
高齢者の帯状疱疹ワクチン定期予防接種について
帯状疱疹ワクチンについて、令和7年度から予防接種法のB類疾病に位置付けられ、定期予防接種として実施します。
新たな情報につきましては、決まり次第、ホームページなどでお知らせします。
詳しくは、厚生労働省ホームページをご確認ください。
帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水ぶくれを伴う赤い発疹が神経に沿って左右のどちらかに帯状に出現する皮膚の疾患です。発疹が見られる2~3日前から痒みや痛みを生じるようになり、1週間程度経つと発疹の多発・発熱・頭痛といった症状が見られることもあります。強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週間ほど続きます。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
帯状疱疹は70歳代で発症する方が最も多くなっています。
帯状疱疹ワクチンとは
帯状疱疹ワクチンには、生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)と組換えワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)の2種類があります。接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件などが異なりますが、いずれのワクチンも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
【接種条件】
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生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン
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組換えワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)
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接種回数(接種方法) |
1回(皮下に接種) |
2回(筋肉内に接種) |
接種スケジュール |
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1回目の接種から2か月以上の間隔を置いて2回目を接種 |
接種できない方 |
病気や治療によって、免疫が低下している方 |
免疫の状態に関わらず接種可能 |
接種に注意が必要な方
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輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 |
筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。
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対象者(令和7年度)
※対象者には4月中旬に個別通知を送付します・
- 65歳になる方(昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生)
- 60歳以上65歳未満の方であって、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する方
- すでに65歳を超えている方については、5年間の経過措置として70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳(※)の時に接種する機会を設けます。※101歳以上の方については、定期接種開始初年度(令和7年度)に限り全員を対象とします。
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65歳 |
昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生 |
70歳 |
昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生 |
75歳 |
昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生
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80歳 |
昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生
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85歳 |
昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生
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90歳 |
昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生
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95歳 |
昭和 5年4月2日~昭和 6年4月1日生
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100歳 |
大正14年4月2日~大正年15月1日生
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100歳以上 |
大正14年4月1日以前に生まれた方
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接種期間
令和8年3月末まで
※組換えワクチンを2回接種するには、1回目を12月末までに接種してください。
※上記の接種期間を過ぎると任意接種となり、予防接種費用は全額自己負担です。
自己負担額
令和7年度の自己負担金は以下のとおりです。
生ワクチン:2,500円
組換えワクチン:6,500円(1回につき)
※接種自己負担金が免除される場合があります→接種自己負担金が免除される場合はこちら
接種医療機関
市内実施医療機関は「令和7年度 高齢者の帯状疱疹ワクチン予防接種 実施医療機関」をご覧ください。
※市外の医療機関で接種を希望する場合は市外の医療機関で接種を希望する場合はこちら
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