華やかな色彩表現が魅力の赤絵は、12世紀末頃の中国・宋赤絵にはじまりました。日本には江戸時代の17世紀中頃、有田焼に伝えられ、後に九谷焼や京焼などに波及し、各地で独自の発展を遂げました。近江の湖東焼や湖南焼では、九谷焼や京焼の影響を強く受け、多種多彩な赤絵作品が生まれています。
滋賀県立陶芸の森では12月14日まで、九谷赤絵の優品を一堂に紹介する特別展「九谷赤絵の極致」を開催されています。本展ではその関連企画として、陶芸の森所蔵の湖東焼と湖南焼の名品から、華麗な赤絵の世界をご紹介します。
●会 期 令和7年10月25日(土曜日)~令和8年1月11日(日曜日)
●会 場 甲賀市土山歴史民俗資料館 第2展示室(滋賀県甲賀市土山町北土山2230番地)
●開館時間 10時~17時
●観 覧料 無料
●休 館日 月曜日、火曜日、11月2日(日曜日)、年末年始
●主 催 滋賀県立陶芸の森(協力:甲賀市)
●問 合せ 歴史文化財課 TEL 0748-69-2252 FAX 0748-69-2293

▲湖東焼・自然斎絵付「赤絵金彩玉堂富貴図皿」19C前半/江戸時代(撮影:井ノ尾保)滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵