かつて聖武天皇が天平15年(西暦743年)~天平17年(西暦745年)に営んだ紫香楽宮の跡地に史跡公園を整備しました。
史跡公園は竣工式(令和7年5月10日 10時)の開催後から供用開始し、年中無休・入園料無料です。
史跡公園整備の内容について
紫香楽宮の中心では、古代の宮殿の中心区画と同様に、正殿と東西脇殿の3棟の建物が南に開くコ字型で配置されていることが発掘調査によって明らかになっています。
紫香楽宮の中心建物のひとつである「西脇殿」は、全長約100mと推定される南北に長い建物で、東西の幅が約12m、約1,200平方メートルの面積があります。そのうち、およそ78m分を整備し、直径30cmのコンクリート製の円柱で建物の柱の位置を表示しました。
広場は、道路から西脇殿へのアプローチを兼ねて、現代から古代へのタイムスリップの区間に位置づけました。また、花畑には今後、地域と協力しながら、レンゲなどを育成し、周辺の田園景観との調和を図っていきます。
紫香楽宮跡宮町史跡公園が、西脇殿の大きさを視覚的に感じ、聖武天皇が造営した紫香楽宮に思いを馳せる場として活用されることを期待しています。

公園利用における注意点
条例により、以下の行為には5日前までの事前申請が必要です。
1.物品の販売やの募金等
2.業として写真または動画を撮影すること
3.興行、展示会、集会等の催しのために史跡公園の全部または一部を独占して利用すること
詳細についてはお問い合わせください。
参考
甲賀市史跡公園条例
甲賀市史跡公園条例施行規則
アクセス
〒529-1801 滋賀県甲賀市信楽町宮町1237
〈車〉 新名神信楽インターチェンジより5分
〈電車〉信楽高原鐵道 紫香楽宮跡駅より徒歩35分