川やプールなどの水遊びは夏場の楽しみの一つでありますが、毎年、全国各地で水の事故が起こっており、楽しいはずの水遊びにも危険が潜んでいます。楽しい毎日を過ごすためにも、次の『 水遊びの8つのやくそく』を守りましょう。
水遊びの8つのやくそく
◆子どもだけで水辺に近づかない、遊ばない
声が聞こえる、すぐそばにいる、子どもは泳げるから大丈夫、と考えてしまいますが、川はプールとは違い、深さや流れが急に変わることがあります。また、プールだから安心ということはありません。深さ20センチメートル程度の幼児用のプールでも溺れた例は数多くあります。
◆川遊びではライフジャケットを着用する
水遊びのライフジャケットはシートベルトと同じくらい重要とも言われており、浮力を高める上で効果的な道具です。体のサイズに合ったライフジャケットを着用しましょう。
◆川やプールサイドでは走らない
川には大きな石など、つまずきやすいものがあります。また、プールサイドは濡れており、 滑りやすくなっているので、足元に注意して歩きましょう。
◆川や海では素足で遊ばない
夏休みの時期は、日差しで足元の石や砂が熱くなっていて、ヤケドするおそれがあります。また、ゴミやガラス等が落ちていてケガをすることもあります。
◆ぬげにくい靴を履く
留め具のないビーチサンダルなどは、川や海の流れで流されてしまうことがあります。また、川の中の石にはコケがついているので、すべった拍子にぬげてしまうこともあります。そして、脱げたサンダルなどの流されたものを取ろうとして、自分が川に流されてしまうこともあります。
◆子どもから目を離さない
川では、ほとりではなく川下で見守りましょう。
◆川の様子を観察し、上流の空の色と水が濁ってきていないかをこまめに確認する
上流で雨が降ったら、急に水かさが増してきます。気象情報や雲の様子を確認し、水が少しでも濁ってきたら、すぐに子どもを川から離してください。
◆こまめな休憩と水分補給をとる
冷たい水の中に長くいたり、服が濡れたまま日かげにいたりすると、暑い夏でも、唇が紫になって、ガタガタ震えてしまうことがあります。こんなときは、タオルで体を拭いてから乾いた服に着替え、温かいものを食べる・飲むなどして、体を温めましょう。
熱中症対策としても帽子をかぶり、こまめに水分補給や塩分補給をしましょう。
※万が一のときは
万が一、川で流された時は、まず助けを呼びましょう。そして、近くにあるペットボトルなど水に浮くものを流されている子どもの川上に投げ入れてあげて、パニックでむやみに体を動かさないよう、また、落ち着くように声かけをして、助けが来るのを待ちましょう。
正しい知識と対策を
楽しい活動するためには正しい知識と必要な安全対策が必要不可欠です。事前に気象情報を確認する、ライフジャケット等の必要な装備を準備するなど、一人ひとりが「水辺は危ない」という意識を持ち、無理のない計画を立て行動しましょう。
★甲賀市青少年自然活動支援センターでは、自然体験の活動を行っている市内の公益的な機関や団体、個人を対象にライフジャケットの貸出を行っています。 地域での青少年等の自然体験事業やご家族でのレジャー活動にぜひご活用ください。 ⇒ 詳しくはコチラ
◎こちらもご参考ください
・国土交通省 ミズベアソビガイド
・公益財団法人河川財団 No More 水難事故2023
・公益財団法人日本ライフセービング協会 守ろう!いのち 学び合おう!水辺の安全