〇あいさつ・情報提供
【市長】
皆さんこんにちは。年度初めの大変お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。令和7年度もこの記者会見を大切な場として甲賀市の市政情報を積極的に発信させていただきながら、市民の皆様の暮らしの豊かさにつながるよう、取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。
令和7年度、甲賀市も他の自治体と同様にスタートしましたが、甲賀市で38人の新規採用職員を迎え昨日、辞令交付式を行いました。後ほど紹介させていただきますが部長級職員による新体制により今年度もスタートしてまいりたいと思いますので重ねてよろしくお願い申しあげます。
また3月1日より、新たに伴孝史さんが副市長に就任いただいております。これからの市政を前に進めるためには、これまで市役所にて培ってこられた行政の豊かな経験、そしてまた知識を十分に発揮いただけるものと確信しております。甲賀市としましては合併以降20年、常に副市長は滋賀県の方から出向いただき務めていただいていたわけですけれども、このたび初めて甲賀市の職員から副市長が誕生したということで、その手腕にも大きな期待をしているところです。
また、今年度の組織や機構改編の一つとして、こども政策部の中に「こども家庭センター」を設置することといたしました。妊産婦、また子育て世帯や、こどもへの一体的な相談支援を行うために、センターでは、センター長と統括支援員を置き、家庭児童相談室、また市内5か所ある保健センター、子育て政策課において、センターの役割を担ってまいりたいと考えております。
そして、第2次甲賀市総合計画第3期基本計画がスタートする最初の年度が、令和7年度になります。次の20年に向け最初の一歩を踏み出す大変重要な年度と位置付けております。
特に、若者・子育て世代を中心とした本市の将来を担う世代から「選ばれるまち」となるべく、創意工夫また柔軟な発想で、施策をさらに充実、加速させ、市の実施する事業や施策を総動員しながら、市民の皆様の暮らしに「余白」をしっかりと生みだしていく、そしてその「余白」をそれぞれの市民の皆様方が叶えたいライフスタイルで人生を表現できる、いわゆるこれを「甲賀スタイル」と位置づけ、適正かつ迅速な業務執行に努めながら徹底的にやり遂げていきたいと考えております。
4月からゴールデンウィークにかけましては、「水口曳山まつり」や「しがらき駅前陶器市」そして「信楽作家市」、また令和4年にユネスコ無形文化遺産に登録いただきました「瀧樹神社のケンケト踊り」など、大変賑やかなイベントや行事が予定されておりますので、ぜひ積極的に取材をしていただければ大変ありがたいと思います。
本日の案件は、「よみがえれ水口岡山城2025」および「忍夜討2025~隠形之巻~」について、この後、情報提供もさせていただきますので、合わせて取り上げてくださいますようお願い申しあげ、ご挨拶と情報提供とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○副市長及び部長級職員紹介
<自己紹介>
○質疑応答
《記者》
よろしくお願いします。今年度の行事が目白押しだと思いますが、13日から開幕します関西大阪万博で、滋賀県の方から関西広域連合ということで出展があって、水と琵琶湖がテーマということですけれども、半年の期間中に甲賀市として何か絡み的なことはあるのでしょうか?連動したイベントとかありましたら。すでに発表されているかもしれませんが。
【市長】
そうですね、私が把握している中では、信楽と万博というのは前回の大阪万博から関係性が深くて、今も万博記念公園に立っている「太陽の塔」の後ろに「黒い太陽」というのがあるのですが、あれが実は信楽焼で、岡本太郎さんが信楽で作成されたという経緯もあって、万博との関連は非常につながりが深いので、この大阪関西万博についても積極的に信楽焼を打ち出していこうというような動きは、この間とっておりました。
一つ目が、日本六古窯であります信楽焼、「クレイバー」という小型のレンガですけれども、これがシグネチャーパビリオンの中の一つ「いのちの遊び場クラゲ館」というところの材料として使っていただいているというのが1件あります。それは信楽中学校の生徒が信楽焼で作成されたものだということであります。
それと、7月28日から31日までの間、「ローカルジャパン展」というのが開催されるそうですが、その中で甲賀市の信楽焼と新潟県三条市の金属加工が、それぞれ「共創」するブースを出展するというような予定も伺っております。
詳しいことはまた、資料で記者さんの方にそれぞれ情報提供をしっかりしたいと思うのですが、いくつか積極的に信楽焼として関わらせていただいているブースやイベントがあるということです。
《記者》
ありがとうございます。おそらく原課が複数にまたがっていることもあると思うのですけれども、大変面白い話ですので、直ぐ写真を撮れるなら私も撮りに行きますし、何か資料写真があればそれでも良いです。一番良いのは、職員さんが手に取って見てもらう。新聞の写真というのはモノがあるだけでなくて、人がちょっと持っているだけでも訴求力がありますよね。ですので、そういう写真や構成で、紙面上の一番良い扱いができるかなというイメージがあります。1枚のペーパーにまとめていただけると有難いですが、今おっしゃったことを確認させていただいたうえで、さっそくこの話は書かせていただきたいなと思っています。
もう一つ、私が前に東京出張へ行ったときに国会議事堂で聞いたら、「一番屋根のテッペンのところが信楽焼です」みたいなことを衛士さんがおっしゃっていましたけれども。そうなんですよね?
【市長】
そうです。一番上の三角の部分のタイルが全部、信楽焼です。
《記者》
そうですよね、これは案外知られていないということで。国会議事堂の衛士さんに「それは、すごいですね」と言ったら「いやいや、ちょっと断定はできない」みたいなことをおっしゃっていたのですが、本当だったんですか?
【市長】
はい。間違いないです。
《記者》
このあたりのことをPRされては。一般の人は知らないので。誰でも知っているじゃないですか、議事堂の屋根は、階段状のところは。そういったところで、産地でも「議事堂のテッペンは信楽焼」「こんなところにも信楽焼」みたいな感じでPRなされれば良いと思います。多分、甲賀の人だったら皆さん知っておられると思うのですけれども。
【市長】
いや、知らないかもしれないです。
《記者》
面白いと思いますよ。タヌキだけじゃないんだ、ということで。実はタヌキが縁起物であるということもあるじゃないですか。これも案外知られていないことなので。確かに、万博と関係性が深いというのは良いですよね。縁起物はどの国にも民族問わず喜ばれると思うので。以上です。
【市長】
ありがとうございます。誰か、応接室から「太陽の塔」を持って来てもらっても良いですか。
万博関連について記者さんから頂いたご意見は、広報も含めて、しっかりまとめてさせていただきたいと思います。信楽焼というのは、長い歴史があって全国に広がっているのですけれど、意外に知られていない事実がたくさんあると思いますので、この機会を捉えてそのあたりも整理して良いのかなと思います。
(「太陽の塔」 到着)
これです、これです。この後ろ、この「黒い太陽」というのが、岡本太郎さんが信楽焼で、全部信楽で制作されたと。
《記者》
その「黒い太陽」の部分だけですか?
【市長】
そうです。あとは、おそらくコンクリートか何かで、黒い後ろの部分は陶器で作られていて。
《記者》
そこの部分だけ陶器なんですね。
【市長】
そうなんです。
《記者》
ちょっと面白いので、後で職員さんに持っていただいて。
【市長】
これが信楽焼で万博と深い関係があるということで、今回の万博にも結び付いているということです。
《記者》
こういう話題は、各社みんなで盛り上げたら良いと思います。
【市長】
ありがとうございます。
以上