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otogizensyu
 小波は読み物としてのお伽噺作品を数多く創作していますが、それと同時に演劇で使用する戯曲の執筆をしています。小波が最初に執筆した戯曲作品「新年狂言/春駒」は博文館発行の雑誌『幼年玉手函』第一編に掲載されました。この作品は三人の少年が馬の玩具を取り合うお話しで小波が少年世界の主筆となる前に執筆された作品です。
 また、明治33年(1900年)頃ドイツを訪れた際に観覧した舞台劇を日本でもやってみたいという思いから執筆された「お伽芝居/春若丸」は明治36年(1903年)6月に発刊された『少年世界』の定期増刊号に掲載されました。小波によって多くの戯曲作品が執筆され、舞台上演された作品もありました。
 両作品は舞台化されませんでしたが、読み物としてのお伽噺だけでなく、子ども向けの劇にも関心を寄せていたことがよく分かります。小波の代表的な作品を収録した『小波お伽全集』の中には両作品が収録されています。




『小波お伽全集』第四巻芝居編
 当館蔵

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