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令和7年2月7日 市長記者会見
〇あいさつ・情報提供
【市長】
 大変お忙しいところを令和7年2月定例記者会見に皆様お集まりをいただき誠にありがとうございます。
 今日は甲賀市議会3月定例議会でご審議いただく議案を説明させていただきます。
 中には令和7年度当初予算も入っておりますので、少しお時間をいただいてのごあいさつと説明となりますので、ご承知おきいただきたいと思います。
 令和7年甲賀市議会の3月定例会、報告案件が4件、また新年度の予算案件が9件、人事案件が1件、条例制定案件が1件、条例改正案件が11件、補正予算案件が4件、その他案件が7件でございますが、私からはその概要について配布をさせていただいております提出議案の一覧表の資料及びメール配信いたしました提出議案データに基づき、ご説明をさせていただきたいと思います。
 まず報告案件につきましては、「株式会社道の駅あいの土山の経営状況の報告について」が1件、「和解及び損害賠償の額を定める専決処分」の報告が3件となっております。
 次に新年度の予算案件といたしまして、まずは「令和7年度甲賀市一般会計予算」となります。
 お手元に配布をいたしておりますカラー刷りの「一般会計予算資料」の2ページに予算のポイントを、また15ページから18ページに重点目標を記載いたしておりますので、それぞれご参照をいただきたいと思います。
 これまで「あい甲賀いつものくらしに「しあわせ」を感じるまち」の実現に向けまして、3本柱となります「子育て・教育」、「地域経済」、「福祉・介護」を基軸に各種施策を進めてまいりましたが、令和7年度が初年度となる「第2次甲賀市総合計画第3期基本計画」では、便利で質の高い暮らしで生み出した「暮らしの余白」を、叶えたいライフスタイルで埋めていく暮らし方を「甲賀スタイル」と定義して追求をしていこうということにいたしております。
 重点目標として、「若者・子育て世代に選ばれるまちの実現」を掲げまして、新たに設定をする分野横断的な5つのプロジェクトのもと、未来を担うこども、若者、子育て世代を市一丸となって、「オール甲賀」で応援し、人口減少対策に取り組んでいくという方針を示しております。
 原油価格、また物価高騰に加えまして、ウクライナや中東情勢に伴う社会経済的な影響から、不安定の要素がある状況下で、大変地方自治体の財政状況も厳しい中に置かれております。
 国や県の特定財源の確保に努めながらの予算編成となりましたが、令和7年度予算編成では、従来からの基本方針に「若者・子育て世代に選ばれるまち」の実現を据えるとともに、私から、今後4年間で特に進めて欲しいという新たな4項目について、「オール甲賀で取り組む共生社会の実現」が1点目、「既存事業、既存施設の見直し」が2点目、「20年先を見越した未来につながる投資・施策の構築」が3点目、4点目は「限られた人材を最大限に生かした市役所力の強化」ということを全職員がしっかりと認識した上で、予算編成に当たるように指示を出したところであります。
 主な事業といたしましてはまず、予算資料の16ページ及び21ページの「若者定住促進事業」であります。
 「若者・子育て世代に選ばれるまち」の実現に向け、若者が未来に夢や希望を抱くことができるまちを目指すためには、当事者である若者の意見や思い、また困り事にしっかり耳を傾け、ニーズに応じた有効な施策を講じることが不可欠と考えておりますことから、市政運営に係る若者目線のシンクタンクとして「(仮称)ワカモノ会議」や、若者のまちづくりへの参画を促す「(仮称)若者ラウンドテーブル」を創設し、若者の声を市政に反映させる仕組みづくりを構築することといたしております。
 2点目といたしましては、予算資料17ページ及び51ページの「貴生川駅周辺整備事業」となります。
 「選ばれるエリア形成プロジェクト」といたしまして、「住みたい・住み続けたい」と思われるエリア形成を推進していくために、貴生川駅周辺特区構想に基づきまして、地域拠点としての人口のダム機能の強化を目的とし、官民連携によるエリア価値向上、また、貴生川駅周辺公共施設の再整備による都市機能の集積を図ってまいります。
 令和7年度といたしましては、北口ロータリー測量設計業務委託、また、杣川歩行者専用橋測量調査業務委託等を実施いたすことといたしております。
 3点目といたしましては、予算資料18ページとなりますが、「信楽小学校改築等整備工事」になります。
 築造から50年が経過し老朽化が著しい信楽小学校について、令和7年度から複数年かけて学校校舎の改築とあわせて、信楽児童クラブの集約化を行い、令和9年9月の開校をただいま目指しております。
 令和7年度としては、14億円を計上しております。
 以上、主な事業をご説明いたしましたが、令和7年度甲賀市一般会計当初予算の総額は、対前年度比1.3%増の462億2,000万円となり、予算規模につきましては過去最大となっております。
 その他新年度予算案件として、令和7年度甲賀市国民健康保険特別会計予算他3件の特別会計予算及び令和7年度甲賀市病院事業会計予算他3件の企業会計予算となっております。
 次に、人事案件につきましては、副市長の選任同意が1件ございます。
 また、条例制定案件につきましては、「甲賀市史跡公園条例の制定について」が1件で、史跡の保存を図るとともに、郷土の歴史及び文化を学び、体験を通して郷土愛の高揚に資するため、史跡公園を設置し、あわせて管理基準等を定めるために条例を制定するものでございます。
 次に、条例の改正案件につきましては、上位法令が改正されたことに伴い改正を行う「甲賀市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の他10件となっております。
 続きまして、補正予算案件といたしまして、まず、「令和6年度甲賀市一般会計補正予算(第6号)」についてであります。
 道路の維持補修事業など、国県の補助採択に伴う事業の追加及び事業費を増額するほか、追加交付を受けました普通交付税の増額、そして寄附金を財源とする備品等購入及び基金の積み立て、また、入札差額や事業費の確定などによりまして、歳入歳出それぞれ2億47万5,000円を追加し、歳入歳出予算総額を496億7,166万5,000円とするものであります。
 その他補正予算案件といたしまして、「令和6年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」他2件となってございます。
 次にその他案件として、まず「甲賀市道の駅あいの土山」をはじめ3施設の指定管理者指定案件についてとなります。
 次に、「第2次甲賀市総合計画第3期基本計画を定めることにつき議決を求めることについて」は、第2次甲賀市総合計画の3期目となる計画となります。
 第2次甲賀市総合計画基本構想におけます12年間の計画期間における最後の4年間の施策の方向性を定めたものとなってまいりますが、市が取り組む20分野64施策を包括する、地域経営のための最上位の計画ということになります。
 甲賀市は人口減少が進む中にあっても、まだまだ多くの伸びしろのある可能性にあふれた地域でもございます。
 市民を守るための施策を進めるためにも、若者・子育て世代を中心とした本市の将来を担う世代に「選ばれるまち」となるべく、本計画により地域の未来に向けた取り組みを着実に前に進めていく所存でございます。
 次に、「第5次甲賀市行政改革大綱を定めることにつき議決を求めることについて」は、本市の行政改革に係る基本方針であります。
 甲賀市総合計画第3期基本計画に定める「行財政マネジメントの方針」を補完するとともに、行財政分野において推進する方策を明らかにし、その基本方針とするものとなってまいります。
 その他の案件といたしましては、「財産の処分につき議決を求めることについて」、また「市道路線の認定につき議決を求めることについて」の2件となっております。
 以上、議案等37案件の概要のご説明とさせていただきます。
 一般会計の新年度予算に係る補足説明につきましては、後程担当から申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、議案以外の3件についてであります。
 まずは、「甲賀流公共ライドシェア実証運行出発式について」ご説明をさせていただきます。
 2月4日に情報提供させていただきました滋賀県の「地域特性に応じた交通ネットワーク構築事業」を活用した「甲賀流公共ライドシェア」導入に向けた実証運行について、実証運行を広く市民の皆様方に周知を行うという目的でこの出発式を開催することとなっております。
 次に、「市民交流駅「てらしょう」(JR寺庄駅)トリックアートの設置」についてです。
 鉄道のまち、忍者のまちのPRやJR草津線の利用促進を目的に、南口の壁面に全長6メートル、高さ2.5メートルの巨大忍者トリックアートが新たに登場いたします。
 そして次に、「甲賀市文化芸術振興条例キックオフ・フォーラムの開催」についてとなります。
 甲賀市では、市内の各地域の伝統歴史等を守り活かしつつ、誰もが一人ひとりの個性を尊重し、創造性が発揮できる豊かなまちづくりを進めるということを目的に、「甲賀市文化芸術振興条例」を制定させていただきました。
 令和7年4月の施行に当たりまして、もっと文化や芸術に関心を持っていただき、参加者皆さんがともにまちづくりの未来や夢を語り、考える機会として、このキックオフ・フォーラムを開催したいと考えております。
 以上3件についての詳細につきましても、後程担当からご説明をさせていただくことといたします。
 会見の後半では、「まちなかひな祭りの開催」、また「甲賀53家もてなし忍者隊公開オーディション」、「甲賀の地酒イベント「酒裏剣忍者 大阪編~其の二~」の開催」また「甲賀の地酒イベント「酒蔵でつながる東海道 春の東海道酒蔵めぐり」の開催」について、それぞれ情報提供をいただくこととなっておりますので、各社皆様におかれましては是非とも、ご注目をいただき、取り上げていただければと思います。
 私の方からの説明は一旦以上とさせていただきます。
 どうぞよろしくお願いいたします。

〇各担当より情報提供
(1)  令和7年第2回甲賀市議会定例会 提出議案について
(2)  「甲賀流公共ライドシェア」実証運行出発式について
(3)  市民交流駅「てらしょう」(JR寺庄駅)トリックアートの設置について
(4)  甲賀市文化芸術振興条例キックオフ・フォーラムの開催について

○質疑応答
≪記者≫
 当初予算について、伺いたいと思います。
 市民税が今回15%ほど増えている理由を教えてください。
【担当】
 市民税、個人と法人両方とも増加しております。
 個人が16.6%、法人が12.7%増加しておりまして、個人の主な要因です。
 令和6年度に国で定額減税が実施されておりました。本市の影響額が、4億円の減収になっていましたので、振り戻しといいますか、制度が終わりましたので、4億円が前年度から増加になっております。残り約3億円につきましては、所得の伸びというところで算定しております。
 法人につきましても、企業の製造業を中心とした企業業績の伸びを見込みまして、約2億円の増とさせていただいております。
≪記者≫
 市債の状況はどうなっているか教えてください。
【担当】
 市債の方ですけども、4ページをご覧いただけますでしょうか。
 一般会計歳入予算の構成ということで、この表の下の方になるんですけども歳入合計の1つ上に市債の欄がございます。
 令和7年度は19億5,240万円。前年度が42億690万円ということで、差し引き22億5,450万円となっております。
 主な理由なんですけども、令和6年度までが、本市の合併特例事業債の発行期限が令和6年度まででしたので、ハード整備を重点的に令和6年度までさせていただいておりました。
 その結果、令和7年度につきましては、一定ハード整備が落ち着いたことにより、市債は減少しております。
≪記者≫
 10月に3期目当選されて、次の20年を見据えたということで、やっていくっていう話がありました。
 その1年目ということになるんですけれども、今回特にどういった予算であるということをお話いただければと思います。
【市長】
 次の20年に向けてという見方はいろいろあるんですが、第3期基本計画に基本的には今まで通り、「子育て・教育」「地域経済」「福祉・介護」という大きな目標はありながらも重点目標として、若者・子育て世代に選ばれるまちというのを全面的に出させていただいております。
 これは高齢者の皆様方を軽視するという話では全くなくて、とにかく現役世代をまずはしっかりと元気にし、選ばれるまちになっていかないと、支える側が不足をして結局はまちづくり全体が回っていかないというような認識に立って、この若者・子育て世代に選ばれるまちというのは全面的に出させていただいたというのが、次の20年に向けての大きな1歩になるのかなというふうに思っております。
 加えまして、未来への投資という部分では、土地の利活用であったり、また、貴生川駅周辺の開発であったりというような投資案件についても、名神名阪連絡道路も含めて、前に進めていくことといたしておりますので、思い切ったというかある意味市民の皆様方から見ると、これまで以上に方向性がわかりやすい予算になったというふうに思っております。
 もうひとつ強調したのが「余白づくり」というのを強調させていただいております。
 市ではいろんな事業を実施しているわけですが、それが本当に市民の皆さんの余白につながっているんだろうかという観点で、もう1回事業を見直して欲しいという指示を出させていただきました。
 例えば、窓口の改革も今進めておりますが、市民の皆さん方に過度に待っていただく時間をしっかりと短縮していくことによって生まれる市民の皆さん方の時間をしっかり作っていくんだという観点であったり、また区や自治会に、いろんなお願いを甲賀市からさせていただいているんですけれど、各部局がバラバラにお願いをするのではなく、一括してわかりやすくお願いをしていくことで、区長さんや自治会役員の皆さん方の負担も軽減されるということをきっちり一つひとつ詰めていって、市民の皆さん方の余白を作っていくということを前提に、全事業を洗い直していただいて、できた余白の中でまちづくりに参加していただいたり、自分の人生、新たな表現の時間に結びつけていただいたりということを、甲賀スタイルとして築き上げていこうというのが大きな方針でありました。
≪記者≫
 今、若者・子育て世代に選ばれるまちを前面に押し出すという話なんですけど、市長から冒頭ご説明ありました(仮称)ワカモノ会議と(仮称)若者ラウンドテーブルの違いはどういったところにあったのでしょうか。
【担当】
 ワカモノ会議につきましては、どちらかというと官主導で、今回は「若者・子育て世代に選ばれるまち」ということを重点目標にしたんですけれども、これまで当事者の声がなかなか甲賀市に届いていなかったという部分がありますので、そこのニーズを確実にとらえるために、常設の市のシンクタンク的な機能として、各部局からの相談であるとか、今後の事業の方向性について、当事者の若者に意見、提案をいただくというような形の会議を常設していくというのがワカモノ会議でございます。
 若者ラウンドテーブルにつきましては、民間主導といいますか、若者たちが自然に集まっていただいて意見交換して、ディスカッションするような、どちらかというと、サードプレイス的な場の方の運営をしていくと、そこについて経済的な補助金とか、支援をしていくというようなことで、そこで若者ネットワークであるとか、今後の起業であるとか、そういう部分のアイデアを生み出す場を市として作って、運営をしていきたいというふうに考えております。
≪記者≫
 市として、若者の年齢層の定義っていうのはされていますか。
【担当】
 少し難しい部分ではあるんですけれども、これまで特に高校を卒業して、大学に入学した後、20代、30代前半ぐらいまでというのが、施策のターゲットとして、やっぱり抜け落ちていた部分というところがあります。今後、いろんな制度を運用していく中では、一定線を区切る必要があるかなと考えておりますけども、一定30歳程度というところの上限を考えております。
≪記者≫
 予算のポイントの貴生川駅周辺特区構想に基づき、官民連携によるまちづくりに取り組むとあるんですけども、これは何を指しているのか。多分51ページにその内容が書かれていると思うんですけど、立命館大学と連携を言っているのか。
 その辺を今回ちょっと目玉に挙げていらっしゃるので、フィーチャーしたいんですけど、これを調べようと思ったら基本計画とか見るということでしょうか。
【担当】
 貴生川駅周辺の官民連携についてなんですけれども、これまでから貴生川エリアプラットフォームというもので、民間の方の団体を作りまして、今後の整備を考えてきたという経緯もあります。
 また、立命館大学からアドバイスをいただいているというものもございます。
 今後、まちづくり会社というのを創生しまして、ここの運営を担っていただくということも考えております。
 そういうことを含めまして官民連携としております。
≪記者≫
 市債の残高の見込みがどの程度になるのかを教えてください。
【担当】
 市債の残高でございますが、令和7年度末で450億6,800万円でございます。
 こちらは今回の令和7年度の当初予算を計上させていただいて、その年度末の見込み残高の金額です。
≪記者≫
 2月22日に忍者の日があるんですけれども、夕刊一面で甲賀市の取り組みをやっていますというようなことを書かせてもらいました。
 取材する中で面白いなと思っていて、観光と連携してやっているということなんですけれども、これからインパクトになりそうだなというように感じながら取材をしました。
 一方で、今インバウンドが来ているという話なんですけれども、甲賀を見ると底力はありそうなんですけれども、そこに今至ってないというところがあります。
 なかなか観光をどうしていくかというのは難しいと思うんですけれども、コーディネーターとかそういうような人たちがいるんじゃなかろうかという気がしていて、そういうことも含めながら、これからどういうふうに忍者を観光につなげていくのかという考えがあれば、伺えればと思います。
【市長】
 忍者というともう本当に日本を象徴するクールコンテンツという位置付けには変わりありません。
 日本遺産にも認定をいただいて、伊賀市・甲賀市が忍者の聖地として、この観光に取り組んでいくという方針もあります。
 そうした中で、1月25日の新聞の夕刊で記事を取り上げていただいたことは本当にありがたく思います。
 ただその中で、やっぱり地味な作業というようなことを取り上げていただいていて、これ本当に地味な作業を今着々と進めていただいていて、忍者マニアが本当に忍者愛あふれる人たちが地味な作業をずっと積み重ねてきてくれているような状況で、私もその就任当初、少し焦った気持ちで、この忍者についての観光商品を早く作ろうという意気込みでいたんですけれど、忍者マニアな人たちが、この地味な活動をしてるのを少し見守ったりすることって大事なのかもしれないというふうに思いまして、こっちが勝手にその結果を作っていくということを急ぎすぎると、その甲賀市らしさというものが、もしかしたら失われてしまうかもしれないなと。
 ちょっと気長に、その人たちの地味な作業がどういう観光商品につながっていくのかというのを、ちょっと待ちの姿勢で、待ってみようかなという段階にいます。
 ただ、民間の方でも忍者を核とした会社ももう立ち上がったというふうにも聞いておりますし、本当に古文書とか忍者というものについていわゆるその飛んだり跳ねたりばかりではない、本当に忍者の聖地として唯一無二の商品が、もう間もなく、もしかしたらそういうマニアの皆さん方から生まれてくるんじゃないかなという気配は感じておりますので、こちらから稼ぐ観光というのは大変大切なんですけれど、ちょっと長い目で見たときには、少しそこが自然に生まれてくるのを待ってみるのも必要じゃないかなというふうに思っています。
 ただ一方では、やっぱり観光産業というのをいかに盛り上げていくのかということも大変大切ではあるんですけれど、そのあたりを模索中というところが正直なところです。
≪記者≫
 去年の12月末に政治資金収支報告書が出まして、市長の政治団体も幾つか出ました。
 もう1年半前に私が書きましたが、収支報告書を5年間出してなかったということがありました。
 5年間というのはかなり大事だとは思うんですけれども、今回の収支報告書を見たときに、忘れていた人間がまだ担当しているというふうになっております。
 私、市長からあのときに考え直して自分でやりましょうみたいなことを聞いていたんですけど、これは一体どうなっているんでしょうか。
【市長】
 もうほぼ自分でやったんです、今回は。もちろん名前はその通りになっているんですけど、中身については自分で全部確かめて提出をさせていただきました。
 政治団体も4団体今持っているんですけど、今のこの私の立場では4つも必要ありませんので、この際、必要のない団体についてはもう閉じてしまおうという作業も、今進めさせていただいております。
 その辺りの経緯については、記者さんがおっしゃる人物がよく知ってて顔見知りでもありますので、少しお手伝いをいただかないといけないかなとは思っているんですけど、国会議員時代からある政治団体とかはもう必要ありませんので、そのあたりについては閉じていこうとしています。名前はそのまま残ってしまっていますが、実際のところはもう私が報告書を全部作成して、提出をしているという経緯であります。
≪記者≫
 すべてやっていらっしゃるというんだったら、やっぱり正確に書くというのが収支報告書の基本ですので、そういうふうにしていただければと思います。

                                                           以上