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○あいさつ・情報提供
【市長】
 皆さんこんにちは。大変日ごろからお世話になり有難うございます。また定刻を少し過ぎてしまったこと、お詫び申しあげたいと思います。
 さて、去る10月25日から27日にかけて開催されました「障スポ」では、市内におきましても「ボッチャ」と「フライングディスク」の2競技を行っていただきました。先に開催されました国スポと合わせ、大変多くのアスリートや観客の皆様をお迎えし、無事に国スポ・障スポ2つの大会を終えることが叶いました。それぞれの大会関運営スタッフ、ボランティアの皆様、そして報道関係の皆様にも深く感謝申しあげたいと思います。まことにありがとうございます。
 また26日には、佳子内親王殿下が本市をご訪問いただきました。障スポの「フライングディスク」競技をご観覧になられた後、県立陶芸の森をご視察されましたが、市役所前やスポーツの森、陶芸の森の沿道には、多くの市民の皆様方が奉迎に並ばれ、佳子様におかれましては、終始、大変にこやかな笑顔で、ご対応くださったこと、大変印象的でもありました。ご承知の通り天皇家と甲賀市は、聖武天皇が紫香楽宮を造営されたことに始まり、昭和天皇の行幸を契機に「信楽焼の狸」が全国的に大変有名になりました。大変深いご縁があり、今回の佳子様のご訪問により、さらなる繋がりと親しみが生まれたものと、大変喜ばしく、光栄に思っているところでございます。
 それでは、本日提供させていただく案件について、私から少し概要を説明させていただきます。
 まず最初に「令和7年度甲賀市総合防災訓練の実施」についてであります。大地震等の災害発生に備えまして、防災関係機関等の相互協力体制の確立、ならびに市民の自主防災意識の高揚を図っていくため、甲賀町の鹿深夢の森と生涯学習館を会場に、11月16日の日曜日に総合防災訓練を実施させていただきます。
 次に、「ネイチャーポジティブ宣言および生物多様性パートナーシップ協定締結式、未来につながるエコフェスタ2025」についてです。こちらも会場は、鹿深夢の森一帯となっております。11月30日の日曜日の開催となります。全国植樹祭が開かれました2022年を「環境元年」と位置付け、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた様々な取り組みを進めておりますが、このたび「ネイチャーポジティブ宣言」を行い「生物多様性パートナーシップ協定」を締結させていただくことになり、「エコフェスタ」の開催に合わせて、お披露目の式典をさせていただくものでございます。
 また、次にございます「こうか木育フェスタ」も同時開催とさせていただきます。キッチンカーやマルシェなど、賑やかな催しとなりますので、11月30日の日曜日は、是非とも「鹿深夢の森」にお越しいただき、ご家族で楽しんでいただきながら、環境また木の文化への理解を深めていただければと思います。
 以上、この3点の情報の詳細につきましては、後ほど、それぞれ担当から説明を申しあげます。
また、会見後半では、「第5回こうなんだいいちメルカート」について、「甲賀駅改築20周年記念イベント」について、「近江・甲賀の茶めぐり「御煎印(ごせんいん)」の販売開始」について、「映画『侍タイムスリッパ―』上映会および関連イベント」そして「『第16回ロケーションジャパン大賞』ノミネート」について、それぞれ情報提供をさせていただきます。
 多くの内容となりますが、ぜひともお取り上げいただきますようお願い申しあげ、私からのご挨拶と情報提供といたします。どうぞよろしくお願いします。

○担当より説明

○質疑応答
≪記者≫
 11月30日に同時開催ということで、当日に取材するよりも事前紹介にしたいと思いますが、ざっくり言うとこれは「自然に親しもう」という趣旨でくくっても良いのかなと思っています。どっちもフリーなので、当日参加OKということですよね。環境的なイベントとしてくくっても良いわけですよね。2ついっぺんに紹介しようかと思っています。
 余談ですが、鹿深「かふか」というのを、私、最初に来た時に「ろくしん」と読んでいて、読めなかったのですが、「かふか」って、最近、忍者小説を読んでいたら、昔は「こうか」と言うんですかね?「かふか」というのはこれの名残なのかなと思ったのですが、そうですかね?そのようなことを小説に書いていた気がするので。違っていたらごめんなさい。
≪担当≫
 専門外ですが、おっしゃったように、市民憲章にも「鹿深」「かふか」とありますけれども、鹿深「かふか」というのは、もともとこの地域、鹿深臣「かふかおみ」という人が治めていた地域という風に聞いています。
≪記者≫
 それが甲賀「こうか」になったんですよね。
≪担当≫
 はい。鹿深(かふか)…かうか…甲賀(こうか) になったと。
≪記者≫
 そういう事ですよね。なんか忍者小説の一説にちらっとあった気がしたんです。
≪担当≫
 おっしゃったみたいに、水口の一部地域で鹿深「ろくしん」という地域はあります。ホールの名前として「鹿深「ろくしん」ホール」とついている施設もありします。
≪記者≫
 ですよね。「ろくしん」と読んでも間違いないですね?水口は。
≪担当≫
 はい、水口の地名は「ろくしん」です。
≪記者≫
 鹿深(かふか)は、「かふか」ですね?
≪担当≫
 はい。
≪記者≫
 ややこしい。で、これを「こうか」と読むんですよね。
≪担当≫
 これ以上難しい話は、また学芸員に確認してください。お願いします。
≪記者≫
 わかりました。はい。
≪記者≫
 市の生物多様性パートナーシップ制度を創設されるということですけれども、他市でも同様の制度があるように思うのですが、何か目玉というか、「ここが」という制度のポイントとか、他に無いところがあれば教えていただきたいと思います。
≪担当≫
 はい。大きな市町で生物多様性に取り組まれ、先駆けてされているところもあります。甲賀市内では将来的には地域と企業さんが一緒に手を取り合って保全活動していただきながら、自然を活用していただきたいですし、将来的には自然共生サイトの環境省の認定も視野に、そういった活動をどんどん企業と地域が取り組んでいただきながら、市全体で増やしていきたいと考えております。
≪記者≫
 これからだと思うのですが、こうした制度を利用される、締結される団体さんの見込みはあるんですか。
≪担当≫
 基本的には個人さんの所有地になってきますので、そこは地域の方や個人さんの地権者等々の協議を進めながら、やっていく必要がありますので、今のところは「ここ」というところは、まだありません。
≪記者≫
 後ほどで良いので、「この制度は何ぞや」という資料とかを頂けると有難いなと思いますので、皆さんに配っていただいても良いので、よろしくお願いします。
≪記者≫
 防災訓練の事で教えてください。3つの観点等を説明頂いて分かりやすかったのですが、今回初めて取り組まれる部分って、もしかしたらドローンだったりするんでしょうか。今までやってなかったけれども初めて行いますというのを、もう一度教えていただけますか。
≪担当≫
 今年度初めてと申しますのは、キッチンカーでの炊き出し訓練ということで、これについては温かい食事を提供できる形で進めていきたいと考えています。先ほどご意見いただきましたドローンにつきましては6年前に一度していますが、6年間空いていますので、もう一度ドローンについてはしていきたいと思います。またエフエム花での臨時災害訓練については、去年もさせていただいたのですけれども、今年は現地にリポーターを派遣いただいて、そこで進めていくということ。それと「はたらく車が大集合」ということで、若い、次の世代を担う子どもさん達に興味を持っていただきたいということで、車両を展示し乗っていただくようなことは初めてです。また、多文化共生推進室が県内初で進めております外国人防災リーダーですね、12時30分からその任命式をさせていただくようなところ、このへんがポイントかなと思っておりますので、取材して頂きますよう、よろしくお願いします。
≪記者≫
 外国人の防災リーダーの任命ですけれども、どういう方で、何人で、なぜという部分、ぜひ教えていただきたいです。資料があればいただけると有難いです。よろしくお願いします。
≪担当≫
 こちらで把握しておりますのは、市内で在留されている方で今のところ20人の申し込みがありまして、当日は10人くらいの方が参加いただいて、展示ブースでの協力を頂いたりする中で、任命式をされるということでございます。多文化共生推進室が担当しておりますので、資料の方はまた送らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
≪記者≫
 有難うございます。

○フリートーク
≪記者≫
 直接市政に関することではないですが、国政がらみの事で岩永市長に伺います。先日、ご存じのように維新が連立与党になりました。閣外協力ということではありますが。岩永市長は過去に衆議院議員時代に維新にいらっしゃったこともあります。古巣ということで何か御所感がありましたらというところと、あともう1点、10月30日に靖国神社に参拝されていますよね。その関連で今、高市首相は見送られています。ご自身は参拝されていますけれども、首相が参拝していないことに関して何か思うところがもしありましたら。よろしくお願いします。
【市長】
 維新が連立を組まれたことへの所感というのは、報道されている通り政策協議をされて、自民党も少数与党という状況の中で、いかに高市総理を誕生させるのかという、一つ大きなハードルと、そしてそれ以降の防衛、物価高騰対策、各政党の公約や事業をどのように実現していくのかという折り合いの中で、ああいった話が最終結論を得たという風に思っています。ただ維新という政党はもともと自民党の方が大阪を中心に結党された政党でもありますので、おそらく根っこの価値観はよく似ている政党だということも、私も衆議院議員時代に感じておりました。そうした中で、連立を組まれる前から国民民主さん、立憲民主さんもそうでしょうけれども、色んな関りの中で、少数与党の時代がしばらく、1年2年続いておりましたので、そういった中、水面下でパイプがあって、そういったことが最終、ああいう政治判断に結び付いたのだろうというのが、報道されている通りでありますけれども、そういった所感を持たせていただいております。
 靖国参拝というのは、近くの飯田橋で、ちょうど法務大臣表彰がありまして、戸籍事務に係る表彰を午前中に頂きました。それで午後から平川町の砂防会館というところで大会があって、それに出席するために天気も良いので歩いていこうかということで、職員さんと一緒に時間があったので靖国神社を見学して次の公務に向かったという事であります。
高市総理が参拝を見送られる云々について、私が何か申しあげることではありませんし、総理としてのご判断だろうなと思っています。
≪記者≫
 念のためですが、その参拝というのは、岩永市長が靖国に行かれたのは、玉串とかそういう話ではなくて寄っただけという意味でよろしいでしょうか。
【市長】
 もちろん。職員の皆さんは靖国に行ったことが無いということだったので、桜の開花宣言をされる桜の木などがあるので「この桜をもって日本の開花宣言ができるんですよ」とか、私も知っていた、東京にも住んでいましたので、本当に観光的な感じで少しだけ寄って次の公務に向かったというだけの話です。
≪記者≫
 本殿とか拝殿までは上がられていない?
【市長】
 上がれないです。
≪記者≫
 分かりました。
≪記者≫
 録音OKですか?オフレコにしても良いですが。構いませんか?
 先般10月の市議選が終わりまして、なかなか激戦だったということです。今回の特徴として色々あると思うのですが、会派構成をみると落ち着くところに落ち着いたのかなと。第3極という話もちらっと聞こえたのですが。私も会派構成に関する記事で、誠翔会について市長与党であった最初の至誠会の流れを汲むという形で書かせていただいたのですが、今は名前が変更され瑞誠の会になったのですけれども、この瑞誠の会はメンバーを見ると自民の方ですね。凛風会の方は自民の方もおられれば、自民党に籍を置いて無所属で出られた方もおられれば、維新の方もおられるということですよね。瑞誠の会というのはどうなんでしょうかね。かつては至誠会という市長与党という経緯があったわけですけれど、市長の方ではなかなか言いにくいと思うのですが、瑞誠の会と言うのはどうなんでしょうね、市長与党という見方で良いのでしょうか。
【市長】
 それは会派に聞いていただく話でありまして、私が特別関係性を持っているわけではなく、全ての会派さんと、しっかり各議案についてまた市政の方向についてご理解いただくために、公平にと言うと少しおこがましいかもしれませんが、説明やお話をしっかりさせていただいていて、それぞれからご要望もいただきながら、予算編成時には極力、そういった内容が盛り込めるように努力をしておりますので、私の方からは特に、そういった認識は全く無く、市政の運営に当たらせていただいているということであります。
≪記者≫
 有難うございます。直接市政には関係ない事ですが、三連休中に話題になりました、新聞赤旗による報道について。これは市長には直接関係ない事とは思いますが、維新の会の藤田共同代表が、ビラ印刷費などの名目で2017年から2024年までに2千万円の支払い、うち9割以上、政党交付金などを、いわゆる第一秘書と言うか、ファミリー企業に還流させていたということが言われていたと。これは「違法ではない」いうことを藤田共同代表は記者会見の席で反論をしていたわけですけれども、今「身を切る改革」と言っている中で、政権与党に入った維新の共同代表たるべき人の、こうしたことが果たして国民の目に、有権者の目に、納税者の目に、どのように映るのかと注目される話ではあると思うのですけれども。市長はこの話をどう受け止められたでしょうか。いわゆる政治資金というものを、ファミリー企業ともいうべきところに還流させていたという事ですけれども。こうした資金の流れと言うか、このことについてどのように受け止められたでしょうか。
【市長】
 詳しい話を分かっていないので、何があったのか良く分からないですが、おっしゃるとおり、違法性は無いのだろうと思います。政治の広報物というものは特殊なルールもありますので、選挙関連の法律なり、そういったことを熟知していらっしゃったという説明であったという風に思います。それで今後、維新の中で規程を設けて、「そういったことはしない」というルールを設けたということは、やはり国民の皆さんからの誤解というか、身を切る改革を党是としている維新にとっては、相応しくなかったことだろうと思っていますので、今後そういったことが無いようにされるのではないかと思います。
≪記者≫
 有難うございます。今後こういった税金還流ということは、また政治家というのは他方で色々事業とかをされていらっしゃるので、こういったことが問いただされるというのは、まま出てくるのかなという風に思っています。岩永市長としては身の処し方と言うか、こういった問題に対してはどのように対処していきたいとお考えでしょうか。
【市長】
 私たちは本当に限られた地域の中で暮らしておりまして、もちろんファミリー企業ということになると別でしょうけれども、多分ほとんどの議員の方は、近い友人や、そういうところに色んなお願いをしながら政治活動をしていらっしゃるというのが、日本全国の現実だという風に思います。どこまで近いとダメなのか、どこまで離れていれば良いのかという線引きは、必ずしもはっきりしないだろうなという風には思いますが、とにかく身内とか、公設で給料を得ていらっしゃる方とか、そういうところについては今後、遠慮していこうというのが、もしかしたらこのニュースをきっかけに、全国的な流れになっていくのかなと思います。
≪記者≫
 分かりました。有難うございます。
≪記者≫
 先ほどの防災訓練との絡みでもあるのですけれども、外国人の方を初めて防災リーダーに任命されるということで、そうした防災での取り組みを含めて、外国人の方に期待するところというのを、改めて一言いただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。
【市長】
 ご承知の通り、もう6%に迫る外国人市民が甲賀市にお住まいでいらっしゃいまして、文化も違えば言語も違うという中で、市民一人ひとりの命を守るということを考えるときには、こういった防災リーダーが中心になって、それぞれの母国語や、それぞれ自身の暮らしてこられたバックグラウンドの違いなんかも、きめ細やかに肌感で分かっていらっしゃる方が、リーダーを務めていただいて、この意識を高揚していくことは、これからの大切な取り組みになってくると思います。もちろん私たちの分からないこともたくさんありますので、そういったリーダーの皆さんの様々なご意見をお伺いしながら、多文化共生をより進めていくようにしていきたいというところであります。以上です。
≪記者≫
 有難うございます。
                                                              以上