○あいさつ・情報提供
【市長】
皆さんおはようございます。大変お忙しいなか、お集まりいただきありがとうございます。
10月に入り、令和7年度の折り返しをいよいよ迎えました。先週、9月24日には第4回甲賀市議会定例会が閉会し、提出した議案すべてを原案通りご認定そしてまたご決定いただくことができました。議員の皆様方にとりましては、任期最後の議会となりました。これまでの4年間の議員活動、また議会運営に様々な改革、変革をもたらせていただいたこと、深く敬意を表するものでございます。そして、10月19日には市議会議員選挙が執行される運びとなっております。新たに選ばれる議員の皆様とも、二元代表制のもと、しっかりと市政発展に尽くしてまいる所存でございます。
そしてご案内の通り、「国スポ」が開会中であります。県内の各会場で熱戦が繰り広げられていること、様々なメディアの皆様方も取り上げていただいております。市内では本日、ちょうど10時からプレーが始まったと思いますが、高校野球(軟式)の決勝が行われているところです。明日からはサッカー(少年少女)、明後日からは軟式野球(成年男子)が行われます。選手の皆様方に全力でプレーしていただけるように、スポーツはするだけでなく、見ること、そして支えること、知ること、市民の皆様に参加いただいて素晴らしい大会として終えられるように、しっかりと尽力してまいりたいと思います。
本日の案件につきまして私からその概要を説明いたします。
最初に「名神名阪連絡道路 住民説明会の開催」についてです。ご承知の通り、名神名阪連絡道は、名神高速道路八日市IC付近から名阪国道上柘植IC付近を結ぶ約30kmの高規格道路として計画されておりまして、現在、滋賀県と三重県が力を合わせて調査事業を行っていただいております。そうした中、道路交通課題に関する調査報告および今後の進め方について、住民説明会を市内で開催いただくこととなっております。地域住民の皆様の積極的なご参加をお願いしたいと思います。
次に、「万博レガシー共創イベント『こうかの遊び場2025』の開催」でございます。間もなく閉幕を迎えます、大阪・関西万博には、シグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」を中心に、本市からも様々な支援、関わりを持たせていただいております。そうした万博のレガシーを未来につないでいこうという目的で、クラゲ館のプロデューサーをされております、中島さち子さんらをお招きし、万博を振り返るトークライブまたワークショップなどのイベントを開催いたします。
次に、「立命館大学 びわこ・くさつキャンパス(BKC)への大型の信楽焼たぬき設置」についてです。本市は昨年度、市制施行20周年を迎えましたが、時を同じくして、包括連携協定を結ばせていただいておりますBKCが開設30周年、また大学の立地する草津市が市制施行70周年、南草津駅が開設30周年を迎えられる節目の年でもありました。そしてその節目の年を祝うとともに、学生の皆さんをはじめ多くの方に、この信楽焼のたぬきを目に触れていただくことで、認知度向上などを期待して、今年度中にBKC、南草津駅、草津駅の3か所に約180cmの大型たぬきを設置させていただくこととしています。その1体目の除幕式を、立命館大学キャンパスで開催されます「BKCウエルカムデー」に合わせて行うこととなっておりますので、お知らせをいたします。
以上、この3点の情報の詳細につきましては、後ほど、それぞれ担当から説明をいたします。
会見の後半では、その他情報提供として6件、それぞれ情報提供いただきますので、市政情報と合わせて取り上げてくだされば大変ありがたいと思います。私からは以上です。どうぞよろしくお願いします。
○担当より説明
○質疑応答
≪記者≫
万博レガシー共創のことですが、イベントは中島さち子さんが来られるので興味深いと思っているのですが、商工労政課でもお世話になった色々な出品物がありますよね?木のものや、スクリーンになったものなど。それらを「将来的に設置できれば」という声を地元で聞くのですが、どこかに置いてほしいとか、いろんな人の目に触れてほしいとか。閉幕まで少し時間がありますので、その方向性というのはどのように進めていこうと思われていますか。
あともう1つは立命館大学の件、これを機に草津と広い意味で湖南地域の連携をしていくのかなという印象を受けているのですけれども。草津市との今後の連携、文化的交流があるようでしたら教えていただきたいです。
≪担当≫
1点目の、万博レガシー共創について、万博会場でも信楽焼をはじめ地元の産品を色々と活用いただいております。それぞれ我々の所有ではありませんので、持ち帰ってきて設置するということは現時点では不可能ですが、万博会場のリサイクルのシステムが公表されていますので、動向を見てみたいと思いますし、実際にそういうことが可能であれば望ましいと考えております。ただし今は所有権等ありませんので難しいと思っております
2点目の、これを機に草津市との連携についてですが、現時点では資料にありますように、交流のシンボルとして設置するということで、これから色々と期待することはありますけれども、まずは設置させていただいて、これから住民レベルの行き来を期待するところです。これから交流のきっかけができたらと考えております。
【市長】
補足説明をさせていただきます。草津市との関係ですが、玉川学区のまちづくり協議会さんが、非常に甲賀市へ魅力を感じていただいていたところから、この話が始まりました。実は信楽ICから新名神を使えば、BKCのキャンパスまでは車で10分くらいという、非常に近い距離にありながら、どうしても大津・京都・大阪方面の交流をこれまで深めてこられたという事実がある一方で、草津市は特に新名神高速道路、そして亀山にできるリニアの駅なども含めて、西側ではなくこれから東側に目を向けてまちづくりを進めていきたいという意向も示していただいている中で、こうした甲賀市のシンボルをしっかりと草津市の集客場所に設置していくことによって、市民の皆様方にも京都・大阪方面だけではなくて甲賀市そして三重・名古屋方面への興味関心をしっかりと醸成していきたいというような、両市の目的が合って、今回のたぬきの設置に至っているというのが、これまでの経緯であります。
≪記者≫
たぬきですが、一度ではなく時期を分けて3体を設置される理由はありますか。また南草津駅、草津駅のたぬきも、同じ大きさであるかをお願いします。
≪担当≫
3体とも全長2m程度のサイズのものです。設置時期についてはそれぞれ相手方もありますので、集客といいますか「みなくさまつり」や「健幸フェスタ」、「マーケット」など、多くの人が集まるタイミングで開催していきたいというところで相手方と調整したものであります。
≪記者≫
信楽焼きたぬきは、陶土では最大級だと思うのですが、信楽のどこで作られているのかを教えていただきたい。
≪担当≫
作られたのは株式会社陶器屋の高原代表です。信楽焼の伝統工芸士、大物ろくろの伝統工芸士であります。信楽の強みはやはり大物ですので、伝統の技を使って作成いただいたところです。
≪記者≫
製作期間はどのくらいですか。
≪担当≫
およそ4ヶ月です。形にするのは早いのですが、大きな分、乾燥にすごく時間がかかりますので。
≪記者≫
3体で4ヶ月なのか、1体で4ヶ月なのか。
≪担当≫
1体あたりです。
≪記者≫
そうすると、4体×3か月の1年間かかったという形ですか?
≪担当≫
デザインとか相手方との調整が整い次第発注していますので、実際には重なっている部分が多いので、全体としては半年くらいです。3体でそれくらいです。
≪記者≫
10月11日に取材へ行けると良いのですが、もし行けなかった場合に、どこかで写真を撮ることができるのでしょうか。
≪担当≫
除幕式の状況も我々で撮影しますし、一旦置いてしまえば、ずっとそこに置き続けますのでいつ行っていただいても。オープンスペースに置いていただきますので、いつでも撮影していただけます。
○フリートーク
(特に質問等なし)
以上