認知症になったら何もできなくなるではなく、認知症になってからも、一人一人が個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができます。この考え方を「新しい認知症観」と言います。
認知症の人を含めた地域の一人一人が、この「新しい認知症観」に立ち、認知症の人が自らの意思によって、多様な主体と共に、日常生活及び社会生活を営むことができる共生社会を作り上げていくことが重要です。その一つである「こうか市チームオレンジ」の活動を推進します。
こうか市チームオレンジとは
認知症の人やその家族、認知症サポーター養成講座及びステップアップ講座を受講したオレンジサポーターを中心に構成された自主的な地域活動であり、市に登録している支援チームです。地域におけるボランテイア活動の一つです。
1.登録要件
下記のいずれにも該当すること
(1)本市に活動の拠点があること
(2)所属するチーム員1名以上が、本市が開催するステップアップ講座を受講終了していること
(3)認知症の人もチームの一員として主体的に参加できるように努めていること
2.登録から活動までの流れ
(1)「チームオレンジ登録申請書(様式第1号)」を市に提出する
(2)市が提出書類の精査を行い、「登録証」の発行を行う
(3)登録後、2か月以内に第1回のチーム員会議を開催する。その後は、チームごとに適宜活動を推進する
(4)当該年度の活動が終了後1か月以内に活動報告書を提出する
3.活動内容
・認知症の人を含む地域での活動支援活動(認知症カフェの手伝い、地域でのボランテイア活動等)
・認知症の人やその家族の個別支援活動(日常生活の見守り、外出の際の付添、話し相手等)
・認知症に関する地域での啓発活動(認知症月間の啓発活動、認知症キャラバンメイト活動、認知症研修会の際の手伝い等)
【甲賀市チームオレンジイメージ図】
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【参考】
〇チームオレンジとは…
近隣の認知症サポーターがチームを組み、認知症の人や家族に対して早期からの生活上の支援等を行う取り組み。
〇認知症サポーター養成講座とは…
認知症の正しい知識や対応方法などを学び、認知症の人や家族を温かく見守り支援するサポーターを養成する講座。甲賀市では、社会福祉協議会が開催しています。
⇒認知症サポーター養成講座(甲賀市HP内の別ページに移動します)
〇認知症サポーターとは…
社会福祉協議会が開催する「認知症サポーター養成講座」を受講された方で、地域で認知症の方を支援する活動を行う人。
〇認知症地域支援推進員とは…
市町が進めている認知症施策の推進役、または地域における認知症の人の医療・介護等の支援ネットワーク構築の要役として活動を展開する専門職。
甲賀市がチームオレンジで目指すもの
〇認知症の人の希望が実現できる
〇認知症の人とその家族が、地域で孤立しない
〇地域づくりネットワークの構築
こうか市チームオレンジ登録募集中!!
登録の申請用紙はこちらです
・チームオレンジ登録申請書(様式第1号)
〔Word(15.6KB)|PDF(100KB)〕
提出先・問い合わせ先
長寿福祉課 地域包括支援室
TEL:0748-69-2175
FAX:0748-63-4085
参考
(1)認知症施策推進大綱(厚生労働省HP(外部リンク))
認知症施策の基本的な方針が謳われています。
認知症施策(厚生労働省HP(外部リンク))
(2)共生社会の実現を推進するための認知症基本法 全文 (厚生労働省(外部リンク))
認知症施策を総合的かつ計画的に推進することが定められています。
(3)認知症施策推進基本計画(厚生労働省PDF(外部リンク))
認知症基本法に基づき国が定めた計画です。