飼育のコツ
流れのある川にいるヤンマなどのヤゴは、飼育がむずかしいです。それに比べて、小川や水田にいるアキアカネなどのヤゴは飼いやすいです。
入手
5~7月、小川や水田の泥をあみですくったり、水草の根元を足でかきまぜながらあみですくう。
持ち帰り方
えら呼吸するヤゴなどの昆虫は、水と水草を入れたバケツや採集ケースで持ち帰る。
飼育するケースとヤゴのえさ
飼育ケース
飼育ケースに砂利を4~5cmの厚さにしき、飼育水を入れてエアポンプとろ過装置をセットする。
飼育ケースが大きければ、ろ過装置は不要。ケースのふたは、はずしてもよい。
えさ
えさは、ペットショップで売っているヒメダカやアカムシなど生きているえさをあたえる。
世話をする
食べかすはとりのぞく
水がよごれるので、食べかすはあみをつかってすぐにとりのぞく。
羽化がちかづいたら
ヤゴがえさを食べなくなったら、羽化が近い。水面から10cm以上でるように棒を立てて羽化の足場をつくる。
羽化したら
羽化し、羽がすっかりのびて乾いたら、外にはなす。トンボの成虫はとんで、ほかの虫をつかまえてえさにするので、飼育はできない。