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 平成29年度から令和元年度にかけて実施した信楽焼の調査成果をまとめた『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書』と資料編を令和2年3月に刊行しました。

 今回の調査の成果として、信楽焼の歴史、製造技術、釉薬、加飾、製品について記録したほか、とくに信楽では、まち全体で焼物づくりを伝承し、採土、製土、成形、施釉、焼成、販売に至るまで、焼物にかかわる多様な専門的な職種が網の目のように絡まりあい、人びとの暮らしとも密接に関わり合っていることを紹介しています。

 あわせて刊行しました資料編は、調査により得られた多くの資料から、近代以降の信楽焼をより深く理解するための資料を抽出しました。
・幕末から明治初期の信楽焼の技術が初めて体系的に記載された明治5年(1872年)の信楽焼生産の技術記録
・信楽焼が「伝統的工芸品」の指定を受けるにあたり信楽陶器工業協同組合が昭和50年(1975年)に作成した冊子。指定内容の技術・技法について、詳細が記されています。
・1967年以来信楽を訪れ、調査を行ったルイズ・コート氏の調査成果をまとめた『信楽 陶工たちの谷(原書名:"Shigaraki, Potters' Valley")』のうち3章を翻訳。日本の陶磁器生産に携わる人々の暮らしを、英文で記した最初の研究書です。

 内容は専門的な部分もありますが、信楽焼の民俗文化財としての一面を詳述しました。

『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書』(緋色の表紙 248頁)
『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書 資料編』(深緑色の表紙 250頁)
 A4判 並製本 完売しました

 

※正誤表

 報告書に誤りがありましたので、謹んで訂正いたします。

 『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書』(緋色の表紙)正誤表(PDF199KB)
 『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書 資料編』(深緑色の表紙)正誤表(PDF139KB)

 

『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書』『信楽焼の製造技術 民俗文化財調査報告書 資料編』

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