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○あいさつ・情報提供
【市長】
 改めまして皆さんこんにちは。お盆明け大変お忙しい中お集まりをいただき誠に有難うございます。
 まず初めに、去る8月12日付で記者の皆様方にご連絡をさせていただきました、し尿くみ取り券の売上金の不足について少し触れさせていただきます。ご報告をさせていただいております通り、事案につきましては、推定ではありますが、合併前の平成7年から8年に生じた事案であるということ、また、平成18年から19年の合併以降に内部調査委員会を立ち上げ、原因究明に努めたものの、結果特定に至ることはございませんでした。それ以降も担当部局において解決に向けた取り組みに、特段の進捗がなかったことから、この度第三者委員会の設置を私の方から指示をし、調査を行っていただくことといたしました。今後につきましては、第三者委員会の推移をしっかり注視をしながら、調査結果が出た時点で、改めてどのように対応していくのかについて、その方向性についても、ご報告を皆様方にさせていただきたいと考えております。
 さて、8月1日、道の駅あいの土山がリニューアルオープンをいたしました。記者の皆様方には記事、また番組でそれぞれ多く取り上げていただき誠に有難うございました。
おかげさまで3日間のオープニングイベントは、大変好評でございましたし、ちょうど夏休み、お盆シーズンということもあり、開業から昨日までの17日間で、来場者数におきましては、8万5836人に達しております。今後もリピーターとしてしっかり、お客様にご定着をいただけるよう、サービス、また商品の向上に努めて参る所存でございます。

 それでは本日、提供をさせていただく内容について9月定例の市議会でご審議いただきます議案の説明をさせていただきます。
 まずは報告案件が11件、決算案件が9件、人事案件が5件、条例改正・廃止案件が8件、補正予算案件が4件、その他案件が3件となっております。私からはその概要について、お手元に配布をいたしております提出議案の一覧表に基づいて説明をさせていただきます。
 まず、報告案件につきましては、財政の健全化判断比率及び資金不足比率の報告が1件、各法人の経営状況の報告が7件、和解損害賠償の額を定める専決処分の報告が3件になってございます。
 次に、決算案件につきましては、令和6年度の、一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、野洲川基幹水利施設管理事業特別会計、病院事業会計、水道事業会計、診療所事業会計及び下水道事業会計に係る決算認定が9件となっております。
 令和6年度甲賀市一般会計歳入歳出決算の認定を求めることにつきましては、歳入の総額が509億3738万6936円。歳出の総額が490億9491万4167円となりました。
歳入歳出の差引額は18億4247万2769円となりまして、翌年度への繰り越し財源を除いた、実質収支額は15億5411万4769円となりました。
 令和6年度につきましては、第2次総合計画の第2期の基本計画及び合併特例期間の最終年度にあたる年度でございました。子育てや教育、そして地域経済、福祉介護を基軸に、市制施行20周年の記念事業、また2025大阪・関西万博に向けました、ブランド発信事業を実施した他、合併特例事業債を活用し、様々な施設整備にも取り組ませていただいたところでございます。加えまして、子育て世帯の負担を軽減するため小中学生と同様に高校生世代の医療費を無償化するとともに、不登校対策といたしまして市内21の小学校に、教室復帰を支援するためのスペシャルサポートルームを設置したことなどにより、決算規模といたしましては、歳入歳出ともに過去2番目の大きさとなりました。
 次に人事案件につきましては、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、5件あり、再任が4件、新任が1件となってございます。
 次に、条例改正案件7件についてでございます。主なものといたしましては、甲賀市立信楽中央病院の朝宮出張診療所の移転に伴いまして、当該診療所の位置を改めるための条例を一部改正いたします。
 また住民基本台帳カードの有効期限が本年12月31日で満了となりますので、甲賀市住民基本台帳カードの利用に関する条例の廃止が1件ございます。
 次に補正予算4件についてであります。今回の補正は既定の歳入歳出予算にそれぞれ10億5887万4千円追加し、予算の総額を474億5606万2千円とするものでございます。歳出におきましては国の補助事業の採択に伴いまして、対象事業者への補助を追加するとともに、国のシステム変更に伴います、全国瞬時警報システムいわゆるJ-アラートの、新型受信機の導入に要する経費を追加いたします。また甲賀市投票区域再編計画の決定を受けまして実施する共通投票所の開設に要する経費、多数の要望がございました防犯カメラ設置補助を増額する他、故障によりますコミュニティバス更新のための経費を計上いたしております。一方、歳入におきましては額が確定いたしました普通交付税、前年度決算に基づく繰越金、寄付金などを計上し、所要の補正を行わせていただきます。合わせまして図書館情報システム更新事業など3件の債務負担行為を設定いたします。
 次に、その他案件3件でございますが、主なものといたしましては、甲南情報交流センター等空調設備改修工事におきまして、令和7年8月1日に執行いたしました一般競争入札の結果、株式会社福本設備と、2億2千万円で契約することについて、議決を求めるものでございます。
 以上、議案等40案件の概要の説明といたします。
 会見の後半におきましては能登半島地震復興支援特産品の販売について、日本スケートボード協会タイムアタックサーキット信楽大会について、ニンニンキッズフェスティバルの開催について、それぞれ情報提供いただくこととなっておりますので、各社におかれましてはぜひとも、それぞれの内容についてお取上げいただきますようお願いを申し上げ、私の方からは以上とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○質疑応答
≪記者A≫
 冒頭に市長が触れられました「くみ取り券の売上金の不足」ですが、私の方では発表翌日の8月13日付の紙面で「紛失隠蔽」というふうに掲載しました。事実はこのように書かれているわけですが、人間はミスもするし致し方がない部分はあります。私は、あまり影響がなかったら掲載を見送る。影響がある場合、例えば市民の皆さんに関係があるということでお知らせをする、という書き方をしています。この売上金についても、最初はミスの類だろうなと思って担当課の方に伺いました。非常に丁寧な対応はしていただきましたが、どうもこの資料を見ているのと違う印象が出てきました。額の多寡はともかく、事実としては発覚時点で10年近く経っていて、これが公表されていなかったということ。なおかつ記事にもありましたように、今年の7月23日に岩永市長に報告しているということは、つまり市長に報告していなかった。おそらく前市長もご存じなかったのではないのか。今の市長が3期目ですよね、3期目にして初めてこの状況になったと。なぜ分かった時点で市長に報告がなされなかったのか。しかも市長もおっしゃったように原因の特定に至っていない。これは一体どういうことなのか。「不足と言われるが、結局これは無くなっているということですよね。紛失とイコールですよね。」と尋ねたら「いや、それは第三者委員会のご判断で…」との回答だったのですが、いやいや、行方不明になっているということ自体は認めますよね。ずさんな事務処理だった、無くなっていたということですよね。要するに紛失していたということです。紛失してその原因が特定できていない。旧町時代の時もそうですけれども、少なくとも市になってからも分かっていた。慣例として、課内、部内でも先送りをされていた。いよいよ、この9月いっぱいで販売方式が変わるという時点で、これはもう先送りもできないなと。要するに自転車操業で来たわけですよね。それが口座振替で料金を徴収するようになる。今まで意図的に売上金の不足分、前月の不足分を当月の売上金で補填してきたが、不足分は永久に埋まりませんから、いよいよできなくなった。この時点で「不足」という形で発表したと。「不足」の意味について、私も1つ1つ聞いてみましたが「これはどうも紛失だぞ」ということで、いろいろと確認させていただいた上で、残念ながら、このように書かせていただきました。
 また時期が不明なものもある。しかも、くみ取り券は、20リットル240円。不明金の端数で見ると説明がつかないですよね。これもどうなっているのか。場合によっては「紛失」ということではなくて、最悪の、あまり言葉にもしたくないですけれども「横領」という可能性だって、旧町時代の分も含めて否定はできないですよね。
 第三者調査委員会の立ち上げというもありますけれども、どのようなメンバーなのか。すでに他紙の報道では、弁護士、或いはその大学教授も含めて、とあるんですけれども、果たして本当に中立性を保った調査委員会を立ち上げることができるのか。どこまで踏み込んだ調査が行われるのかということです。私は正直に言って、これは思い切って行かないとダメだと思います。最初は「ベタ記事」くらいで考えていたのですが、これはどうも危ないぞ、ということで突っ込んで書きました。事実を確認したうえで、ですよ。
 岩永市長にお伺いしたいのですが、第三者調査委員会を立ち上げたから、後で「しゃんしゃん」で終わらせることがないようにということですよね。本当にどうなのかなと。そういう疑念がちゃんと担保されるのかということ。それがきちんとした公開の場でやれるのかどうか。問題は深刻です。額の多寡もそうですが、組織的な隠蔽だと、私は報道しました。その後、市の方からは反論というのはいただいておりません。ですけれども、こちらはきちんと調査・取材をした上で書かせていただいた。要するに組織的な隠蔽というのがあって、トップも7月23日までご存じなかったと。これをどのように説明していくのか、市長の受けとめをお伺いします。
【市長】
 有難うございます。調査委員会のメンバーとか、あとは公開の有無に関しましては担当の方からお答えをさせていただきたいと思います。今、記者Aさんがおっしゃった通り、事務処理が当時適切でなかったということは、もう明らかであります。その原因を、平成18年から19年に内部調査委員会を立ち上げて究明に努めておられるということで、もちろん調査委員会ですので、その設置や報告については、当時のトップである市長には上がっておりますので、このような事案があったということは、当時の市長は認識をされていたはずだというふうに考えております。内部の調査委員会を立ち上げて「原因が特定できなかったと」いう調査結果が出ておりますので、本来ですと、その結果を受けて補填の処理なり何なりをしておくべきだったのではないかと、今振り返れば私の立場から申し上げますと、そういう対処が必要だったのではないかというふうに考えておりますが、そういった指示等がなかったということでありました。その後も、担当の方で、後程申し上げますけれども内部の調査を継続して引き続き実施をいたして参りましたが、やはり原因の特定には至らなかったということで、今回、くみ取り券の廃止をさせていただくタイミングにあって、当時は町民の皆様方からお預かりした貴重な料金がどうなってしまったのかということを再度、第三者委員会によって、しっかりと原因究明に努めていただきたい。その報告を待たせていただきたい。その報告の中身によって今後の対応をしっかり私の方で指示を出したいということに至ったということでございます。今申し上げたところが経緯でございます。旧町時代のことでもございますし、内部の調査委員会が立ち上がったのが平成18年、19年ということで、20年近く前のことでもございますので、当時どういう状況であったのかということを確信は得られるものではありませんが、今私に報告が上がって、できることについてはしっかりと対応をさせていただきたいというふうに思います。以上であります。
≪記者A≫
 有難うございます。20年も前のことですが、分かった時点で210万円が無かった。そして補填ということが出てきた。何で補填するのですか。今回の議会で議案説明が当然出てくると思うのですけれども、どのようにして市から不足分を支払うのですか。その財源は。
【市長】
 それはまだ決定しているものではありません。私が申しましたのは、当時この調査委員会を立ち上げて、「不明」という結果が20年弱前に出ていると。その時に補填をするなり何なり不納欠損になるのか、ちょっと状況は分からないですけれども、いろんな手法があると思うのですが、そういった一定のキリを、その時点でつけておくべきだったのではないかというのが発言趣旨であります。
≪記者A≫
 すみません、大変よく分からないというか、腑に落ちないです。普通のことをおっしゃっていると思いますが、いわゆる納税者、私のような名もなき一般市民からするとですね、もうそろそろ議会が始まって、議会に説明しなくちゃいけないわけですよ。来年の3月、今年度中にやらなくてはいけない。処理をしなくてはいけない。それで第三者調査委員会の結果を待たずして予算執行されるはずなんですよ。そのことについて、きちんと説明しなければならないんじゃないでしょうか。
【市長】
 第三者委員会の結果を待たずに予算執行をするのですか。
≪記者A≫
 要するに、お金が足らないんでしょ。
≪担当部長≫
 第三者委員会の調査結果を、できる限り早めに取りまとめしていただけるよう、8月下旬にも立ち上げさせていただく形で準備を進めております。行政事務組合さんに迷惑をかけないためには、3月補正には上げる必要があると思っていますけれども、そこは間に合うかどうか、状況を見て判断させていただきたいと思っております。
≪記者A≫
 有難うございます。部長のご説明で「おや?」と思ったのが2つあります。今は補正予算に上げるかどうかということを市長から伺いたかったのです。これ結局どうなるんですか、不足分は。
【市長】
 第三者委員会で調査をしていただいて、その結果によると思います。
≪記者A≫
 不足分っていうのは、いずれ補填しなくちゃいけないですよね。それと「おや?」と思ったことをもう1つ。「できるだけ早く急いで取りまとめていただきたい」ってよく言いますね、事務方が。当時の調査でも分かっていないんですよ。それをどうやって急げと言うんですか。「急ぎ取りまとめていただく」というのは、立ち上げの時期は分かりましたが、お尻も切っているんですよね、きっと。
≪担当部長≫
 今回の第三者委員会の任期については、結論が出るまでという形で任期は定めておりません。
≪記者A≫
 「とりあえず予算執行しなくちゃいけない」ということは、おのずと決まってくるんですよ。2月とかね。予算案の枠組みを決めるまでに結論を出さなくちゃいけないことになるんですよ。逆算してどうですか、いつ立ち上げるのですか。
≪担当部長≫
 立ち上げについては8月の下旬を考えております。予算執行については第三者委員会の結果を見ながら今後の対応方針を決めさせていただきたいと思います。今年度中に補填できるか、いったんは何らかの立て替えという形で予算執行をお願いさせていただくか、そちらも調査委員会の結果を見ながら今後検討させていただきたいと考えております。
≪記者A≫
 答えになっていないです。任期のことを私は言っていない。今年度中の補正予算ということになれば、どうしたって年内いっぱいには取りまとめなきゃいけないはずですよ、タイムスケジュールとしては。場合によれば刑事告発。容疑者・被疑者不明のままでね。私は「横領の可能性だってある」と言いました。当時の調査でも分かっていないんですよ。市長も部長も、「予算執行」とか「補正予算」とかいう言葉を並べますが、もし「調査委員会を開きました。結論は分かりませんでした。」となった場合に、一体何で穴埋めするのかを伺いたいです。どこでどうやって穴埋めされるんですか。忘れたころに、時が経ってからじゃなく今言っておかないと。皆これ記者が集まっているんだから。各社が見ていますよ。どう思います。市長、答えてください。
【市長】
 補填が前提になっていますが、調査結果いかんによっては、どういう対処になるか分からないという状況でありますので、その財源というような話については、今まだお答えできるタイミングではないと思っています。原因がしっかり究明されれば一番良いわけでありますので、それについて最善の努力をこの第三者委員会にしていただく。その結果によって、どういう対応をしていくのかということについては改めて、しっかりと議会にも、もちろん市民の皆様方にも説明をさせていただくということであります。
≪記者A≫
 いつも大体この辺で私はやめるのですが、弊社の中でもこれはかなり悪質だなということで。新聞記事は何重のチェックも経て出るので、記者の思いだけは記事にはならないわけです。なので、これは場合によっては調査報道も必要だろうと思います。情報公開請求も甲賀市に限らずして行ったんですよ。今の時点で補填とかいう話もあるんですけれど、最悪の場合どうなりますか。本当に原因究明ができなければ、どうなりますか。仮に。
【市長】
 調査委員会がこれから立ち上がる前でありますので、仮にこうなったらこうだっていうような話は、今この段階で私から申し上げるのは適切ではないと思います。ただ、私に報告が上がって、それについて早急にできるだけ迅速にしっかり対応するということを、まず指示を出しておりますので、その中身について調査委員会には、期限とか、お尻とか、そういう話ではなくて、しっかり原因について究明をしていただきたいということでお願いをさせていただきます。まずはその調査を、推移をしっかり見守って、その結果によって私の方でどういうふうに対応していくのかという最終判断をしていくということです。これは普通のことですけれども。これ以上のことはちょっと今この場では申し上げられないということであります。
≪記者A≫
 分かりました。市長は「予断を与えることになってはいけない」ということだと思うんですけれども、その「判断」というのは「政治判断」になるということですね。
【市長】
 その報告書を受けて政治判断をするのかというご質問ですか。
≪記者A≫
 そういうことです。
【市長】
 今のところは、調査報告の結果いかんによって、どういう判断が求められるか分からないわけであります。政治的かどうかは明確に申し上げられませんが、何らかの判断をしっかりとして、一旦この事案については、しっかりと区切りをつけなければならないというふうには思っています。
≪記者A≫
 部長が最初に「迅速に取りまとめていただいて」という旨の発言をされた。これは録音していますからね。もう1つ「補正に間に合うように」というふうな発言。これは行政スケジュールですよね。それに対して第三者委員会といえども忖度される部分はどうしてもある。そこだけをとらまえてもらったら困るわけですけれども。要するに、その補填というのは「調査結果が出なければ先送りして予算執行せず、調査委員会の期限を切らない、徹底的に原因を究明してもらう」ということでよろしいですか。先ほど、最初おっしゃっていましたよね。「迅速に取りまとめていただく」という発言はどうなんですか。
≪担当部長≫
 先ほどの「迅速に」というのは、調査していただく書類等の取りまとめに一定期間をいただくのではなく、市としても求められた資料を迅速に出せるような形で、調査委員会にお願いさせてもらう予定です。予算については、広域行政組合に甲賀市が支払わなければならない約200万円を今年度中に納めないと、広域行政組合等に迷惑がかかりますので、状況を見ながら、補填するのか、一旦は立て替えになるのか、よそに迷惑をかけないようにするという意味で、必ずしも今年度中に補填ということで申し上げたつもりはなかったので、そちらの方についてはご理解いただきたいと思います。
≪記者A≫
 霞が関文学の引き写しはいかがなものかなと。そこだけカチンとこないでくださいね、市長は元・衆議院議員だと思うんですけれども。よく分からないですよ。私的には分かるんですけれども、一般市民が聞いたら怒りますよ、これ。要するに、補填ではないけれども、立て替えをする、お支払いをする。誰が払うの、このお金は。そこを聞いているのよ。市長にも、部長にも。全然お答えになっていない。一言で言えるじゃないですか。どこからこのお金が出てくるのですか。だから議会に案件を出すんでしょ、議案として。そういうことじゃないですか。そこまで聞く議員さんがいらっしゃれば良いですけれどもね。
【市長】
 いえ、先ほども申し上げた通り、市民、当時は町民の皆様からお預かりをした貴重なお金です。くみ取り料を当時お預かりして、それがどうなっているのかということについて、一旦は内部調査を平成18年から19年にしたけれど、判明しなかったという結果を私が引き継いで、「でも、それはならん」ということです。「じゃあ、しょうがないね」と終わらせているわけではなくて、「それはならん」と。1円10円でも貴重なお金をお預かりしたのだから、今回は第三者委員会にもう少し突っ込んで客観的にしっかりと調査をして欲しいという依頼を、今、しているという段階です。どういう結果が上がってくるのか、私はもちろん分かりませんので、それは結果が上がってきた段階で、適切な判断を私の方で最終的にしていくことになると思います。記者Aさんがおっしゃる通り、市民の皆様方から預かっている貴重なお金でありますので、その原因について、しっかりと第三者委員会を通して追及して欲しい、究明して欲しい、という段階に今あるということです。
≪記者A≫
 すみません、時間もあることなので、有難うございます。分かりましたけれども、結局、私がおっしゃっていただきたかったのは、お二人のどちらかから、特に市長から「一旦は一般財源から出さないといかん」ということですよ。そうじゃないですか。「お支払いをする」とかじゃなくて、市民の皆さんからの税金でしょ。何でその言葉が出ないんですか。とりあえず一般財源からでしょ。財源はどうなんですか。特別会計から出すわけじゃないでしょ。一般会計から出すんでしょ。そこをおっしゃっていただきたかったのです。「一般会計に組み入れて」と。違うんですか。要は一般会計から出すわけでしょ?違いますか?
【市長】
 一般会計から出さなければならないことになるかもしれないし、ならないかもしれない、というのが今の段階です。この調査の原因究明の結果によりますので、今私は、まずは当時お預かりをしたくみ取り券のお金がどうなったのかということについて第三者委員会を交えてしっかりと調査をして欲しいと。まずそれが一番大切ですので。その結果、それが一般財源から補填をすることになるのか、補填をすることにならないのか、それはまだ今のところ、結果が出ておりませんので、何ともそこについては申し上げられなかったということです。
≪記者A≫
 一般財源から出ることにならないかもしれない、だったらどこから出るのですか。可能性として考えられるのであれば。
【市長】
 いや、それはちょっと特に言及はいたしませんが、いろんな可能性はあると思います。どこに行ったか分からないお金がどのように戻ってくるのかということもあるでしょうし、どこからか補填をしなければならないということになるかもしれませんし、それは調査の結果を待たなければ、明確なことは申し上げられないという段階です。
≪記者A≫
 分かりました。いずれにせよ、見つかるということがあれば、一番良いですけれども。帳尻が合えば本当に望ましいことですけれども。もしこれが一般財源を使うことになれば、それだけの会見を開いていただいて、もちろん議会報告というのもあるでしょうし。あまりこの言葉を使いたくないですけれど、市として謝罪会計になりますよ、これ。もしそうなれば。認識はございますか。
【市長】
 結果がまだ出ておりませんので、どういう形で会見をするのかということについて、まだその考えが至っていない状況であります。ただ本当に今のところ申し上げられるのは、当時、旧町民の皆様方からお預かりをした、この210万3420円、その他不足分5万1367円について、それがどこに行ってしまったのかということについて、しっかりまずは調査をするということで、その結果を待ちたいと思いますし、先ほど部長が申し上げました通り、調査委員会を急かしたり、こちらの都合でお尻を切るのではなく、しっかりと調査をいただいて、その結果を、私にご報告いただきたいと思っています。
≪記者A≫
 有難うございます。もう終わりにしますけれども、分かりました。仮定の質問には答えにくいという部分があるということで受けとめました。もう一度伺います。これも仮定の質問になるかもしれないけれども、組織的な隠蔽に関しては、今のところその可能性もあるということに関してどうでしょうか。
【市長】
 まず平成18年、19年に内部調査委員会を立ち上げられて、その結果については、当時の市長もしっかりと認識をしていらっしゃいます。その後、本来なら何らかの対応が、しっかり指示として出るべきだったと思いますが、何らかの理由でもう少し内部調査を続けてみようと。おそらく当時は「このまま原因不明では駄目じゃないか」という思いがあって、その後、弁護士相談をかけたり職員の皆さんが努力を積み重ねて来られて今日に至っているという認識でありますので、私としましては、組織的に隠蔽しようとか、外部に出さないように、知られないようにしようといった行為はなかったと思います。
≪記者A≫
 有難うございます。市長への報告が7月23日にあったんですけれども、その時まで引き継ぎがなかったということですかね。担当課長が「報告する機会を失った」ということを私の取材にはお答えになりましたが、それはともかく、市長はこの210万円について、当紙の見出しで「紛失隠蔽」とした、このことに関しては、ご存じでしたか。
【市長】
 いえ、これは全く7月23日まで私が気づくことはありませんでした。
≪記者A≫
 その部分は引き継がれていなかったということですね。前市長からも。
【市長】
 そうですね、引き継ぎはありませんでした。
≪記者A≫
 行政の連続性から言うと、これは原課から「こういう事案もありました」ということできちんとね。市長というのはジェネラリスト、政治家でもあるので。これはやっぱり事務方の怠慢であるのかなと思いますが、この点に関して部長いかがですか。
≪担当部長≫
 申し訳ございませんでした。「何らかの進展があった時点で報告させていただこう」という形で、当時からの担当は考えていたと思うのですけれども、結局、市長に報告できるような進展がございませんでして、今まで報告ができていなかったことについては、申し訳ないと思っております。
≪記者A≫
 分かりました。それは「市長に対する報告を怠っていた」と言われても仕方がないわけですよね。一番大事な点ですよね。公金を預かっている者が、これを紛失していることをきちんとね。市長はしかも3期目ですよ。それに関してどう思われていますか。市民の代表ですよ。調査委員会を立ち上げるというのは岩永市長のご判断ですよ。夏休みの宿題で私も覚えがあるけれども、「もう間に合わない。仕方ないから隣の子のノートを借りて写すしかないよ」というくらいのところまで切羽詰まって、やっとここまで来た。自ら能動的にやろうとしたんじゃないんですよ。このまま行くとバレちゃうから、仕方がないから。しかも「不足」なんていう、ちょっと分かりにくい言葉をね。僕らが聞いて聞いて、やっと分かった話ですよ、これ。発表の仕方も悪質ですよ、あなた。どうですかその辺り。我々に対しての説明の仕方もすごく杜撰ですよ、これ。怠慢と言われても仕方がないじゃないですか。市長に報告していないというのは、市民にも報告していなかった。岩永市政というのは3期やっているんですよ。それに関してどう思います。
≪担当部長≫
 おっしゃることはもっともで、くみ取り券廃止の時期までに解決しなければならないということについては、こちらの担当部局でも把握しておりまして、それに向けて何らかの対応を打たなければならないという焦りはありましたが、解決策が見いだせず、市長に報告させていただける事ができていなかったことについては、申し訳ないと思っております。
≪記者A≫
 懲戒ものですよ。私もサラリーマンだけど、重要なことをやっていなくて、場合によっては背任罪に問われても仕方がないですよね、これ本当に。分からないけれど。私らサラリーマンは就業規則の中でやっているんですけれど、きちんとしたことを伝えていなかったというのは、就業規則で罰せられるんですよ。民間企業でもそうですよ。私も組織の人間ですから。行政だけがきついんじゃなくて、公金ですよ、これ。額の多寡にもかかわらず、あなた方それはね「岩永市政に対しての裏切りだ」って言われても仕方がないですよ。
≪担当部長≫
 人事異動等でかなり替わっておりますので、その時どういった対応をされていたのか分からないですけれど、前市長からの引き継ぎ項目にあったのではないかと、担当が勝手に解釈していた部分はあるかと思います。こちらの方で、市長の引き継ぎであるとか、副市長の引き継ぎの資料を、今になって改めて確認しましたら、市長引き継ぎには、その項目が見当たらなかったということです。あえて隠していたわけではなくて、引き継ぎには入れられていなかったというところで、今回が初めての報告になってしまったことについては申し訳ないと思っております。
≪記者A≫
 さらっとおっしゃいますけどね、別に部長個人を責めているわけじゃないですけれど、市長には意図的に報告されていなかった可能性もありますよ、これ。でも市長は能動的な決断をされた。これを発表したのは、あくまでも市長。「第三者調査委員会できちんとしたうえで」と、この資料を出されてきた。しかし、この資料がすごくお粗末ですよ。私もこれをどう処理しようか悩んだ。それでもよく答えていただきましたけどね、担当課長には。正直に。嘘を言ったら、隠したら駄目だからね、これは。「言わなかったというのは、あなたが聞かなかったのでしょう」ということにはなるけれども。岩永市長ね、それは「怠慢であった」と言われても仕方ないですが、その点についてはどうですか。もう終わりにしますけれども。組織として。行政は連続性ですからね。「当時の引き継ぎが無かったから後のことはよく分からなかった」というのは、これは市として自治体として許されないことですよ。あなたというのは過去にさかのぼって責任を持たなければならない立場ではありませんか。「私はいついつからやっているから前のことは知りません」というのでは行政が成り立ちませんよ。その上の政治だって成り立たない。議員が出す資料に基づいて政治判断っていうのは作られるんですよ。1票1票の有権者っていうのは、そこに託しているんですよ、岩永さんに。託してきたんですよ。3期目ですよ。それに関してどう思われますか。すみません、個人に聞いているんじゃない。別にお答えにならなくても良いです。
≪担当部長≫
 今回、報告するにあたって、市長間の引き継ぎのメモ、参考資料を見たところ、初めてそこで引き継ぎ項目が漏れていたということに気づきました。おっしゃられるように、市長就任後8年も経っていますので、8年前の引き継ぎがどうだったかというところまでは、私が部長に替わったときに確認できていなかったのは申し訳なかったと思います。
≪記者A≫
 有難うございます。よくお答えいただきました。すみません。そこは本当に感謝いたします。私は追及するのではなくて、ちょっと言葉が、語気が荒くなったんですけれども、取材というのはお互いの共同作業でございまして、私もちょっと分を超えた部分があったことに関してはお詫び申し上げます。ここに関してはまた、経過を追ってお話を伺いたいと思っております。これに関しては他社さんも、いろいろ思うところがあると思うんですけども、いかがでしょうか。私は終わりです。第三者委員会のメンバーがいつ頃出るか、教えてください。
≪担当部長≫
 今月末までには、第1回目を開催させていただこうと思っておりますので、現在、人選中で、ほぼ決まっています。弁護士の方1名、学識経験者ということで大学教授1名、歳計外とか特殊な会計になりますので行政の仕組みが分かる方として利害関係のない県職員OBの方1名、あとは警察OBの方1名、合計4名の構成で考えさせていただいております。ご心配いただいた公正な判断ができるのかというところについては、私どもとしては、担保できるという思いでおります。
≪記者B≫
 8月12日発表の文章を私も読みましたけれども、他の案件があったこともあって、さっと斜め読みしていたところがあるんですけれども、非常に分からない、分かりにくい。改めて記者会見とか経緯を細かく説明してもらう機会を設けていただけますか。
≪担当部長≫
 改めての場については、第三者委員会を早々に立ち上げますので、その経緯を見て、タイミングをはからせていただきたいと思います。その他の細かい内容について、今お答えできることについては、担当課の窓口、記者連絡の時にも生活環境課の窓口を書かせていただいておりますので、随時聞いていただければ、分かる範囲内ではお答えさせていただきます。
≪記者B≫
 分かりました。では各記者が問い合わせれば良いということですね。第三者委員会っていうのが開かれましたよ、或いは立ち上がりましたよ、というのは、またいずれかのタイミングで発表となるのでしょうか。
≪担当部長≫
 必要でしたら、対応させていただきたいと思います。
≪記者B≫
 必要ですよ。その際は、その委員会というのは公開されるのですか。
≪担当部長≫
 非公開の予定をさせていただいております。そうでないと、なかなか自由な議論がいただけないというところで、ご理解いただけたらと思います。
≪記者B≫
「立ち上げました。この日にこういうことをやりました」そういうような概要の発表はあるという理解で良いですか。終わった後、第1回。
≪担当部長≫
 他の附属機関と同じような形で、ホームページ等で公開させていただきたいと考えます。
≪記者B≫
 なるほど。記者Aさんもおっしゃっていたけれども、非常にこれ、分かりにくいです。私の方も、ちょっと行かせていただくかもしれませんので、よろしくお願いします。
≪記者C≫
 お世話になります。2点教えてください。発覚当時に内部調査委員会を立ち上げられて原因究明には至らなかったという話ですけれども、その当時、第三者委員会が設けられなかった理由がもしあれば。2点目が、先ほど部長が「なかなか進展がなく、報告に至らなかった」というプロセスのご説明をなさいましたけれども、私の取材でも、先ほど記者Aさんもおっしゃいましたように、し尿くみ取り券の販売が9月いっぱいで終わるので、その翌月から、し尿くみ取りの業者に徴収を委託して口座振替になるタイミングがあるので発表に至ったと聞いています。逆に言うと、切り換えのタイミングがなかったら、ずっと発表するおつもりはなかったのか、というふうに見えるのですが、そのあたりのご認識はどんな感じでしょうか。
≪担当部長≫
 平成18年、19年度での調査委員会については、13回にわたって行われたのですが、おっしゃる通り、内部の調査委員会でしたので、結論が出なかった。そのときに、第三者委員会を立ち上げるという意見もあったと認識しておりますが、第三者委員会が立ち上がらなかった。その後、弁護士相談とかもしている記録は残っているのですが、どうして第三者委員会に、その後すぐ移行できなかったかについては、平成20年・21年度のことになりますので、そこまでがまだ確認できていない状況です。それと今回発表に至った部分については、「できれば、このタイミングまでに何とか解決したい。解決できた時点では何らかの形で説明ができる」と思っていたのですけれども、解決ができなかったということで、報告できるタイミングなくしていたというのが現状でございます。
≪記者C≫
 分かりました。有難うございます。

                                                              以上