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○あいさつ・情報提供
【市長】
 大変お忙しい中、定例記者会見にお集まりいただきありがとうございます。また日頃は、市政各般にわたる様々な情報を発信いただいていること、感謝を申しあげます。
 間もなく6月を迎えます。梅雨入りも近づくなか、野洲川の洪水対策として、滋賀県により竹木の伐採工事が実施されています。既にスポーツの森から水口大橋あたりまで作業も進捗いただいており、景観面でも大変スッキリしました。国スポ・障スポの開催に合わせ工事をお願いしておりましたので、選手の皆さんやお客様を迎える準備もしっかりと整ってきたという印象を受けています。
 また6月は環境月間ということで、環境省の「自然共生サイト」に認定されている、みなくち子どもの森におきましては、市の花ササユリが今年も見ごろを迎えています。ササユリの保全と育成を行っていただいているボランティアグループ「ささゆりサポート隊」の皆さんによるボランティアガイドが、5月31日から6月8日にかけて(6月2日は休館日)開催されますので、是非この機会に、ササユリの上品なピンク色の花、また甘い香りを楽しんでいただければと思います。

 さて本日は、6月定例市議会でご審議いただく議案についてご説明を申しあげます。報告案件が4件、専決案件が2件、人事案件が1件、条例の一部改正が2件、補正予算案件が3件、その他の案件が9件ございます。私からは、本日お手元に配布しております提出議案の一覧表に基づき少し概要を説明させていただきます。
 まず、報告案件につきましては、令和6年度一般会計予算、病院事業会計予算、水道事業会計予算、下水道事業会計予算、それぞれにおきまして、繰越額が確定したことを報告申しあげます。
 つぎに、専決案件ですが、甲賀市税条例と国民健康保険税条例について、法改正に伴う条例の一部改正を、専決処分により行いましたので、その承認を求めるものであります。
 つぎに、人事案件につきましては、甲賀市固定資産評価員の選任について地方税法の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
 つぎに、条例改正案件が2件ございます。1つは、法改正に伴います甲賀市税条例の一部改正です。もう1つは、甲賀市和太鼓音楽活動交流館の管理者を市教育委員会から市長へと変更するための一部改正となっております。
 つぎに、補正予算案件が3件です。このうち令和7年度甲賀市一般会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算にそれぞれ、6,325万6千円を追加し、令和7年度の予算の総額は463億5,691万9千円となります。
 歳出におきましては、貴生川駅周辺整備事業の「貴生川駅南口交流拠点基本計画」をより魅力的なものにブラッシュアップしていくために、公民連携事業支援業務委託を追加するほか、国庫補助金の新規採択に伴う公共ライドシェア予約・運行管理システムの導入経費や、甲賀B&G海洋センター温水プールの暖房設備更新にかかる経費などを追加しております。加えまして、国庫補助金の交付決定に伴う経費の追加や財源更正、寄附金を財源とする備品購入費などを計上しました。
 一方、歳入におきましては、交付決定を受けました「新しい地方経済・生活環境創生交付金」や「交通空白解消緊急対策事業補助金」のほか、土地売払収入や寄附金、公共施設等適正管理推進事業債など、所要の補正を行うこととなっております。
また、水道事業会計におきましては、AIによる管路劣化診断を、そしてまた下水道事業会計では、大規模下水道管路特別重点調査を、それぞれ実施するにあたり、所要の補正を行います。
 つぎに、その他案件が9件ございます。このうち、土地改良事業計画の変更について土地改良法に基づく議決を求めるものが7件、また市道の廃止および認定について道路法に基づく議決を求めるものが各1件となっております。
 以上、提出議案の概要説明となります。
 引き続き、議案以外の案件として、まず「甲賀市ライフジャケット購入補助金」についてご説明します。「甲賀市青少年活動安全誓いの日条例」に基づき、青少年の安全な野外活動の実施、また水辺における事故から市民の生命を守り安全に活動いただくことを目的に、県内の自治体では初めての取り組みとして、ライフジャケットの購入経費の一部を補助させていただく制度を、すでに本年4月から開始していますが、プールや水遊びが始まる時期を前に、改めてお知らせさせていただきたいと思います。
 つぎに、水口城跡御成橋(みなくちじょうあと おなりばし)改修工事の竣工式についてです。老朽化に伴い令和6年度から行っておりました改修工事がこのたび完了し、6月14日に竣工式を開催することとなりましたので、ご報告させていただきます。
 情報の詳細については、後ほど、各担当からご説明申しあげます。私からは以上です。よろしくお願いします。

○質疑応答(議案関係)
《記者》
 当初予算でも貴生川駅周辺の予算は上がっていますが、ここにあるライドシェアは貴生川駅から周辺地域にかけての課題だと思います。駅前は大変さみしい雰囲気ですし、これから活性化でテコ入れされていくと思うのですが、もう一つは水口の中心部、市役所とその周辺ですね。交通の不便なところだな、中心部へのアクセスがしんどいなと感じます。歩いて行けないことはないですが、ライドシェアを、どのようにされていくのか、今日じゃなくても良いのでお聞きしたいと思っています。記者クラブに投げ込みでもしてくだされば、皆さんで考えるネタを提供できるかなと思っています。
【市長】
 ライドシェアの状況と今後の方向性について、分かる範囲で担当の方から説明をお願いします。
《担当》
 ライドシェアの件ですが、今回補正で計上させていただきましたのは、昨年度より実証実験を始めた土山地域について、今現在は電話予約だけですが、システムを入れるための補正をさせていただいております。それと併せ、その他の地域でバスの運転手不足に対応するため、もう1地域どこかに入れていけないか、という形で進めていきたいと考えています。貴生川駅から水口の中心街へのアクセスについては、近江鉄道とコミュニティバスが日中は、ほぼ草津線のダイヤに対応する形で接続しており、日中のアクセスは比較的スムーズに行けるのではないかと考えていますが、深夜時間帯などは、タクシーがない時間も出てくると思いますので、そこは今後の課題と考えています。
【市長】
 また具体的な動きがあれば、しっかりとお知らせをさせていただきたいと思います。市民の皆さんの生活交通の面と、また観光面でもまだまだ2次交通が追い付いていないという課題を抱えていますので、そのあたりを合わせて、これからライドシェアなども活用しながら、より充実していこうという方向性がありますので、またお知らせさせていただければと思います。
《記者》
 水道事業会計のところで、AIによる劣化診断というのは、国とかで紹介されたり一般的に実施されていることですか?それとも先進的にやろうということなのか、説明をお願いします。
《担当》
 AI劣化診断は、各自治体で採用されています。甲賀市では、市内全域の土質や経過年数、今までの漏水情報などを年々AIで更新していき、どこが漏水の危険性が高いのかというところを捕まえていきたいということです。
《記者》
 こちらでは何年か前から取り組んでおられるのですか?
《担当》
 今年度から始めることとなり、当初は全額市の負担で実施する予定でしたが、補助金をいただけることとなったため今回補正するものです。

○各課より説明(議案以外)

○質疑応答(議案以外)
《記者》
 ライフジャケットの予算90万円分ということですが、何着分になりますか?また4月から始まっているということで、現時点で実際に利用申請数とか分かれば教えてもらいたいです。
《担当》
 補助の上限4千円で計算した場合、人数にして225名分ということになります。今のところ申請は数名です。今後、お手元に配布させていただいたチラシを学校、全児童に配るなどして、確実に執行していきたいと思います。
《記者》
 ライフジャケットは個人用ということですが、どういうところで使用することを想定されて個人用にされているのか聞かせてください。
《担当》
個人のレジャー等を想定しています。学校現場の方で、なかなか水泳の授業に時間を取れないという現状があり、小学生で泳げない子が増えてきている中、教育長からもライフジャケットの重要性をしっかり訴えて各世帯にできる限り配置したいということで、この制度を創設しました。
《記者》
 18年前の四万十川の事故もあっての安全対策ということで、こういった取り組みを始められたと思うのですが、県内では他市町に比べて水辺の事故が多いというようなデータはありますか?
《担当》
 特に甲賀市が水辺の事故が多いというデータは持ち合わせていないですが、近年全国的に、水辺の悲惨な事故が多発していますし、甲賀市の方でも悲しい事故が少なからず発生しています。このような状況の改善に少しでも寄与できたらという思いで制度を作らせていただきました。
《記者》
 大阪関西万博ですが、7月に滋賀ウィークというのがあり私も取材に行こうと思っていますが、市長はじめ甲賀市が出て行かれることがありますか。はっきり決まっていなくても、こんなことができたらとか、直接行けなくても、直接の関わりはなくても、こうしたアピールをこれからしていくとか。期間中、滋賀ウィークに限らず何かありますでしょうか。
【市長】
 7月は新潟県三条市の金属加工産業と信楽焼がコラボしたイベントが、7月28日から4日間実施される予定ですので、そこでは必ず現場にお伺いして、私も応援、見学に行きたいと思っています。また、デジタルで全国のツーリズムを紹介するブースが設置されるとお伺いしていますが、日本忍者協議会とコラボして、忍者のツーリズムについてもこれから映像発信していく予定でおりますので、詳しいことが分かればまた提供させていただきたいですし、そういったことを機に観光まちづくり協会とコラボしながら市内を周遊していただけるような誘客に、何とかつなげていきたいと考えているところです。またその他、詳細が分かればご連絡させていただくようにしたいと思っています。
《記者》
 ありがとうございます。今の市長のご説明から、日本忍者協議会とのコラボとか、甲賀流忍術研究会とか調査団がありますね?こういったところにも絡んでいくということですよね。そういう面で取材させていただきたいなと思っています。

                                                              以上