メニュー表示

メインメニュー

閉じる
○あいさつ・情報提供
【市長】
 皆さん大変お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
 今日は朝から土山の一番茶の手摘みに行ってまいりました。約100名の方にお集まりいただき、出品茶の手摘みをしていただいているところです。また今日は初市も行われるということです。先般、宇治で行われた初市では例年に比べて高い値段で新芽が買い取られているという情報も入っておりますので、1円でも10円でも高く、この新芽が売れることを期待しているところです。
 また本市におきましては、4月19日、20日に「水口曳山まつり」が開催され、特に今年は16基の曳山のうち8基が巡行していただいて、また重ねて「よみがえれ水口岡山城」と「忍(しのび)夜討(ようち)」も同日に開催いただいたこともあり、大変賑やかな2日間になりました。記者の皆様方には、多くの記事また番組で発信いただきましたこと、この場を借りて厚くお礼申しあげます。
 そして、本日5月1日は「油日神社の油日祭り」、3日はユネスコに登録されました「瀧樹神社のケンケト踊り」といった伝統行事が開催されます。信楽地域では只今「しがらき駅前陶器市」が、2日からは「信楽作家市」も開かれます。また、5日、6日には自然共生サイトに認定いただきました「みなくち子どもの森」におきまして「森まつり」も開催予定でございます。
 市内各所で、さまざまな行事やイベントが盛りだくさんで賑やかな季節となってまいりました。一人でも多くのお客様に甲賀市へお越しいただければと思っておりますので、引き続き発信いただきますようよろしくお願いいたします。

 それでは、本日提供させていただく案件について、少し説明させていただきます。
 まず、「森林管理によるJクレジットの認証取得」についてです。これは、適切な森林管理によるCO2の吸収量を「クレジット」として国が認証し、CO2排出量の多い企業などとの間で売買できる制度でございます。信楽町多羅尾地先の市有林を対象としたプロジェクトが、県内では4例目、市町としては県内初となる認証を取得しましたので報告します。
 次に、甲賀市・湖南市合同JOBフェアの開催です。6月と8月の2回にわたり、草津市の「キラリエ草津」を会場に、湖南市と合同のJOBフェアを開催します。両市から30社の企業が出展いただく予定であり、2回とも日曜日の開催としておりますので、幅広い対象者に参加いただき、企業の皆様の人材確保につながればと思っております。
 次に、甲賀市水口スポーツの森リニューアル記念イベントについてです。国スポ・障スポの開催を控え、水口スポーツの森の大規模なリニューアル工事が完了したタイミングで、特別ゲストをお迎えし、お披露目のイベントを開催させていただきます。
 次に、紫香楽宮跡宮町史跡公園(しがらきのみやあとみやまちしせきこうえん)の竣工式についてです。聖武天皇が営んだ紫香楽宮跡におきまして、市内初となる史跡公園の整備がこのたび完了しました。その竣工式ならびに発掘調査に関する現地説明会を開催するものです。
 最後に、令和8年度甲賀市職員採用試験の案内ポスターを、広報大使の世津田スンさんにデザインしていただきましたので、そのお披露目をしていただきたいと思います。
 情報の詳細については、この後、各担当から説明をさせていただきます。
 また会見後半では、「多羅尾代官陣屋跡の牡丹の開花状況について」、そして「第17回甲賀流忍者検定および、特別対談について」、そして「紫香楽宮のラベンダー祭りの開催について」、それぞれ関係団体様より情報提供いただくこととなっておりますので、ぜひお取りあげいただきますよう、お願い申しあげます。
 私からは以上です。よろしくお願いします。

○担当より説明

○質疑応答
≪記者≫
 弊社の今日の朝刊で載せたのですが、甲賀を拠点に活動しているVチューバーユニット「ぽこピー」というのが話題になってきていて、書籍も発売され徐々に浸透してきているということですが、甲賀の良いところとかを発信しているので将来的に観光大使などに任命されるとか、あるいは、今、ファンの方たちと全国で触れ合うイベントをしているそうですが、「甲賀市内でのイベントをやるのが夢」とかねてから言われているそうで、そういうイベントを招致するとか、お考えがあれば教えていただきたいです。
【市長】
 ぽこピーさんは、私も5年くらいずっとファンです。「甲賀流忍者ぽんぽこ」と、甲賀を入れていただいており、おそらくVチューバーでは元祖で人脈も持たれていて、すごく大好きです。登録者数も63万人ということですので、本当にVチューバー界でかなり影響力のあるお2人だなと。大使をぜひ、お願いしたいですし、甲賀市でVチュ-バーが集まるようなイベントもぜひお願いしたいと思っていますが、どうコンタクトを取ればよいか分からない。そしてこの2人の動画を見ていると、演出や独自のトーンなどをすごく大切にしておられるので、行政が下手に絡ませていただくと、彼らが目指しておられる世界観みたいなところがどうなのかなと、ちょっと遠慮ぎみなところもあって、具体的に接触させていただくことはなく、頑張っておられるのを見守っているというのが今の状況です。ぜひ、広報大使やVチューバーイベントをお願いしたいです。私もかなり長い間、庁内では言っているのですが、なかなかコンタクトを取る難しさがあると報告は受けています。
《記者》
 森林管理Jクレジットの認証を受けるにあたって、難しかった点や壁になったこと、克服されてきたことなどあれば教えてください
《担当》
 Jクレジットの要件となる適切な森林整備については、令和2年から森林組合と契約を結んで間伐等を進めていましたので、取得にあたって新たに行ったものではありませんが、計画書の作成や、第三者機関の審査を受けるための書類作成、現地審査など、認証取得までに2年を要した点が苦労した所になるかと思います。
《記者》
 紫香楽宮跡史跡公園について、当日の内覧会が10日ということですが、前もって写真を撮らせてもらうことはできますでしょうか。
《担当》
 はい。私たちも竣工式の準備で現地に入りますので、当課へ連絡してくだされば調整します。
《記者》
 Jクレジットの関連ですが、市町では県内初の認証ということで、取り組んだ意味などについて、市長に伺います。
【市長】
 「甲賀市環境未来都市宣言」を、植樹祭のタイミングで発信し、CO2削減に寄与していこう、そして具体的な事業を進めていこう、という大きな流れの中で、今回このJクレジットは県内の市町としては初めて認証いただけたということであります。
この動きを、甲賀市はもちろん県内全体に広げていきながら、環境都市というのを甲賀市だけにとどまることなく、環境県である滋賀県全体が、これからの森林が持つ課題解決にもつながるような総合的な対策の一つとして、大変重要なプロジェクトだと位置づけておりますので、CO2の削減、そして森林の活用、そしてきれいな琵琶湖の水をしっかりと供給していくという川上から川下までの取り組みの大きな一つのスタートアップになれば良いなという思いです。
《記者》
 Jクレジットの関連で担当課にお尋ねします。「認証取得」となっていますが、新聞表記的に「認証を受けた」と表現しても齟齬はないですか?
《担当》
 はい。今回、プロジェクト計画につきましては16年間、約1493トンの認証を受けております。そのうち、102トンについてクレジットを取得したということになりまして、そのうちの3%、3トンは事務局で確保されますので、差し引きの99トンのCO2が、クレジットとして販売できるということになります。取得としては102トンとなります。

                                                                                                                                                                     以上