いてないんですが、道の駅あいの土山、隈研吾さんのデザインということなんですけれども、他の自治体、具体的にいうと栃木県の美術館で、木材を用いて建てられていて、経年劣化して整備改修費が結構多額で問題になっているケースがあるんですけど、こちらのあいの土山に関してはその辺はどう見込んでいらっしゃいますか。
【担当】
ご質問の木材等の腐食等の対応につきましては、極力風雨にさらされないようなことを検討した上で、どうしてもさらされる部分につきましては、防腐処理及びK4という一番効果が高いと言われている塗装をさせていただきまして対応していく予定をしております。
≪記者≫
栃木県の美術館がかなり昔に建てられたものと聞いているので、ちょっと時代が大分変わっていますから、今の技術的には昔と比べて腐食に対する耐久性もかなり進化してきているという理解ですか。
【担当】
製品といたしましては約20年、その塗装を施せば、対応できるようになっておりますので、またその間におきましても、随時、確認とチェックをして対応していきたいと考えております。
≪記者≫
補正予算の関係で、財産収入、土地の売払収入ということなんですが、どこの土地を売るんでしょうか。
【担当】
土地の売り払い収入ということで、庁舎西側の駐車場の敷地の一部をハローワークの移転用地として売却をするということで、計上させていただいております。
≪記者≫
補正予算の概要の中で、東部学校給食センター設備改修に係る経費を計上するというふうになっていますけど、歳出の中で見当たらない気がするのですが、歳出の中で上がるんですか。
【担当】
資料の4ページの上から黒丸4つ目なんですけれども、こちらに学校給食センター運営事業で5,530万円、説明文が記載されておりまして、具体的には給食センターのボイラーが2基追加で改修の必要が生じたということで、補正させていただきます。
≪記者≫
当初予算の予算編成がぼちぼち始まる頃かなと思っております。
3選当選されて、その1年目ということになります。
どういった方針で臨むのかということを伺わせてもらえればと思います。
【市長】
予算の編成方針は10月ぐらいに提示をさせていただいておりまして、ホームページでもご覧いただけるということですが、基本的には総合計画の最後の4年間、第3期基本計画で新しい豊かさはもちろんですけれども、やっぱり甲賀スタイルをいかにつくっていきながら、また市民の皆さんの暮らしの余白をつくるというような大きな方向性について、それぞれ具体的に各部局に対して、制度を、事業をどういうふうにしていくのかというようなことで、まだ私の方には上がってきておりませんので、今ちょうど総務部で査定を進めていただいている状況だと思いますが、基本的には市民の皆さんとお約束をさせていただいた20分野58項目、着手できるところから初年度よりしっかり着手をしていって、第3期基本計画の締めくくりをしていくというようなところです。ただ、これまでの合併特例事業債が令和6年度で使用期限が終わってしまっておりますので、今後はどちらかというとその財政の規律っていう部分についてはちょっと厳しめに見ていく4年間になろうというふうに思いますし、また物価高騰、人件費高騰等でも大きく予算が割かれるということが予想をされますので、どう工夫をしながら、予算を編成していくのかということはこれまで以上にちょっと緊張感を持って、はい、やらせていただきたいと思います。
≪記者≫
今お話になった「暮らしの余白」という言葉なんですけども、わかりやすくどういうことになりますか。
【市長】
要はオール甲賀でまちづくりをしようという大きなスローガンがありまして、もう8年間ずっとこの地域づくりを見ていると、やはりまちづくりに参画いただいている方というのが、ほとんど同じ方が幾つも役職を持ちながら、積極的にまちづくりに参加をしていただいてて、その背景なんかを現場でいろいろヒアリングさせていただくと、皆さん、日々の生活に追われ、お忙しいというようなお声がたくさんあって、区や自治会の役員のなり手がいなかったりとか、また草刈に出る方が少なくなっていたりというような現象が起きておりますので、市の施策はやはり、すべてにおいて市民の皆さん方の暮らしをですね、しっかり着目して、そこに余白がしっかりとできるように、これはお子様をお預かりすることもそうですし、例えば老老介護8050問題なんかもそうなってくるんですけど、そういったところをしっかりと現場目線でサポートしていくことによって、少しの余白を市民の皆様方にしっかりつくっていただく。
その中で、まちづくり等にも参加をしていただかないと、行政が一方的にもっとまちづくりに参加してくださいとか、オール甲賀でとか言っても、市民の皆様方には、もうそれどころじゃないんだよというお声もたくさんいただいてきましたので、しっかり余白ができるような施策を、事業を、綿密に組み立てていこうと、そこからできる余白を、まちづくりであるとか、また自分の新しいところ人生の豊かさ心の豊かさにしっかりつなげていっていただきたいと、それを総称して、甲賀スタイルとして、作り上げていきたいというのが第3期基本計画の大きな方向性でもありますので、そういった意味で、暮らしの余白っていう言葉を使わせていただいています。
≪記者≫
「余白」というのは「余裕」と言い換えをしても齟齬はないですか。
【市長】
ないと思います。
以上
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