昔あそび 鬼あそび
”鬼ごっこ”は追いかけごっこに対して、”鬼あそび”は昔の宗教的なおどりや、おごそかな信仰の行事が子どものあそびに変わっていったなごりだと言われています。
鬼あそびは、大人数でできるため楽しく触れ合っていく中で、コミュニケーションもはかれるでしょう。
鬼あそびのあそび方
歌をうたいながらあそぶものなど、さまざまなあそび方を紹介します。
いすとり
- 人数より一つ二つ少ないいすを用意してぐるぐる回り、「ストップ」の合図でいすを取り合う。
- 少しずついすをへらしていって、最後に二人で一つのいすを取り合うまでやる。
かごめかごめ
手をつないで円を作り、まん中に両手で目をふさいだ鬼がすわる。うたいながら鬼のまわりを回り、「すべった」のところでいっせいにしゃがむ。「後ろの正面だぁれ」で、鬼は後ろの人を当てる。当ったら、今度はその人が鬼になる。
- かーごめ かごめ
- かごの中の鳥は
- いついつ 出やる
- 夜明けの晩に
- ツルとカメとすべった
- 後ろの正面 だーれ
ネコとネズミ
ネコとネズミを決め、「ヨーイドン!」の合図でネコはネズミをつかまえようと、円の中、外を追いかける。円を作った人たちは、ネズミの味方になる。両手を上げたり、円をすぼめたりしてネコのじゃまをする。
雷さま
みんなで輪になってすわり、真ん中に雷さまがすわる。雷さまが「ゴロゴロゴロ」といっている間に小さな品物(ビー玉・おはじき・ボタン)を手から手へわたしていき、雷さまが「ドーン 」といったらストップさせ、雷さまはだれがその品物をもっているかをあてる。
手に何ももっていなくても、次に手わたすふりをして、雷さまをごまかすのも作戦である。
通りゃんせ
まず親を二人決め、親は手でアーチを作り、その下を子どもたちが歌いながらくぐりぬける。
「通りゃんせ通りゃんせ/ここはどこの細道じゃ」という子どもの歌に、 親は「天神さまの細道じゃ」と答える。「ちょっと通してくだしゃんせ」と子どもがたのむと「ご用のないもの通しゃせぬ」と親。この子の七つのお祝いに 「お札を納めにまいります」と子。「行きはよいよい帰りはこわい/こわいながらも通りゃんせ通りゃんせ」と歌の最後にアーチの下に来た子がつかまる。「地獄ごくらくえんま様こわい」と腕の中でゆすぶる。
花いちもんめ
横一列に手をつなぎ二組に分かれ、じゃんけんで勝ったほうからうたいはじめる。
- 勝ってうれしい 花いちもんめ 負けてくやしい 花いちもんめ
- となりのおばさん ちょいときておくれ 鬼がこわくていかれない
- おかまかぶって ちょいときておくれ おかま底ぬけ いかれない
- ふとんかぶって ちょいときておくれ ふとんビリビリいかれない
- それはよかよか どの子がほしい あの子がほしい
- あの子じゃわからん この子がほしい
- この子じゃわからん 丸くなって相談しよう
- A子ちゃんがほしい B子ちゃんがほしい
- じゃんけんぽん
- ○「勝ってうれしい」前に3歩進んで、足を上げ「花いちもんめ」とうたい、3歩後ろにもどる。
- ●「負けてくやしい花いちもんめ」 ○「あかさかまとめて花いちもんめ」
●「ふるさとまとめて花いちもんめ」 ○「あの子がほしい」
●「あの子じゃわからん」 ○「この子がほしい」
●「この子じゃわからん」 ○●「丸くなってきめよ」 相談して決める。
- ○「A子ちゃんがほしい」 ●「B子ちゃんがほしい」
A子ちゃんとB子ちゃんが出てじゃんけんをする。
- 負けた子は勝った子の 組みに入る。
仲間がどんどん減っていき、最後のひとりになってもゲームは続く。
もし、最後の一人がじゃんけんで負けたらゲームは終り。