○あいさつ・情報提供
【市長】
大変お忙しい中お集まりをいただきありがとうございます。まず冒頭、市議会3月定例会でご審議をいただく議案の説明をさせていただきます。
新年度予算案件が9件、人事案件が1件、条例制定案件が1件、条例改正案件が7件、補正予算案件が5件、その他案件が2件でございます。私からはその概要について説明させていただきます。
まず、新年度予算案件として、令和8年度甲賀市一般会計予算についてです。皆様、ご承知の通り、全国的に自治体を取り巻く財政状況は、大変厳しさを増しております。本市は、これまでから計画的に財政運営に注力をしてきたところです。現在のように、材料費また労務費が著しく高騰する一足先に、合併特例事業債を有効に活用しながら、将来、真に必要な公共施設の整備を終えることができてきております。また昨年度の市制施行20周年に続き、今年度は万博また国スポ障スポといった大規模なイベントも無事に終えました。そして令和8年度は、いよいよ次の20年に向けた1歩を踏み出し、確実に前へと進めていく年になると考えております。そうした中、国では、地方に投資を呼び込む産業クラスターの形成に向けた取り組みが現在進められているところですが、県内一の「ものづくりのまち」そして、新名神高速道路を初めとした交通の優位性、まとまった工業用地確保の可能性など、甲賀市の持つポテンシャルを最大限に生かせるチャンスを決して逃すことなく、国の動向を注視しながら、急な投資にも対応できる準備を整えていくことが必要になってくると認識しております。また頻発する自然災害、急激な物価高など、想定外の事態にも対応していくための対策、そして財政的な蓄えである基金の残高を、今後数年をかけて中長期財政計画に定める80億円まで積み増しができるように、部局横断的な予算編成に、今年度取り組んだところであります。的確に将来を見据えた中で、前例踏襲だけではなく、時代の変化に対応し、より足腰の強い自治体をつくるという思いで、予算編成に臨ませていただいたということを、まずは大前提としてお伝えをさせていただきます。
これらを踏まえた上で、令和8年度予算編成は、総合計画第3期基本計画で定めた重点目標「オール甲賀で目指す 若者・子育て世代に選ばれるまち」を目指し、新しい豊かさに溢れる甲賀スタイルの実現に向けた予算と位置付けております。予算規模は一般会計の総額で445億円、これは対前年度比17.2億円、率にして3.7%のマイナスです。
続いて、甲賀市の次の20年をつくる、持続可能な自治体運営を図るため特に進めなければならない4つの視点、これは地域共生社会の実現、公共施設の合理化、未来への投資、そして市役所力の強化、この4点です。また、今年度設置した「わかもの会議」より令和8年度の施策構築に向けた提言をいただきましたので、この提言を取り入れた事業についてもあわせて説明します。
1点目の地域共生社会の実現についてですが、地域住民の複合複雑化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制を推進していくため、重層的支援体制整備事業に引き続き取り組む他、近年、本市においても深刻な問題となっております単身の高齢者などが、人生の最終段階で頼れる人がいないことから生じる身寄り問題について、「身寄り問題ガイドライン」を活用した、多機関協働による権利擁護支援体制の構築をして参ります。
2点目の公共施設の合理化では、老朽化が著しい信楽小学校について、複数年をかけて校舎の改築とあわせ信楽児童クラブの集約化を実施する他、「第2次甲賀市小中学校再編計画」と、「甲賀市子育て支援設備支援施設の整備方針」に基づき、「甲賀市公共施設等総合管理計画」との整合性も図りながら、よりよい教育保育環境の提供を目指した取り組みを進めて参ります。
3点目の未来への投資につきましては、地域が発展をするために、重要なプロジェクトへの投資として、貴生川駅周辺整備事業、また名神名阪連絡道路の早期実現に向けた要望、そして定住人口及び定期利用者の増加を促進していくため、土地区画整理事業に係る、JR草津線の沿線の住宅地の整備にも取り組んで参ります。
4点目の市役所力の強化につきましては、多様化、複合化する市民ニーズ、また行政課題に適切に対応していくという目的で、組織体制の見直しをこれまで検討して参りました。主な内容としましては、市政運営に係る迅速な、また効率的な意思決定、戦略的なシティプロモーションを推進するため、市長公室を新たに設置。そして人口増加の起点となるエリア形成を推進していくために、都市政策部を新たに設置するとともに、出生または転入など、戸籍住民異動に関する手続きを1階のフロアで完結していただけるよう、配置について見直すこととしております。
次に、わかもの会議からの意見を参考に取り組む事業ですが、若者定住促進事業では結婚に繋がる出会いの支援、商工業者人材確保支援事業、工業会運営事業では若者従業員による職場の「推し」を伝えるウエブサイト「KOKA LOOK BOOK」の継続拡充、そして公共交通の利用促進事業では、観光客を誘致する上で重要なポイントとなる2次交通の充実に向けたニーズ調査の実施、そして今年度実施される予定の滋賀県知事選挙では、大型商業施設での期日前投票所、そして移動期日前投票所の開設などを実施して参ります。貴重なアイディア、ご意見を踏まえ、若者・子育て世代に選ばれるまちの実現にしっかりつなげて参りたいと考えます。
その他の主な事業としましては、総務費では、令和11年度からの計画期間となりますが、「第3次甲賀市総合計画」の基本構想の策定に着手します。民生費では、すべてのこどもの権利が守られる、幸せな生活を送ることができる「こどもまんなか社会」の実現を目指し、「甲賀市こども基本条例」を制定し、「甲賀市こども計画」を策定します。衛生費では、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、一般家庭と事業所の水道料金を2ヶ月間、減免するため、水道事業会計に基本料金相当分を補助します。農林水産業費では、令和9年度に「全国棚田サミット」を甲賀市で開催させていただくことが決定していますので、その準備に必要となる経費を計上しています。商工関係では、甲賀流リアル忍者館にバスの乗降所を整備していく他、令和9年度の大型観光キャンペーン「滋賀デスティネーションキャンペーン」の開催に向け、広域的かつ効果的な観光誘客を目指した取り組みを進めていきます。土木費では、公民連携による水口スポーツの森の再整備に向け、事業者の募集を行うための指針の作成等に係るアドバイザリー契約を委託します。そして教育費では、こどもたちにとってより良い教育環境を将来にわたり安定的に提供していくことを目的とし、「第2次甲賀市小中学校再編計画」に基づき、保護者の皆様方の理解をいただきながら学校再編を進めて参ります。また、本年10月に多羅尾カントリークラブで開催されます、「日本オープンゴルフ選手権」では、ジュニアゴルフレッスン会の参加児童・生徒を対象とした見学会も実施し、ジュニアゴルファーの育成にも努めます。一般会計の当初予算の概要については以上とさせていただきます。
その他、新年度の予算関係として、令和8年度甲賀市国民健康保険特別会計予算他3件の特別会計の予算、及び令和8年度甲賀市病院事業会計予算他、3件の企業会計予算となっております。次に人事案件につきましては、教育長の任命同意が1件です。次に条例制定案件につきましては、「甲賀市特定乳児等通園支援事業の運営に関する基準を定める条例」の制定が1件。本市におきましても、令和8年4月から、いわゆる「こども誰でも通園制度」を実施することに伴い、国に沿った運営基準を定める条例について、制定をするものです。次に、条例改正案件につきましては、上位法令が改正されたことに伴い改正を行う「甲賀市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」の他、6件となっています。次に、補正予算案件としてまず、「令和7年度甲賀市一般会計補正予算第10号」についてです。道路維持補修事業、そして団体営土地改良事業など、国県の補助採択、そして追加割り当てに伴う事業の追加、及び事業費の増額、寄附金を財源とする備品等購入費及び基金積み立て、また入札差額、そして事業費の確定により不用となった予算の一部を減額するなどにより、歳入歳出予算からそれぞれ、1億1403万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額を、488億7879万7000円とするものです。その他補正予算案件としまして、「令和7年度甲賀市国民健康保険特別会計補正予算第4号」他3件となっています。その他案件といたしましては、甲賀市信楽産業展示館の指定管理者に、公益財団法人滋賀県陶芸の森を指定することにつき議決を求めるもの他1件となっています。以上、議案等25案件の概要の説明とさせていただきます。
次に、議案以外の3案件についてですが、まず「紫香楽宮フォーラム未来へつなぐ紫香楽宮跡」の開催について説明します。令和8年は、紫香楽宮跡が国の史跡に指定されてから100周年に当たります。この記念すべき年に紫香楽宮跡のこれまでの歩み、また最新の発掘調査の成果を報告するとともに、「未来へつなぐ紫香楽の宮」と題したシンポジウムを開催します。
次に、令和8年度の忍者月間のイベントについてご案内します。2月22日、忍者の日を中心とした忍者月間、2月から3月になりますが、今年も様々なイベントを市内外で予定をしています。「忍者の里・伊賀甲賀」は、全国104件の日本遺産のうち、9件しか選ばれていない重点支援地域の1つとなっております。今は特別重点支援地域、「日本遺産プレミアム」の指定をめざし、機運を盛り上げていきたいと考えております。
次に、「甲賀映像祭2026~紡ぐ~」及び、「第8回日本国際観光映像祭」、合わせて映画「うみが通り過ぎたあとに」完成上映会の開催についてです。「甲賀映像際」は、映像作品を通じて甲賀市の景観、また歴史文化などの魅力を市内外に発信するとともに、若手クリエーターを発掘育成することを目的に3月20日、あいこうか市民ホールで開催する予定としております。今回はさらに3月18日から20日にかけて、「日本国際観光映像祭」という、国の内外のすぐれた観光映像を募集また表彰をする国際的なコンテストを誘致、開催します。甲賀市を舞台にした映画「うみが通り過ぎたあとに」の完成上映会も同時開催する予定です。本市は今年度、「文化芸術振興条例」の施行をしたところです。その初年度にこうした映像や映画を通じたまちづくりの表現を多くの皆様にご覧いただけること、大変楽しみにしておりますし、期待しております。
それぞれ詳細は後程、担当から詳しくご説明します。また記者会見の後半では、「東海道土山宿まちなかひなまつり」、「東海道検定」、「甲賀流忍者が出没!沿線美化の陣」について、それぞれ情報提供いただく予定としておりますので、各社様におかれましては、是非とも、お取りあげくださいますようお願い申しあげ、私からのご挨拶と情報提供させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○担当より説明
○質疑応答
≪記者≫
当初予算に関し、甲賀市独自かつ新規の、特に力を入れることを教えてください。4つの視点それぞれ1つずつでも挙げていただけたら。
≪担当≫
当初予算資料の16ページをご覧ください。わかもの会議の意見を取り入れた事業ということで、5つ事業を掲載しています。若者定住促進事業の中で、「結婚に繋がる出会いの支援」としてマッチング事業を開催します。次に工業会運営事業では、市内企業の若手職員が職場の「推し」を紹介する媒体パンフレットを制作されるということで、市独自の事業として今年度もしていますが拡充し、紙のパンフレットに加え動画等も取り入れていきたいと考えています。今年度に関しては「県内初」という事業は特にないです。
≪記者≫
県内初じゃなくて構いません。甲賀市として新規に予算化された事業かつ独自のものがあれば。例えば地域共生社会の実現、公共施設の合理化、このあたりで今回初めて予算化された事業、新規の事業、市独自のものを教えてください。今お伺いすると、マッチング事業で351万円。これしか新規独自がないのかと思ったので、他にあったら教えてください。
≪担当≫
資料の21ページ、若者定住促進事業で、先ほど申しあげたマッチングイベントがあります。さらに結婚マッチングシステム登録料補助が新規事業になります。県が運営する「しが結」というマッチングシステムです。続いて22ページ、移住定住促進事業です。地域プロジェクトマネージャーを雇用し移住定住促進事業を進めていくという内容です。次に30ページ、市民環境部のページで、窓口業務改革に伴う関連システムの導入で1500万円。窓口に来た市民の方のスムーズな対応を目的として、新たな案内システムを導入します。次に51ページ、貴生川駅周辺整備事業で、北口ロータリーの改修工事8000万円。物件移転補償費が各1億8500万円と、2億円。貴生川駅の南口の用地を購入する予算で土地と建物、物件移転補償という名目で、合計3億8500万円。次に53ページ、虫生野東部土地区画整理事業です。新規事業ではないですが、1年では終わらない土地区画整理事業です。令和7年度予算額が5300万円で、令和8年度には、1億4500万円。最後に59ページ、橋梁長寿命化事業です。野田橋の長寿命化工事で予算額が1億3000万円です。
≪記者≫
プララのバス発着場整備は、予算書の中ではどこですか。忍者に関する予算は唯一これなのかなと。
≪担当≫
予算書の245ページに観光地関連施設整備事業という項目があり、甲賀流忍者館外構整備工事の1800万円です。
≪記者≫
甲賀市を特徴づけるものなので、サマリーの中に入れてくださったら非常にわかりやすいのですが。予算書の中で私も見つけられなかったので、これは何かピックアップしてくださると良いなと思っています。それと主要事業というのは前年度からの継続事業が大半を占めると言っていいでしょうか。
≪担当≫
はい。
≪記者≫
他社からも意見が出ていますが、新規は新規で項目を分けてくださると非常こちらとしても見やすいのかなと。必要に応じて取材はしますけれども、その辺りをちょっと教えていただければ嬉しいです。それともう1つお伺いしたいのは、歳入で市税が前年度比0.1%減となっていますけれども、これの要因は何なのか教えてください。円安に伴う物価高騰の影響はどうですか。企業業績が堅調ということなので前年度はかなり大幅に市税が増えています。前年度比6.4%高かったと思いますが、今回0.1%減というのは、円安と物価高が企業業績と関係しているのでしょうか。その要因を教えてください。
≪担当≫
市税の方ですね、おっしゃる通り、前年度はプラスで見ていました。今年度はマイナスで。
≪記者≫
そのプラスは6.4%増ということで数字はよろしいですか。今回0.1%マイナスということなので、その要因は、繰り返しますが、円安とそれに伴う物価高ですよね。それによる企業業績及び市民生活、住民税があると思いますが、そうした影響はどうでしょう。分析されていると思うのですが。
≪担当≫
市税全体ということで。1%になっています。税の方ですけども、大きくは、市民税、固定資産税、軽自動車税がございます。市民税には個人と法人がございます。個人は、控除の引き上げが国から示されていますので、マイナス20%で見込んでいます。令和7年度の市民税、個人市民税の決算見込み額に基づき、当初予算は計上しています。また、法人も、令和6年度決算がかなり好調でした。それに基づき令和7年度も増で見込みましたが、こちらも令和7年度決算がかなりマイナスになりました。それに基づき、法人もマイナス5.1%で見込んでいます。次に、固定資産税です。固定資産税は、プラス2.4%で見込んでいます。こちらも土地、家屋、償却資産がございますが、土地はほぼ横ばい。家屋の新増築また償却資産の増により、2.4%の増を見込んでいます。軽自動車税はマイナス3.2%。こちらは環境性能割の制度廃止が国から示されていますので、減で見込んでいます。主な内容は以上です。
≪記者≫
ありがとうございます。それと市債の残高は。
≪担当≫
予算書の最終ページに市債の資料が載っています。令和8年度末の市債残高は417億9000万円です。
≪記者≫
例年、弊社では、新規事業と継続事業を分けて列記しているものですから、新規事業は純粋な新規事業、継続事業は継続事業で、分けてわかるようにしていただけると非常に助かるのですが。
≪担当≫
資料に落とし、本日配信させていただきます。
≪記者≫
先ほど市長からのお話の中で、単身の高齢者が頼れる人がいないことから生じる問題に関して、「身寄りのないガイドライン」に関心をもちました。これに関して予算上、事業として何かついていたりするのか後で教えてください。
≪記者≫
今年度、マイナスになっている主な要因を簡単に教えていただければ。
≪担当≫
資料2ページです。様々な要因がありますが、主な要因としては、国スポ障スポの終了、大型育苗施設の補助終了です。国スポ障スポの開催経費が約2億円、施設維持修繕が1億円、合計3億円程度の事業が終了しております。また、市内の育苗施設の補助も約7億7000万円の事業が終了になっています。また国が昨年、定額減税補足給付金事業をされており、この事業費は約5億円がなくなっています。
≪記者≫
わかもの会議で出ていました、次の知事選からの移動期日前投票所ですけれども、甲賀市でされるのは初めてかということと、どういったシステムでされるのか、どれぐらいの規模でされるのかというのも、後でメールいただいても大丈夫ですので、よろしくお願いします。
≪担当≫
甲賀市では初めて、移動投票所を導入するということは、その通りです。詳細は後日報告ということでお願いします。
≪記者≫
わかもの会議の概要に関して改めてお伺いしたいと思います。終わった後で結構です。
≪記者≫
映画「うみが通り過ぎたあとに」で確認したいのですが、語りは安藤サクラさんとありますが、これはどういった経緯でこの方に決まったのか教えていただきたいです。
≪担当≫
映画を監修いただいている方の知り合いのテレビプロデューサーの方に紹介いただきました。
≪記者≫
国際観光映像祭について教えてください。3月18日から20日までの3日間ということですが、これはその3日間どういうことが行われるのかということと、授賞式自体は何日にあるのか。
≪担当≫
18日が前夜祭となっています。2日目となる19日の朝から開会式を始め、甲賀市を舞台に作った映像などの発表会や、映像関係の人たちが集まってのフォーラム。映像の評価を踏まえて、最後はその日の晩に皆さんパーティーすると同時に、海外のゲストの方々に甲賀市内をエクスカーションとして回ってもらいます。授賞式自体は、20日の午後3時以降から7時までの時間を予定しています。
≪記者≫
取材する場合は、何時にどこで、というような情報は頂けるのでしょうか。
≪担当≫
もう少し直前になりましたらプログラム詳細が見えて参りますので、改めて記者様の方に、提供させていただきたいと思います。
≪担当≫
国際観光映像祭は、実は今日の晩ぐらいに受賞者を発表するところでして、海外から来られるだろうという方もいらっしゃるので、せっかくだからその国のことしゃべってもらう時間とか、これからプログラムを組みますので、直前になったらもう少し明確に出せると思います。よろしくお願いします。
≪記者≫
和歌山大学の観光学部がJR西日本ときのくに線で「きの活」というのをやっていると聞きました。信楽高原鐵道と、びわこ学院大学も協力しており、その先行事例として「きの活」が考えられるのかなと。
≪担当≫
和歌山大学観光学部とJR西日本和歌山支店さんは、災害協力からスタートしています。津波が来た時にどうやって逃げるかというところから。今回の映像祭も草津線を含めて、この地域の活性をもくろむということもあり、JR西日本さんからも協力いただく予定になっています。
≪記者≫
同じ鉄道絡みで、甲賀もそういう動きがありますので、それの成功事例なのかなというなことでお伺いしました。
≪記者≫
忍者衣装の作業員による水口城の日程ですけれども、もし決まっているようでしたら。
≪担当≫
本日中にお送りさせていただきます。
≪記者≫
市長にお伺いしたいのですが、先月26日からライドシェアが甲賀地域でも始まりましたけれども、土山町に続いて2か所目で、甲賀のライドシェアについて期待されるものと或いは土山町でどのような効果があったのか、今後、甲賀市域にもっと広げていかれるおつもりがあるのか、お聞かせください。
【市長】
土山のライドシェアは大変ご好評をいただいております。もちろんバス路線との関係があるので、おおよそ中学校単位エリアの中でのライドシェアということですが、路線バス運転手不足の中で、きめ細やかに移動ができない地域に、すごく好評いただいておりまして、想像以上に活用いただいている状況ですので、甲賀エリアでも同じように活用いただければと思いますし、特に観光の2次交通としても活用いただけるよう、ライドシェアを考えておりますので、例えば甲賀町ですと油日神社や忍者の拠点もたくさんあるエリアですので、そういった連携についても、観光協会と話しながら、活用いただけるように。もちろんお買い物や病院といった高齢者の皆様方の移動支援にもさらに活用いただけるよう進めていくことと、全市エリアを対象に、このライドシェアを進めていくことしか今はこの移動支援を支えていく策がありませんので。今後は多分、技術開発で自動運転とか、今も滋賀県が彦根で実証運転を始めましたが、ああいうものも少し時間がかかりそうですので、ライドシェアを中心に、きめ細やかな移動支援に努めていきたいです。
≪記者≫
市長にお伺いしたいです。1月30日に「まるーむ」で、19時から2時間にわたって、土山に計画されている安定型最終処分場の住民説明会を事業者が主催されました。その前は地元の土山で開催したこともあるそうですけれども、水口地域では初めてということでありました。私は取材して先日記事にさせていただいたのですけれども、2階の大きな部屋ですけれども、満席で立ち見が出るぐらいで、子連れの方もかなり来ていて、最後まで。市民じゃない方もいらっしゃいましたけれど、ほぼ市民の方で、何か懸念とか不安、疑問の声が圧倒的で、はっきり言って賛成の声はその場ではなかったと私は記憶しています。説明会の開催日数が足りないとか、まだこれについて知らない人たちが多いといった声ですとか、琵琶湖がそれで汚されたら滋賀県全体が問題になるといった、環境を懸念する声があったのですけれども、岩永市長としては、これに対して、どういうふうに、事業に対してどういうふうに思われているのか。県が絡む話なので、直接じゃないかもしれませんが、思うところがあれば、お聞かせ願いたい。
【市長】
まず私が滋賀県知事宛に出している意見書をご覧いただきましたでしょうか。もうその通りであります。細かいことを申しあげるときりがないですが、今予定をされている場所というのが、流域下水が通っていないところで、要は地下水、そして河川に、すべてそこから出た処理水も排出されることが大前提になっているんですね。甲賀市はクリーンセンター滋賀という県が設置した管理型の最終処分場が立地しているところです。管理型そして流域に処理水を流さない、下水にすべて繋いで流すという管理型のところでさえ原因不明の汚染水が、出るはずもない汚染水が出たということも教訓として考えると、本当に野洲川は甲賀市だけではなく湖南市も含めて水道水に活用している、大変大切な河川ですので、徹底的に、安定型ではなくて本当に管理型に近い形、そしてその処理水は下水に流していくということを大前提に。そして防水シートも安定型は必要ないということになっていますけれど、その辺の考え方等を二重の防水シートもしっかり設置して、念には念を入れた管理運営をしていただかなくては、万が一があってはならない流域ですので、そういったところを知事に対し甲賀市としてはかなり強く求めているということで、意見書をすべて説明するわけにはいかないですが、そういったところでかなり危機感持っているというところです。
≪記者≫
市長意見を出されたということで私も拝読しましたけれども、事業者が説明会をされたのですが、シートのお話もありましたけれども、そういった内容とか、なかなか知ってもらえないっていうところがあるのですが、それに関しては、今、相手さんにどう思われますか。
【市長】
これについては、軽々に私から申しあげられないタイミングです。私たちの意見書をもって知事の意見書も出されました。「甲賀市の言っていることにしっかりと配慮するように」という一文が加えられたということは、私たちの意見を無視しないようにと県の指導だというふうに思っています。ただ、これについては、どこまでいっても法的には努力義務になって参ります。これから知事の意見に対して、事業者さんがどうされるかということについて、また書面を提出され、それを県の審議会の方で是非をしっかり問いながら一定のやりとりが出てくると思いますので、今、明確にその事業者さんが、こういう姿勢であるというところについては、おそらくニュアンス的には多分皆さんに伝わっているはずですけれど、まだ公式として文書で県に対して提出されている段階ではありませんので、そのあたりについては、まだちょっとコメントできるようなタイミングではなく、大変申し訳ないですがご理解いただければと思います。
≪記者≫
県内で最大級、というふうに見込まれていました安定型産業廃棄物最終処分場は、9割方、県外、滋賀県外からのゴミが搬入されると、産廃が搬入されると聞いているのですけれど、これに対し市長は色んなところで、市民と接する機会があると思いますけれども、必要性とかそういう市民への浸透とか理解っていうのは得られていると思われますか。
【市長】
理解は得られていないと思います。
≪記者≫
わかりました。どうもありがとうございます。
≪記者≫
滋賀県外から9割という話ですけれども、例えば自治体が造成する最終処分場と違って受益がないわけですよね、地元の人に対して。日常の不安だけじゃなくて、おそらく風評被害ということになってくるかなと。土山茶というのがブランドとしてありまして、これが大きく毀損されることだと思われます。ここに作って、住民にとって何1つのメリットもないし、風評被害を防ぐのは、なかなか難しいのではないかと思われるのですけれども、そのあたり自治体として、市長がなかなか権限的に難しいというのも重々承知の上ですけれども、地元として生産者とか販売業者の方々とどのように連携して動いていくのかということに関してはどうでしょうか。
【市長】
非常に心配をしています。風評被害については、全国的に見てもこの安定型が設置されているその周辺でとれたお米なんかも風評被害で全く売れないような状況など、ニュースでも取り上げられているのが実際ですので、その風評被害というのをすごく、地場産業の産地として心配をしていますし、だからこそ県に対してはかなり厳しい意見書を出させていただいて、そういった風評被害に繋がらないような事業施行を求めている状況ですが、一方で法がそれを許してしまっている現状もありますので、私たちが乗り越えられる壁ではないですが、やっぱり将来に責任ある地元としては、最大限県に対して、また国に対して、できることは何でもやっていこうと思っていますし、風評被害についてはすごく心配をしている懸念事項です。
【市長】
最後に、予算書のことですけれど、見づらくて申し訳ないと思いますし、もうちょっと「見える化」、記者の皆さんや市民の皆さんにわかりやすい、何をどうしようとしているのかという将来展望も含めたところを、この予算資料の中でまとめていきたいと思うのですが、結構、継続事業でも中身をごろっと変えて、新しい取り組みって結構やっているんです。だから項目としては新しいところは少ないかもしれませんけれど、今回はその辺りの中身についてかなりリニューアルしている項目がたくさんありまして、ただこれは予算書では見えてこないことですので、そういったところ今日いただいたご意見を参考に、しっかりしていきたいと思いますので、ご理解いただければと思います。ありがとうございました。
以上