市では、市内にある身近な風景の魅力を発見し、愛着を深めていただくとともに、甲賀市の良さを市内外に発信するため、「であい・こうか八景」を選定しました。
「であい・こうか八景」は市民の皆さんから推薦のあった場所を、有識者による選考委員会で絞り込み、さらに市のプロジェクトチームで検討を重ね決定、2009年12月5日に行われた甲賀市市制施行五周年記念式で発表しました。
当市の八景では、豊かな自然や歴史を背景とする、特徴的な風物をあげています。これらは、季節や時間、天候など細かな条件によって、人それぞれが異なる魅力を持っています。心に残る八景は十人十色、皆さんのそれぞれの「であい・こうか八景」を思い浮かべてみてください。
であい・こうか八景プレゼンテーション(WMV 9.85MB) ※音声は流れません。
「であい・こうか八景」について
甲賀市は市政5周年を迎え、当市の優れた史跡や豊かな自然を守り育て、共有しあいながら発信していくため「であい・こうか八景」を選定いたしました。
八景は、滋賀県と姉妹都市である中国は湖南省、洞庭湖の「瀟湘八景」が起源とされ「近江八景」をはじめ、各地域で定められています。
「であい・こうか八景」の選考
皆さんからご応募いただいた候補地を、選考委員会により選定をいただきました。
であい・こうか八景の選考基準
- 甲賀市の豊かな自然環境を象徴するもの
- 未来に残したい、伝えたいもの
- 甲賀に暮らす私たちの誇りとなり、訪れる人々の感動を呼び、地域文化の発信地となるもの
「であい・こうか八景」は、風景を8つに特定せず、甲賀市の豊かな自然や歴史を背景とする、特徴的な風物を8つあげています。
「みんながつくる住みよさと活気あふれる甲賀市」の象徴
甲賀市内の魅力ある自然の風景 であい・こうか八景
1.びわ湖の源流
鈴鹿山脈の御在所山に源を発し、甲賀市を貫流する野洲川。その支流では、春は桜、初夏は蛍、秋は紅葉、冬は雪景色など、見事な四季折々の風景に出逢えます。
2.陶都の山容
信楽では、笹ヶ岳をはじめとする峰々の稜線の美しさ、山道に咲く市の花「ササユリ」、渓流から流れる神秘的な「鶏鳴の滝」など、高原ならではの自然に出逢えます。
3.豊かな田園
良質な米を育てる甲賀の田園では、春は緑の早苗が風になびき、秋は黄金色の稲穂が頭をたれ、その風景は、豊かな甲賀の風土に出逢えます。
4.お茶のふるさと
日本最古と伝えられる茶産地や、滋賀県下一の生産量を支える広大な茶畑では、初夏のころには緑豊かな風景と、ふくいくたるお茶の香りに出逢えます。
5.甲賀の里を望む
日本真鍮の元祖が祀られる庚申山からは甲賀の里が一望でき、眼下には国史跡に指定された「城跡」や日本の動脈「新名神」が望め、甲賀のいまむかしに出逢えます。
6.東海道の道しるべ
古城山は、東西南北どの方向から見ても山容を同じくせず、古来より交通の要衝にあって、街道を行き交う旅人の目印となり、また、東海道の土山・水口では宿場町として栄えた往時の息づかいに出逢えます。
7.甲賀の車窓から
甲賀市では、信楽高原鐵道・JR草津線・近江鉄道の3つの鉄道が自然の中を走る姿に出逢えます。里山をはじめとする鈴鹿連山など乗客の心を和ます四季折々の風景にも出逢えます。
8.甲賀のにぎわい
甲賀市には、住む人々の心意気により生まれ、脈々と受け継がれてきた祭りや伝統芸能が数多くあり、人や文化に出逢えます。さらに、新しく生まれた文化が、まちのにぎわいを広げます。
心に残る八景は十人十色
季節や時間、天候などの条件やそのときどきの気持ちにより、人それぞれが感じとる、異なる魅力をもっています。
甲賀市をもっと「知りたい」「行ってみたい」と思っていただける『であい・こうか八景』でありたいと願っています。
人と人との出会いの場
「人 自然 輝きつづける あい甲賀」のまちづくりに活用してまいります。
あなたの心の中の 『であい・こうか八景』 大切に残していきたいものです
※1~4:甲賀市を知っていただくための選考地、5~8:甲賀市を訪れていただくための選考地